続・最後から二番目の恋
(2014年4月期・フジ・木曜22時枠)

脚本:岡田惠和
演出:宮本理江子 他
プロデューサー:若松央樹、浅野澄美
音楽 - 平沢敦士
演出 - 宮本理江子、谷村政樹(第1期)、並木道子(第1期)、加藤裕将(
第2期)
主題歌 - 浜崎あゆみ「how beautiful you are」
挿入歌 - Yael Naim(ヤエル・ナイム)「Go To The River」「Far Far」





第5話 全く大人って生き物は…
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千明は涼太に脚本を任せようとしてオファーを出す中、涼太
は一番先にできあがった脚本を千明に見て欲しいとして渡す。
しかし死ぬほどつまらない脚本だとして、千明は友人である
祥子と啓子に相談し、私からそれを言わなければならないの
だとしてどう切りでして良いのか尋ねる。
キイツ仕事だが、上司として言わなければならなかった。
年齢を重ねることで、自分たちには部下の才能・能力など
を見る目が確かになっていることも有った。ヘタに頑張って
やれば出来るとは言えなくなるもので、諦めちゃダメだという
言葉の方が寧ろ残酷だという。千明は自分がやる気にさせて
しまったとしてハッキリ言わねばならなかったが、酒でも
飲まないと切り出しづらかった。友人達は彼の人生に大きく
関わる話の時に飲んではいけないと告げる。

和平も薫子からセフレを前提とした付き合いを求められ、
複雑な心境になる。一人で立ち寄った飲みやで一人で
飲もうとするが、そこに典子の旦那の広行が飲んでいるのを
知る。男女の事は分からないとする愚痴を聞かれて詮索される。

千明は帰宅すると典子は酔っ払って大変な状態だった
万理子は千明に典子が大変だと語る。
彼女は泥酔していて、笑い・涙し、怒って、吐いて、そして
爆睡してしまう。典型的酔っ払いの構図だった。
千明は涼太に話すべき事があるが取りあえず荷物を部屋に
置いてくると言う。

一方広行は詩織という女性を好きになった事を告げる。
相手は何も思っていないのに何をするつもりなのかとする
が恋は相手がどうこうするところから始まるものではない
事を指摘。しかし和平は例え典子と離婚したとしても詩織
と一緒になる保障はなくどうするつもりなのかと問う。

万理子が帰宅する中、千明の部屋に涼太がやってくる。
千明が言う前に涼太は本の内容に関して、つまらないだろう
事を告げ、恋愛物なのにドキドキもなければきゅんとする
こともない、セリフに魅力が有るわけでも、登場人物の
トラウマだけで構成したようなどうしようもない脚本だと
語る。自分でできあがった文章を見てそう思ったとするか
千明は私にそれを言わせない為に自分から言ってくれたので
しょうと語り男らしさだとして賞賛するが・・
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千明はかつての恋人にチャンスを与える為にテレビドラマの
脚本の依頼をする。しかしいざできあがってみた脚本は恋愛
ドラマであるにもかかわらずこれまでに見たどの脚本よりも
死ぬほどつまらないと感じたことで、それを本人に直接言い渡
して引導を渡す必要が有った。
一方和平は、薫子と友達関係になるも、彼女からはセフレに
ならないかと言われ、倫理感の塊のような和平はその誘いに
戸惑いを見せる。

まさに彼の人徳故のことなのか、やたらと寝ようとして近づいて
くる女性の姿がある。ある程度の年齢に達したら、ガツガツして
いる男性よりも堅実で少し退屈そうな男の方が面倒が掛からず
に良いということなのだろうか。

相変わらず誰もが居場所探しをして模索している。
人生は常に自分の居場所を探して奔走するものなのかも知れない
けど、見つからないものにとっては、薫子なり涼太なり少なからず
寂しさと必死さが垣間見られる。そして居場所を確立していると
思われる、和平や千明でさえも居場所に対して、求めている姿が
有る。

鎌倉という土地がそんな万人の居場所として支えるだけのものが
あること。

長倉家と大橋家というと人脈が有りそうだけど、いざ結婚式の場
で出席者リストを探す段階になると人が少ないということを実感
する。

セフレから恋人関係に意向するのが難しいことは、
先日まで放送していた「失恋ショコラティエ」でも描かれている
ので短絡的に関係を持てば和平にとってはこの恋は終わってしま
う。

最後に二人がお約束のようにして、酒を飲み交わしながら性生活
も赤裸々に話合っている姿に日本も変わったのかなという感じ
はする。

そして脚本家からのメッセージなのか、今日のドラマに対する
ワンパターンな構成の仕方にちょっぴり批判的メッセージが
込められていたね。

ようやく天使ネタが排除されたのでよかった。
「私はラブリーガル」でも、守護天使云々を語っているけど、まるで
意味のない設定なので、無駄な要素は思い切ってバッサリと切って
しまうのも手なのかも。


吉野千明 …… 小泉今日子 (ドラマプロデューサー)
長倉和平 …… 中井貴一 (鎌倉市役所観光推進課課長)
長倉万理子 …… 内田有紀 (長倉家の次女、双子。)
長倉真平 …… 坂口憲二 (長倉家の次男、双子。)
水谷典子 …… 飯島直子 (専業主婦、長倉家・長女)

三井 …… 久保田磨希 (JMTテレビ)
武田誠 …… 坂本真 (JMTテレビ)
飯田ゆかり …… 広山詞葉 (JMTテレビ)
篠原 淳 …… 鈴木貴之 (JMTテレビ)

田所勉 …… 松尾諭 (鎌倉市役所観光推進課)
大橋知美 …… 佐津川愛美 (鎌倉市役所観光推進課)
一条 …… 織本順吉 (鎌倉市役所に電話してくるクレーマー)
荒木啓子 …… 森口博子 (出版業界で働く千明の独身仲間)
水野祥子 …… 渡辺真起子 (音楽業界で働く千明の独身仲間)
長倉えりな …… 白本彩奈 (11歳、和平の一人娘)
水谷広行 …… 浅野和之 (53歳、典子と歳が離れた夫)
水谷翔 …… 田中碧海 (典子と広行の一人息子)
伊佐山 良子 …… 柴田理恵 (鎌倉市市長)
原田薫子 …… 長谷川京子 (蒼太の母親)
高山涼太 …… 加瀬亮 (千明の元彼氏、脚本家、ポイトイットの彼)

横山剣、野宮真貴、中西美帆、俵野枝、中島凱斗



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