夜のせんせい (2014年1月期・TBS・金曜22時枠) 脚本：林宏司 音楽：富貴晴美 プロデューサー：鈴木早苗、飯田和孝 演出：生野慈朗、山室大輔、池田克彦、大内舞子 第6話 第２部スタート！孤独な主婦の恋と男の野望、嘘、裏切り！ -------------------------------------------------------- 運命の瞬間・・・ 桜はイマイチクラスにに馴染んでいない、かえでや玲にイベン トインの仕事を手伝うよう告げる。 華は卒業アルバム製作を任されるが、なかなかクラスメイト に関して知らないことも多く、何とコメントを書いて良いのか 分からずにいた。 放送委員をしているものたちは、放送室で談笑する。 最年長の高倉は町工場で60年間経営し、そして安い中国製品 に押されて工場をたたんでいるという記事が掲載されていた。 歌舞伎町NO.1ホストだった山田はそんなしけた生活は嫌だと 語る。 優奈はキャバ嬢を辞めて商社マンと結婚することにした事を 告げる中、桜に対して、山田と真理がよく彼の勤めている ホストクラブに出入りしていることを報告する。 山田は大金をせしめて独立したがっているようだと語るが・・ -------------------------------------------------------- 山田と真理が一緒にいるところを目撃される。 山田はホストであり、真理は客として足繁く通っているが、 話によると真理は山田と相当つぎ込んでおり、家庭での夫婦 関係、家族関係がうまくいっていないことへの鬱憤した心の 穴を山田と過ごして埋めている事を知る。しかしクラスメイト であり仲間を利用して金儲けしようとしているのかどうか。 失敗した人生は取り戻せるのか否か。 馬鹿にしていた高倉から不遇な人生に対する現実と、どんな環境 からでも僅かでも喜びが与えられるということを教えられる ところは、夜間の学校ならではの年齢を超えた繋がり感を 興味深く表したエピソードかな。 閉塞感を感じて煮詰まっている山田に対して、現実を唱えつつも 生きていることの素晴らしさを語っていく。 人間ならば誰もが他人から認められたいとする思いがあるハズで それが生きるということの意味へと結びつけている人も多い だろう。尊敬されたいとする山田に対して、「手前は手前を尊敬 出来るのか」とする高倉の言葉は、普段はクラスの中でも主張せず ひっそり過ごしている人物からの発言ということも有ってインパクト は有ったし、普段ならば絶対に交わらないであろう町工場の元 社長とピークを過ぎたホストの繋がりがアル。 これまで同郷で有り、先輩・後輩というもっとも信頼に於けると 思っていた人間関係に裏切られて、半ば人間不信に陥っている であろう山田に対して、新たに一から築いても良いのではないか とする流れを示唆していく。 まぁ最後の金の流れは相当グダグダしてしまったし、相変わらず クラスの中でも力のあるものによって全ての解決を委ねてしまって いる部分も有るのだけど、少しずつそれぞれのキャラクターが クラスメイトというだけで力を貸している中に、普通のクラスメイト とは違う何かということを感じるところに繋がって居るところは 独特のものが有って良いのかな。 夜野桜 …… 観月ありさ (スナックのママ、定時制高校教師) 黒井華 …… 蓮佛美沙子 (元は日の出学院の昼間部生徒) 上武俊介 …… 田中圭 (生徒、自称不動産業者、トラブルメーカー) 上奈瑠奈 …… 大政絢 (日の出学院・数学、4-1組副担任) 山田一郎 …… 高橋一生 (生徒・歌舞伎町ホスト) 高倉富雄 …… 織本順吉 (生徒・蒲田の金型工場・職人) 橘かえで …… 新川優愛 (生徒・クール) 大神玲 …… 山本舞香 (生徒、貧しい家庭、ネグレストだった) 白崎桃 …… 清水くるみ (生徒、アイドルに憧れる、虐めの過去) 宇垣隆将 …… 太賀 (生徒・とび職、昼間部の生徒からかつあげ) 若杉公則 …… 岡山天音 (生徒・元野球部) 神戸優奈 …… 滝裕可里 (生徒、キャバ嬢・父と不仲) 木村政代 …… 江原由夏 (生徒、派遣・格闘技ジム) 砂川誠 …… 光石研 (日の出学院教員・創設者の孫) 武頼貞夫 …… 矢柴俊博 (日の出学院・主任教員) 柳島武彦 …… 中原丈雄 (日の出学院・校長) 梶原治 …… 大倉孝二 (生徒、漫画アシスタント・オタク) 宗村真理 …… 堀内敬子 (生徒、高校時代に妊娠) 外内耕介 …… 笹野高史 (生徒、年金生活者) 大澤雄大 …… 山本耕史 (生徒、手に怪我、漢字が苦手) 仙波剛三 …… 大杉漣 (生徒、オネエに転身) 凛凛 …… 池谷のぶえ (来夢来人のホステス) 聖也 …… 菊田大輔 (ホスト) 三条 LULU …… 松島庄汰 (ホスト、現在NO.1) 坂口和也、横井寛典、山田ジェームズ武、八田浩司 評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)