エンジェル・ハート
(2015年10月期・日テレ・日曜22時枠)

原作 - 北条司
脚本 - 高橋悠也
音楽 - 金子隆博
演出 - 狩山俊輔、鈴木勇馬 他
チーフプロデューサー - 伊藤響
プロデューサー - 次屋尚、千葉行利、宮川晶
主題歌 - 西内まりや「Save me」





第8話 囚われたシャンインいよいよ最終章へ!
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リョウは香と結婚を決めた時のことを屋上で思い出していた。
リョウは香の心臓がシャンインに移植されたのを知るが、まだ
彼女からの依頼は聞いていないとし、それを聞けると良いが・・
と呟く。
そんな彼の元にカリートが現れる。一体何の用なのかと告げる。

ホーリーがインフルエンザで店が臨時休業。モッチーは沖縄に
里帰り中というロッコ。
そんな中冴子と小宮山がやってくる。小宮山は冴子とデートだ
とするが署長会議の為に一緒に出ていただけだという。
ミキは学校から帰ってくるとファルコンたちの元へ。
クリスマスと家族をテーマに絵を描いたとしてファルコムに
プレゼントする。信宏はその中に自分の絵も含まれているのを
知り感動する。信宏はミキの弟でファルコンは父さんだという。
そんな光景を見てシャンインたちも笑い合う中、みんなよく
笑い合うようになったことを冴子は語る。ミキは12月25日に
学校が休みになるのでその日にクリスマスパーティーをしたい
ことを語る。

シャンインは目の前で歩く親子を見て心が揺れる。
家族ということに対してシャンインはどうすれば良いのかと
香に問い透ける。この気持ちをどう伝えたら良いのか。
そんな中、ドクの元にカリートが現れ、智とドクは人質に
取られる。シャンインに対して抵抗せずに来るよう告げる。
カリートは李に対してシャンインを拉致したことを報告する。
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いよいよ最終話に向けてシャンインの流れ、そしてレギオンと
の関係として動き出した。
これまでグダグタにされてきたこの関係だけど、殺そうと思え
ばいつでも殺せたものだとし、それを行わないレギオンの大将
の李がシャンインの父親なんだろうなということは想像に難く
ない。

ただこういう全面抗争みたいな流れはどうも日本のドラマでは
描写が貧弱すぎて不自然極まりない。

リョウは確かに凄いのだろうし、凄さを見せずにその力を
誇示するところに良さがあるとはいえ、どうしても組織と
対峙するときの銃弾が飛び交う状況の中では、やはり血を
流さずに処理しようとしている流れを見るとかなりの違和感
を感じる。

何万人もいるという組織に対してたった数名しかいない中、
何の策もなく突破していくことの不自然さ。刑事が被害者が
出るとして捜査をしないとかいうあり得ない発言をしたかと
思えば、今生の別れみたいな流れが存在するのにそれをまるで
感じさせないところはちょっとドラマとしては失敗している
感じ。

残すところシャンインとリョウは香という共通点を通して
愛し合う形になるのか。そのなかに信宏という人物が加わり
もっと複雑になりそうな予感もしていたけど、リョウ自身は
シャンインを娘のような視線で見て居ることもあるので、
恋愛ネタとしても少々弱くなっている。家族としての扱いの
枠内と上手く処理出来ていくのか。


冴羽リョウ …… 上川隆也 (シティハンター)
香瑩(シャンイン) …… 三吉彩花 ("グラスハート"、秘密結社レギオン)
槇村香 …… 相武紗季 (リョウの婚約者)
劉信宏(リュウシンホン) …… 三浦翔平 (秘密結社レギオン)
ファルコン(海坊主) …… ブラザートム (喫茶"キャッツアイ"・店長)
野上冴子 …… 高島礼子 (新宿西署長)
ドク …… ミッキー・カーチス (花園診療所・医師)
カリート …… 和泉崇司 (秘密結社レギオン)
ホーリー …… 山寺宏一 (常連客、バー"らふれしあ")
モッチー …… ゴリ (常連客、バー"らふれしあ")
ロッコ …… 戸塚純貴 (常連客)
小宮山忍 …… 高橋努 (新宿西署)
智 …… 齋藤めぐみ (花園診療所・看護師)
李大人 …… 竜雷太 (秘密結社レギオン)

ミキ …… 渡邉このみ (絵本を読む、幸福の女の子)

成田瑛基、佐藤詩音、伊藤栞補、佐々木征史
宇賀神、日中泰景、直野賀優、中野公美子



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