エンジェル・ハート (2015年10月期・日テレ・日曜22時枠) 原作 - 北条司 脚本 - 高橋悠也 音楽 - 金子隆博 演出 - 狩山俊輔、鈴木勇馬　他 チーフプロデューサー - 伊藤響 プロデューサー - 次屋尚、千葉行利、宮川晶 主題歌 - 西内まりや「Save me」 第9話 衝撃の真実！全ては愛する者のために!! -------------------------------------------------------- いよいよ秘密結社レギオンがシャンインを奪う為に行動を起こ す。町中には自分たちの力を誇示するようにしてレギオンの 工作員達は警察の監視をあざわらうようにしてカメラを意識 して武器をちらつかせる。警察が動けば大きな被害が出ると して、冴子はリョウにXYZを告げる。 一方リョウはカリートと対決し、信宏も大量のレギオンの工作 員たちと戦っていた。 カリートはリョウと戦う中、シャインのことを気絶させると 二人だけで対面する。リョウは彼にどうしてシャンインを殺さ なかったのかと問い、ドッグウォーカーを殺した後から殺意が 消えたのは何故なのかを問う。お前にはもうシャンインを殺す 気がないのだろうと。日々変わっていくシャンインを見てお前 の中でも何かが変わったのだという。 それを聞いたカリートはそれを黙れと告げ攻撃してくる。 暫く銃撃戦が繰り広げられる中、白兵戦になり、いよいよリョウ がカリートを追い詰める。カリートはリョウに殺せと語るが、 お前も組織を抜けてこの街に来ないかと告げる。お前の希望 に出会えるかも知れないと語る。 そんな中、レギオンの一人が裏切り者には死の制裁をとして、 シャンインを狙って銃口を向ける。リョウはとっさにそれを 気がつく中、カリートがその男を殺害。しかしカリートもまた シャンインをかばうようにして銃弾を受けて負傷する。 -------------------------------------------------------- いよいよ最終話。 10話構成ではなく9話というのは歯切れ悪い。 1話多く放送したのかそれとも1話縮小されたのか分からない けど、ネットでの報道ではやたらと上川隆也さんのシティハン ター像に評判が高かったことも有り、縮小されたとも考えづら い。まぁ年末なのでこの時期ドラマよりもクラスマスを意識 した特番を放送した方が数字は取れそうな気がするが・・ カリートさえも受け入れる程の寛容な新宿という都市を舞台に した物語で、親を失った孤児を受け入れ、闇医者のような人物が いたり、ゲイたちも受け入れている市民達の姿の中にその性格性 も見て取れるけど、もう少し闇と表の違いみたいなものを 同時に描いて欲しかった。 元々の設定なのか仕方がないのだろうけど、やはりリョウの存在 が誰もが知っているみたいな設定にはちょっと違和感が有る。 街の用心棒的存在だとしても、XYZと誰もが口にしてしまうという のは神秘性も失われるし、シティハンターはあくまで一般人には 都市伝説のようにして扱われるべき存在だと思う。 XYZは元々"後がない"ということを表してSOSのような救難信号 だけど、続き文字であることから見ると、"人と人とを繋ぐ" と言った仲介者的役割も同時に持っている感じがして、後付け 的ではあるが良くできていた。 人間の持つ心臓だけでなく精神的なハートの物語として、 一貫したテーマ性を持った捜査の流れなり、人助け的流れも 面白かったが、このドラマでは身内だけのドラマとなって しまったので是非シティハンター自体もドラマ化して、この 街を影で守っている的状況を描いて欲しい気がする。 冴羽リョウ …… 上川隆也 (シティハンター) 香瑩(シャンイン) …… 三吉彩花 ("グラスハート"、秘密結社レギオン) 槇村香 …… 相武紗季 (リョウの婚約者) 劉信宏(リュウシンホン) …… 三浦翔平 (秘密結社レギオン) ファルコン(海坊主) …… ブラザートム (喫茶"キャッツアイ"・店長) 野上冴子 …… 高島礼子 (新宿西署長) ドク …… ミッキー・カーチス (花園診療所・医師) カリート …… 和泉崇司 (秘密結社レギオン) ホーリー …… 山寺宏一 (常連客、バー"らふれしあ") モッチー …… ゴリ (常連客、バー"らふれしあ") ロッコ …… 戸塚純貴 (常連客) 小宮山忍 …… 高橋努 (新宿西署) 智 …… 齋藤めぐみ (花園診療所・看護師) 李大人 …… 竜雷太 (秘密結社レギオン) ミキ …… 渡邉このみ (絵本を読む、幸福の女の子) 成田瑛基、日中泰景、田中悠愛、田尻宰、上杉美浩