デート〜恋とはどんなものかしら〜 (2015年1月期・フジ・月曜21時枠) 脚本 - 古沢良太 演出 - 武内英樹、石川淳一 オープニングソング - ザ・ピーナッツ「ふりむかないで」 主題歌 - chay「あなたに恋をしてみました」 企画 - 成河広明、狩野雄太 プロデュース - 山崎淳子 http://www.fujitv.co.jp/date/index.html 第6話 彼女の実家へ初訪問!!奇跡呼ぶ涙のレシピが恋の鍵!? -------------------------------------------------------- 17年前、依子は母親が亡くなって以降、おせち料理は彼女が 作っていた。その中でもお雑煮に拘る依子は母親が残した レシピ通りにお雑煮を作る。17年前はあまりに小夜子の味と 煮ていた為に俊雄も驚く。しかし毎年少しずつ味が変わり、再現 するのが難しくなっていく。料理は化学実験とは違う。真心 を入れ忘れているのではないか?と小夜子に言われ、依子は憤り を感じる。 今年も正月・三が日へ。 毎年恒例のようにお雑煮を食べる俊雄と依子。俊雄は美味しい というが・・・依子は気休めは辞めてくれとして味が変わった ことを自覚していた。 1月3日、巧は横浜を出て都内へとやってくる。 依子の実家へ行こうとしていたが、久しぶりに出てきた都心故に 人酔いして倒れて女性にしがみついた為に痴漢と間違われていた。 その頃依子の家には、叔母の富田初枝と夫の康行が新年の挨拶 に来ていた。 3日前。(12/31 -> 1/1) カウントダウンパーティーで新年のキスを交わす。 依子は飛び込んで来た鷲尾とのキス。呆気にとられた巧に対して 佳織がキスする。 元日に依子はおせちを作るとし、巧は映画「男はつらいよ」を 見る予定だという。 2日前。 俊雄は巧も自宅に呼んだらどうかと言われる。 依子から巧に電話が有り、実家に来ないかと誘われる。 しかし都内になんて行けるわけがないとして巧は断る。 正月、家族が集まるなんてバカらしい習慣だとして巧は呟くが・・ -------------------------------------------------------- 奇妙な年末を過ごす中、元日にはそれぞれの過ごし方を行う。 そんな状況の中、年始の挨拶に於いて、依子は巧にウチの実家に 来ないかと誘われる。こなければ付き合いの意思はなく結婚する こともないと受け取るとして、関係はこれで終わりだと言われる。 しかし今の巧としては父・俊雄に認められるハズもないという ことで、なんとかしようと考え、依子たちと共に特訓することになる。 藪下家の中では今でも依子と俊雄に母親の影響が残っている ことが描かれると共に、生きている俊雄と依子はそれぞれの人の為に 行動を起こそうとしていることが描かれた。 無関心で無機質な親子関係に思えるけど、実際には熱い思いが 互いの間に流れていること。互いに喜ばせる為、そして悲しませない 為、傷つけない為に行動を起こしている。 繰り返し同じ行動を繰り返す人にとって、日常生活に於ける僅かな 違いというのは、その人となりの心境の変化を表すものとして興味深い 行動心理として描かれている。 心がないと言われ続けている依子だけど、心があることが至るところ で描かれた。 相手のことに対して好きとか嫌いの感情は関係無く、有意義な 共同生活を送れるかどうかだとしながらも、実際には誰でも良い 訳では無く、一緒にいる分だけ巧に対する思いというものも生まれ てきている様子。 馬鹿な息子や娘ほど親としては可愛く見えるところも有るのだけど、 まさにそれを体現している感じ。 相手の家族によく見せようとした結果、次々と裏目に出て、 鷲尾との対決に於いてもコールド負けの様相を呈しているけれど、 一つの事実が全ての流れをひっくり返すという辺りのどんでん返し は面白く描かれている。 俊雄が娘のことを如何に大事にしているのかということを通して、 巧に色々と家庭の事情を語る辺りの流れも興味深いしね。 映画とかドラマネタを絡める辺りも、巧がそういう文化が好きだと いうことからも分からなくもないのだけど、やたらと高等なんたら や自称する割には、「LOST」と「24」なのという突っ込み処も 有ったしね。 程よい形で宗太郎が邪魔しているところも面白いけど、この人、 既婚者だとしているけど、本当に結婚しているのか?今まで妻を 見た事が無いぞ(笑) 蛇がゆだってしまう辺りも笑えるけど、ちょっと人工呼吸とか 作りすぎかなと。 藪下 依子 …… 杏 (29歳、東大出、国家公務員) 谷口 巧 …… 長谷川博己 (35歳、ニート、小説、アニメ、映画好き) 島田 佳織 …… 国仲涼子 (32歳、宗太郎の妹) 鷲尾 豊 …… 中島裕翔 (26歳、道場に通う) 島田 宗太郎 …… 松尾諭 (35歳、島田工務店、巧の幼なじみ) 藪下 小夜子 …… 和久井映見 (没年39歳、依子の母) 谷口 留美 …… 風吹ジュン (61歳、巧の母、美術教室) 藪下 俊雄 …… 松重豊 (59歳、依子の父) 高橋修、枝元萌 富田初枝 …… 田島令子 (依子の叔母) 富田康行 …… 田口主将 (依子の叔父) 内田愛、やべけんじ、永井理沙、北原唯 鎌田将司、本郷剣斗、河野宗彦、野沢大悟