続・最後から二番目の恋 (2014年4月期・フジ・木曜22時枠) 脚本：岡田惠和 演出：宮本理江子 他 プロデューサー：若松央樹、浅野澄美 音楽 - 平沢敦士 演出 - 宮本理江子、谷村政樹（第1期）、並木道子（第1期）、加藤裕将（ 第2期） 主題歌 - 浜崎あゆみ「how beautiful you are」 挿入歌 - Yael Naim（ヤエル・ナイム）「Go To The River」「Far Far」 第10話 恋をのぞけば、順調です -------------------------------------------------------- 千明は三井から健康診断を受けて欲しいと言われ、この調子だ と労災も下りないと言われる。万理子は自分の知る病院に 人間ドックの予約を入れる。千明はみんなの大黒柱なのだとし て健康でいて欲しいと言われ、なんだか男みたいに扱われる事 に違和感を覚える。 朝、和平はいつものように亡き妻が行っていた桜貝を探しに 海岸にいくと、そこでジョギングする千明と遭遇する。 突然のジョギング姿に理由を尋ねると、人間ドックにいくので 気合いをいれているとし、峠をせめるようなものだという。 和平も毎年この時期に人間ドックにいくことを告げる。 朝食の際、千明も交えた長倉家では、人間ドックの話が話題の 中心になる。悪いところを見つけ出すのが目的で、その日だ け良い数値を出しても意味がないと言う和平に対して、悪い 数値が出れば生活の全てが否定されているようなので、なん か良い数字を出したと語る。 -------------------------------------------------------- 千明と和平は同じ病院で人間ドックを受けることになる。 千明は自分の人生を否定されないためにも検査結果の数値に 拘りを持つが、普段から規則正しい生活を心得ている和平に とっては、心配するものはなかった。 しかしいざ実際に検査して出た結果とか・・ いよいよ物語も終盤ということで、今回は千明が和平に感謝する 流れが有り、カマクラとナガクラという韻を踏んだ様なものたちの 存在が今では欠かせないものとして描かれていることを確認する。 友達のような関係になればその関係を崩したくなくて、憶する 姿があるし、そのままの関係でも良いのではないかと思わせる ほどの親密な関係が有るけど、日本人の価値感からすると 契約という名で縛られていないと不安な一面があるというところ だろうか? 和平が何故未亡人を初めとして弱っているものたちから 好かれる存在なのか。 他人のためばかりに悩んでいる彼の性格を容易に変えることは 難しいのだろうけど、自分の為に悩み、自分のことを大切に すべきことを唱えていた。 冒頭から昭和的演出の連続。 この辺は趣味なのかもしれないが、植木等さんネタや谷啓さんネタ はちょっと作りすぎていた感じもする。 ドラマとはいえ昼キャバでの昭和ブルースを歌う流れの中で、 即興でナレーションを買って出る千明の芸の巧みさ。 「来年も一緒に人間ドックを受けましょう。」 「じゃあ一緒に暮らしましょう。」 少しずつ相手の心を揺さぶる展開が描かれ、亡き妻が拘っていた 桜貝の流れも解決を見せたことで、一気に過去との決別と同時に 解決が進む可能性が出てきたね。 しかし役所の人がシナリオにケチつけるというのはちょっと 行きすぎた行為に思う。 それにしてもスタッフの篠原は、パターンを崩して、色々と話をし始めました ね。千明の「ねっ」が「はい」ではなく「いいえ」というパターンで戻ってきた 辺りは長年このインパクトのためばかりに設定されてきたのかな。 吉野千明 …… 小泉今日子 (ドラマプロデューサー) 長倉和平 …… 中井貴一 (鎌倉市役所観光推進課課長) 長倉万理子 …… 内田有紀 (長倉家の次女、双子。) 長倉真平 …… 坂口憲二 (長倉家の次男、双子。) 水谷典子 …… 飯島直子 (専業主婦、長倉家・長女) 三井 …… 久保田磨希 (JMTテレビ) 武田誠 …… 坂本真 (JMTテレビ) 飯田ゆかり …… 広山詞葉 (JMTテレビ) 篠原 淳 …… 鈴木貴之 (JMTテレビ) 田所勉 …… 松尾諭 (鎌倉市役所観光推進課) 大橋知美 …… 佐津川愛美 (鎌倉市役所観光推進課) 一条 …… 織本順吉 (鎌倉市役所に電話してくるクレーマー) 荒木啓子 …… 森口博子 (出版業界で働く千明の独身仲間) 水野祥子 …… 渡辺真起子 (音楽業界で働く千明の独身仲間) 長倉えりな …… 白本彩奈 (11歳、和平の一人娘) 水谷広行 …… 浅野和之 (53歳、典子と歳が離れた夫) 水谷翔 …… 田中碧海 (典子と広行の一人息子) 伊佐山 良子 …… 柴田理恵 (鎌倉市市長) 原田薫子 …… 長谷川京子 (蒼太の母親) 大橋秀子 …… 美保純 (知美の母) 栗山 ハルカ …… 益若つばさ (若手脚本家) 阿南敦子、大内厚雄、田辺愛美、勝倉けい子、渡辺早織 山崎佳誉、小堀岳