第4話
UFO操る女子大生死に至る全力疾走の謎ミステリーサークルに描かれた密室の鍵!?
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カリスマ美容師の倉沢敦夫は音楽を流しながらバスルームに 入ると、黒服の男が突然進入し、彼を湯船に沈めて窒息死
させる。
その頃、朱美は大学のミステリー研究会を集めてビルの屋上に
来ていた。聡美ともえだけでなく、新入部員の高島美香と 鵜飼も連れ出されていた。今からUFOを呼ぶのだという朱美は
その方法をみんなに教える。 「ベントラー、ベントラー、スペースピープル」。
鵜飼は何故私がこんな場に呼ばれているのかと問うと、人数 が多い方が声が届くのだという。UFOはいるという朱美は
その根拠として、昨日合コンの帰りに聡美ともえと帰宅する 際に月明かりに手にされてUFOが飛ぶのを見たとのことだった。
ばからしいという鵜飼に対して、新入部員の高島美香も帰らな いかと同調する。ミステリー研究会とは推理小説やトリック
などの謎説きを研究する部ではないのかという。私は一年生 だが留年しているので一歳年上だという美香。
そんな中、突然悲鳴が聞こえる。 屋上から下を覗くと、男・中原圭介が大の字で倒れているの
を見る。すぐに下に降りて調べると、私たちは屋上にいたので 屋上より下の階から落ちたのかと疑う。しかし飛び降りたので
有れば額についた打撲痕と仰向けに倒れている因果関係の 説明が付かないという。後頭部は一切出血していないのだと
いう。そんな中近くの壁に血痕が付着していることから、 ここに額をぶつけて倒れたのだろうと推察する。朱美は反省
するあまり頭を壁に自ら打ち付けたのではないかという 突飛な推論を見せる。
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