ゼロの真実 〜監察医・松本真央〜 (2014年7月期・TV朝日・21時枠)
脚本 - 大石静 音楽 - 井筒昭雄 演出 - 常廣丈太、片山修 / 星野和成 主題歌 -
湘南乃風「パズル」 ゼネラルプロデューサー - 内山聖子 プロデューサー - 中川慎子、浅井千端
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第1話
嘘をつく遺体VS解剖室の女帝
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ラブホテルで若い女性と中年男性が関係を持ち突然行為の最中 に男性が死亡する。腹上死で問題ないのではないかとするが、
突然真央が現場にやってくると、頸部に表皮の剥脱が有り、 シップの跡があることから、元々心筋梗塞の症状が有り、背後
から紐状の物で首を絞められたことによってそれが悪化した ものではないかという。
少し遅れて現場には、保坂、印田、屋敷などがやってくる。 保坂はラブホでの若い女性、刑事はギャンブル癖だとして世の中
は乱れまくっていると指摘する。 懸案について尋ねる。 印田は死後硬直が起きていないことから、死後2、3時間だろう
とし、シップの跡から心筋梗塞が疑われること。首を絞殺され たことによって心筋梗塞が悪化したのだろうという。これは
司法解剖に回すべきだという。真央の見立てとほぼ同じだった。
関東中央監察医務院。
出社すると真央が逆立ちしていることに職員は驚く。 あの時ラブホにいた女だ・・という保坂。真央は今日からお世話
になることになったと告げる。彼女は10歳で渡米し、飛び級で 3年も大学への入学が早かったこと。法医学を専攻していたという。
泉澤は真央をみんなに紹介すると共にスタッフたちの自己紹介 を行っていく。中山光則・・・通称:ミポリン、岩松に児玉
は通称:キヨシと呼ばれていること。泉澤はここでは部長だという。 すると真央は泉澤のことをまるでプロファイルするかのように
して、着ている服装や持ち物からズバリと彼の家庭環境を 当てていく。
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新しく関東中央監察医務院に赴任した松本真央は、天才肌の 監察医だった。日本では年間の不審死に対して解剖医は170人
しか居らず、監察医の育成は急務となっていた。 本採用されるまでには検案200体、解剖50体をこなす必要が有る
ことを言われる。 そんな中、死因に不審さを感じた遺族が、解剖を求めている
として関東中央監察医務院にやってくる。岩松は翌日に行うと するが、彼の部下として着任した真央は自分が担当すると語り
死因を特定していく。
人間関係に於いては相当癖の有りそうなものがあり、そもそも
真央自身の性格も協調性がなく、一見すると上下関係を無視した 流れがあるので、アメリカナイズドされた彼女がどれだけ
日本の社会に溶け込むことが出来るのかどうか。
彼女の優秀さを表す冒頭でのエピソードなどは、ちょっと鼻に
つくようなエピソードだったけど、着眼点は悪くは無いと思う。 時間がなかったので細かいところまで見ていなかったのだけど、
「CSI」シリーズのように微細の証拠から現場を特定したり、 それをどのようにして殺害事件と結びつけていくのかということ
は丁寧に作られている。
問題は真央以外の人物は、みんな9時-5時の割り切った仕事方針で
捜査に挑んでいること。真央がスタンドプレイに走ることで、 意識改革が起きるまでにどれだけの問題・対立の構図が出来て
しまうのかどうか。 人は圧倒的な能力の前には、従う傾向にあると思うので、真央の
優秀さを示すことが、急務だったりするのだろうね。
死者の声を上手く拾うことが出来たことによって、結果的には
上司の功績になったけど、こういうことの積み重ねで信頼は 生まれていくのかな。
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松本 真央 …… 武井咲 (関東中央監察医務院・監察医) 泉澤 郁夫 …… 生瀬勝久 (部長監察医) 保坂 博 ……
でんでん (監察医補佐) 岩松 正彦 …… 六角精児 (監察医。真央の指導医) 中山 光則 …… 尾美としのり
(監察医) 児玉 吉人 …… 青柳翔 (監察医) 佃 健太郎 …… 小松和重 (臨床検査技師) 秋山 晴子
…… 水沢エレナ (関東中央監察医務院・事務) 久米 みどり …… 宮ア香蓮 (臨床検査技師) 印田 恭子 ……
真矢みき (監察医)
屋敷 一郎 …… 佐々木蔵之介 (警視庁刑事部捜査第一課・捜査官) 富田 肇 ……
和田正人 (捜査官) 小林 保 …… モロ師岡 (捜査官・課長) 小杉 貞夫 …… 橋爪功 (死刑囚)
長瀬 悟 …… 小市慢太郎 (一級建築士) 三神 珠江 …… あめくみちこ (三神の妻) 三神 忠勝 ……
斎藤歩 (敷廣建設現場監督) 前野 …… 水野直 (三神の部下)
桜井梨奈、尾花かんじ、竹岡常吉、上谷健一
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