ゼロの真実 〜監察医・松本真央〜 (2014年7月期・TV朝日・21時枠) 脚本 - 大石静 音楽 - 井筒昭雄 演出 - 常廣丈太、片山修 / 星野和成 主題歌 - 湘南乃風「パズル」 ゼネラルプロデューサー - 内山聖子 プロデューサー - 中川慎子、浅井千端 第5話 愛人宅で死んだ華麗なる一族!! 買収された女監察医 -------------------------------------------------------- 屋敷と富田は事件現場へと向かう中、富田はそろそろ結婚を 考えている事を語る。受付のブドウパンと結婚するのか?と問わ れる。 二人は政治家の友部理一郎(68歳)議員の邸宅に行く。 妻の葵、理一郎の秘書をしている清隆を初めとして家族が集ま っていた。印田と保坂もやってくる中、葵は先ほども警視庁の 人が来たことを告げ、警視総監に直接話をしたという。 葵によると友部は9時頃帰宅し、気分が悪いと言ってベッドに 寝かせたという。電話で暫くハズした間に、友部は冷たくなって いたとのこと。救急車に知らせなかったのは何故なのかと問わ れると、そんなものには一切任せられないという。しかし 警視総監からは解剖だけは受け入れるよう言われたという。 真央は遺体を見てすぐに遺体はこの場所に有ったものではない と告げ、死斑が全面に出ていること。7時間前にうつ伏せ状態 で亡くなり仰向けにされたものだという。誰かがこの場所に 運んできたのだろうとすると、突然葵はここで死んだことに して欲しいと告げ、警視総監は私の甥だと語る。印田は中央 監察医務院は警視庁の管轄ではなく都の管轄だと語ると、それ ならば都知事に話すと語る。夫は愛人の中里ふみの家で死んだ のだとし、そのことが外部に知られれば名誉が地に落ちるのだと 語る。 -------------------------------------------------------- 真央たちは政治家宅で殺害された議員を遺体を検視する。 死因はともかく遺体は明らかに動かされた跡が有り、真実の 追求こそ遺族や被害者の為だと思っている彼女は、政治的圧力 に屈することなく次々と段取りを付けて死因を調べていく。 死因は下肢の傷跡から肺動脈血栓に繋がったことが分かるが、 遺体が動かされた跡が有ったり、死因とは直接関係ないものの 頸部に付着物があることからどういうことなのかと問い詰めて いく。 社会的地位のある家柄などが名誉を守る為に起こした案件だが 実際の所は、愛人によって愛を奪われた正妻の嫉妬心から 来る物語が含まれているものだった。 人間関係はまずまず面白いものが有るけど、屋敷が前回印田 との関係を明らかにしたかと思えば、今度は元妻を登場させる ところなど、ちょっと安易に真央以外の人間を引き立たせよう として必死な感じ受けてしまう。 泉澤が居なくなった医務院の代理となった岩松が威張りチラして みたり、佃ら臨床検査技師に真央の変わりに検査を催促する所 など、なんとかしようと頑張っている印象はある。 そして保坂もまた真央が来てから変わったと言われるようにして 積極的になったとするところは、真央の存在も満更ではないと いうところに繋がって居るのかも。 警視庁が捜査しない案件を監察医が調べ回るという辺りは 違和感は有るけど、昔から法医学者が探偵のまねごとをしたり 違う分野の人間が警察官バリに動くドラマは目にしてきている ので違和感はそれ程感じ無いかも。 上からの圧力を無視して何処まで出来るのか。 圧力に屈するものに変わってお仕置き・・・ならぬ捜査をしていく という性格的な所から来る真央の性分も出ていてそんなに悪くは 無いんだけどね。 松本 真央 …… 武井咲 (関東中央監察医務院・監察医) 泉澤 郁夫 …… 生瀬勝久 (部長監察医) 保坂 博 …… でんでん (監察医補佐) 岩松 正彦 …… 六角精児 (監察医。真央の指導医) 中山 光則 …… 尾美としのり (監察医) 児玉 吉人 …… 青柳翔 (監察医) 佃 健太郎 …… 小松和重 (臨床検査技師) 秋山 晴子 …… 水沢エレナ (関東中央監察医務院・事務) 久米 みどり …… 宮�ｱ香蓮 (臨床検査技師) 印田 恭子 …… 真矢みき (監察医) 屋敷 一郎 …… 佐々木蔵之介 (警視庁刑事部捜査第一課・捜査官) 富田 肇 …… 和田正人 (捜査官) 小林 保 …… モロ師岡 (捜査官・課長) 小杉 貞夫 …… 橋爪功 (死刑囚) 中里 ふみ …… 堀内敬子 (友部の愛人・屋敷の元妻) 友部 葵 …… 木野花 (友部の本妻・元総理大臣の娘) 友部 理一郎 …… 浜田晃 (衆議院議員) 友部 清隆 …… 前野朋哉 (友部の秘書・友部家三男) ウィリアム・ピテレウスキ、セバスティアン・ルフロック 白畑真逸、岡雅史、枝川吉範