エンジェル・ハート
(2015年10月期・日テレ・日曜22時枠)

原作 - 北条司
脚本 - 高橋悠也
音楽 - 金子隆博
演出 - 狩山俊輔、鈴木勇馬 他
チーフプロデューサー - 伊藤響
プロデューサー - 次屋尚、千葉行利、宮川晶
主題歌 - 西内まりや「Save me」





第3話 大切な約束…幸福の少女が教えてくれた
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リョウはシャンインに対して「生きるというのは誰かの事を
思うこと、誰かのことを思い一歩踏み出すことが、生きること
だ」と語る。

ファルコンは買い物帰りの公園で少女が絵本を読んでいるのを
耳にして足を止める。ファルコンは聞きたいのを我慢して先に
進むと、少女(ミキ)の方から絵本を聞きたいかと問うと、聞か
せてあげるとしてファルコンをベンチの隣に座らせる。

喫茶"キャッツアイ"でナポリタンを食べるリョウとシャンイン
はすっかり息が合っていた。信宏に対して最近ファルコンの
様子が変だということに対して、何か知らないかと問うと、
昼になるとどこかにいくのだという。

そんな中ホーリーとモッチーがビックニュースだとして店に
やってくる。モッチーはそこに殺し屋だった信宏とシャンイン
がいることに驚く中、公園でファルコムを見たという。
しかも「幸福の女の子」と一緒だったと。その子と出会うと
幸せになれるという噂があり、半年前くらいから耳にし始めた
のだという。悲しみを抱える人の元に現れてはその人たちを
笑顔にしていくとのことだった。
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何故か至る所で絶賛されているドラマ。
キャラクター自身を上手く演じていることに異論はないけど、
その背景にある世界観がどうにも受け入れずらい。

新宿の都市部が近代化されすぎていて、シティハンターなど
出番がないという現状が有ったりする訳だけど、警察さえも
立ち入ることの出来ないような、一般の人の目がなかなか
届かない底辺の人の生活とか、闇の部分というのが、このドラマ
ではまるで描かれていない。

昔見たTBSの「深夜食堂」の世界観はハンパ無いくらいに
圧倒さを感じたのだけど、もう少し全体的に映像を暗めに
して、新宿の中でも寂れた場所にスポットを当てて、60年代
くらいの新宿の世界観というものを持ち込んで欲しいところ。

ファルコンとミキのエピソードも昔ながら人情があれば良い
話なんだけど、現実的に見てしまうと、どうしても違和感が
有る。

ただ一連のドラマを通して、人間の普通の生活や心や感情を
知らなかったシャンインがそれを取り戻していくという意味では
良い感じのドラマを目の辺りにしているし、自分よりも弱い子
を助けることで、色々と感じるところが大きいのかも知れないな。


冴羽リョウ …… 上川隆也 (シティハンター)
香瑩(シャンイン) …… 三吉彩花 ("グラスハート"、秘密結社レギオン)
槇村香 …… 相武紗季 (リョウの婚約者)
劉信宏(リュウシンホン) …… 三浦翔平 (秘密結社レギオン)
ファルコン(海坊主) …… ブラザートム (喫茶"キャッツアイ"・店長)
野上冴子 …… 高島礼子 (新宿西署長)
ドク …… ミッキー・カーチス (花園診療所・医師)
カリート …… 和泉崇司 (秘密結社レギオン)
ホーリー …… 山寺宏一 (常連客、バー"らふれしあ")
モッチー …… ゴリ (常連客、バー"らふれしあ")
ロッコ …… 戸塚純貴 (常連客)
小宮山忍 …… 高橋努 (新宿西署)
智 …… 齋藤めぐみ (花園診療所・看護師)
李堅強 …… 竜雷太 (秘密結社レギオン)

ミキ …… 渡邉このみ (絵本を読む、幸福の女の子)
トメ …… 螢雪次朗 (ビルの管理人)
サト …… 山田キヌヲ (ミキの母)

出口高司、前田こうしん
五頭岳夫、早馬充、太田理恵、松本航平



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