弱くても勝てます 〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜 (2014年4月期・日テレ・土曜21時枠) 原作 - 高橋秀実『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』 脚本 - 倉持裕 プロデューサー - 河野英裕、大倉寛子 演出 - 菅原伸太郎、池田健司ほか 主題歌 - 嵐「GUTS !」 第1話 変人！？教師の野望 -------------------------------------------------------- 『強ければ勝ち、弱ければ負ける。当たり前の事だ。当たり前 のことでは為す術無くただ立ち尽くすほかない。しかし13年後 まるで正反対の主張を叫ぶことになる。弱くても勝てる・・と。』 東大出身の田茂青志は、児玉教授の研究室が論文のねつ造疑惑 にさらされて助成金が下りなくなった事を知る。教授は一年で ねつ造疑惑を解消し、立て直すことを誓う中、一年間の空白が 生まれてしまう田茂ら研究員たち。 田茂は母校である小田原城徳高校の門をくぐっていた。 地元では超一流の進学校で、高校時代には野球部に所属して いた田茂は、今でも野球部が活動しているのを目にする。しかし 部員は試合が出来る最少人数である9名を下回っていた。 田茂たちがいた頃と変わっているのは共学校になっていたこと。 野球部には女性のマネージャー、樽見柚子の姿が有った。 田茂は先ずは自分を招聘してくれた校長の三条に逢う。 男女共学校になって2年が経つという。三条は田茂に一年間と いう約束で3年B組の担任と野球部の担当をしてもらおうとして いたが野球部は顧問の方は遠慮したいという。田茂は2年生の 時の練習試合の時に常東学院との試合で酷い失態をサラして いたのだった。 朝礼の際に田茂のことが三条より生徒たちに紹介される。 田茂は12年前の卒業生であり、東大出身。田茂は生徒達の前で 挨拶する。東大を卒業してもこうもあっさりと失業する時代 で保障してくれるものなどないということを。 -------------------------------------------------------- 昔の運動部というととにかく運動量・練習量がものをいう時代 とされていたけど、このドラマに於いては進学校ということを 利用して、野球という競技自体を別の角度から捉えて いく感じのドラマだった。 もの凄くつかみ所がないし、目の前にしている野球の競技に挑む 姿を見てホント、バカにするなと小一時間かと思わせつつ、万人が同じ 価値感を持って同じ競技に挑んでいるものではないんだなと 思わせるし、競技が上手い下手にかかわらず、その競技自体を 愛しているのかどうかでいることの気持ちは決して比例したり 反比例していくようなものではないというところが不思議な形で 主張として現れていた。 主人公の教師は見た目は冷めているけど、内々には熱いものが あるようだ。屁理屈のような理屈を並べ立てては、腐りきって しまっているような人物たちに対して、妙な力と新たな価値感 の与えていることは確かである。 何処まで本気で取り組むのか分からないし、あくまで理論は理論 理屈は理屈であって、実際のものとの整合性を図れるのかどうか。 最近のスポーツは頭を使えとか言われるけど、勝つための条件 というのは基本的にはその能力なり潜在性を持つだけの土台が 整っていないかぎり先ずは難しい。 相手に勝つのではなく、自分の目標に向かってそれを突破して いく物語としては容易に成立していきそうだけど、ちょっと 相手としては大きすぎるし、相対的に時間が足りないような 感じもする。 不良を更正させたラグビードラマ「スクール☆ウォーズ」に 於いても初戦の戦いに於いては109-0というスコア差で負けた 経緯がある。 あのドラマの利点の中には不良たちの持つ使い余していた 力をスポーツへと向けさせるということで成立していた。 このドラマに於いても短距離選手の能力を利用しようとしたり 目立ちたいがくすぶっている選手に舞台を用意するところ など面白く利用されたが、何の経験もない生徒たちに試合を させるという強引さはちょっと見ていて競技を冒涜している 感じには見える。まぁ野球が強い選手もまた酷い言葉を投げかけて いるし、言われても仕方が無いプレイをしているのも事実だし、 なんだかつかみ所がなかったな。 田茂 青志 …… 二宮和也 (3年B組の担任、野球部監督) 赤岩 公康 …… 福士蒼汰 (高校3年生の野球大好き球児) 樽見 柚子 …… 有村架純 (野球部マネージャー) 白尾 剛 …… 中島裕翔 (野球部唯一の実力者) 江波戸 光輝 …… 山�ｱ賢人 (キャプテン) 亀沢 俊一 …… 本郷奏多 (元吹奏楽部) 岡留 圭 …… 間宮祥太朗 (元陸上部員) 志方 英介 …… 桜田通 (2年生、補欠要因) 樫山 正巳 …… 鈴木勝大 (2年生) 牛丸 夏彦 …… �蜿r太郎 (2年生) 光安 祐太 …… 平岡拓真 (1年生) 伊勢田 秀人 …… 阿久津愼太郎 (1年生・メガネ) 増本 信樹 …… 荒川良々 (地理担当教師) 三条 光茂 …… 笹野高史 (校長) 谷内田 健太郎 …… 市川海老蔵 (野球部OB) 利根 璃子 …… 麻生久美子 (スポーツ専門誌「Trophy」西湘地区) 赤石 晴敏 …… 光石研 (公康の父) 樽見 楓 …… 薬師丸ひろ子 (柚子の母。喫茶店「サザンウインド」) 6歳の柚子 …… 平澤宏々路 -- 小田原城徳高校・3年B組 -- 中尾 和哉 …… 沖山翔也 土井 孝則 …… 高橋斗亜 松田 有紗 …… 中川可菜 秋風 優介 …… 中根大樹 三上 裕樹 …… 深瀬修人 田部 修一 …… 藤秀多 稲村 恭平 …… 嶺豪一 工藤 公一 …… 結木滉星 岡 将太 …… 吉田翔 -- 堂東学院・野球部 -- 桐生 晋太郎 …… 瀬戸利樹 近江 聡希 …… 宮里駿 箕島 省吾 …… 斉田雅宏 秋山 祐輔 …… 葛西優大 宇都 義弘 …… 舟津大地 春日部 優也 …… 野沢大悟 西条 竜次 …… 島丈明 峠 直介 …… 川原和久 (監督) 池本啓太、泉惠介、大倉裕貴、沖山翔也、柿本光太郎 笠松将、加藤雄飛、齊藤教兵、高橋斗亜、寺田真珠 中川可菜、中根大樹、花塚廉太郎、深瀬修人、藤秀多、嶺豪一 三村和敬、結木滉星、吉田翔、芳村宗次郎 瀬戸利樹、宮里駿、斉田雅宏、葛西優大、舟津大地、野沢大悟 島丈明 田村泰二郎、兒玉宣勝、平澤宏々路、高橋立、斧口智彦 山科亨、毛呂恭久