DOCTORS 最強の名医 3 (2015年1月期・テレ朝・木曜21時枠) 脚本：福田靖 演出：本橋圭太 プロデューサー：神馬由季、松野千鶴子 ゼネラルプロデューサー：黒田徹也、三輪祐見子 主題歌： http://www.tv-asahi.co.jp/doctors/ 第3話 医者の本音が大暴走勝負をかけた48時間 -------------------------------------------------------- 卓は病院の入り口に自筆で大きく張り紙をする。 そこには「病院に来ても治らないこともあるし、手術をすれば 失敗することもある」と言った言葉が書かれていた。 相良はそのポスターを剥がすと理事長と看護師長に知らせる。 今の卓ならばやりかねないとし、取りあえず話を聞こうとする。 卓はご機嫌なまま医局へとやってくる。 スタッフたちは卓の顔に墨がついていることを指摘するが まるで気にしていない様子。 病院の業務がスムーズになったこと。クレームに悩まされる事 も無くなるのだという。これからの病院のビジョンをみんなに 話したいという。 しかしそれを止めるようにして、相良たちがやってくる。 何者かが玄関に貼ってあった張り紙に関して報告すると、 卓は自分がやったものだという。非常識だという意見が出る 中で、患者には本音で話して正直に伝える事がクレームも トラブルも無くなるのだという。相良は患者は治療に来ている のだとして反対しようとするが、こういうことで訴えられる のは病院だけで、絶対合格させるという予備校とか、願いが 叶うという絵馬を売る神社なんかには決して訴えられること がないのだという。医者が本当に患者に向き合うには本音で 信頼を得ることだという。それを聞いて相良も一理あるとして 賛同する。 そんな中、病院ではS状結腸だとする患者・堀口晴子がやって くる。彼女は過去事故で片方の肺を失い、事故のせいで喉の奥が 変形している状態だという。別の病院ではガンの手術は無理 だとされ、全身麻酔をすることが出来ない為だという。 どうしても肺が片方だと肺活量が減りタンが放出できず、術後 にそれが原因で肺炎を起こす可能性があるとのことだった。 -------------------------------------------------------- 卓が臨時の医院長になったことで、彼はリスク管理の為に、 この病院に来ても治らないことも有るし、手術すれば命を落とす 可能性があることを前もって説明することを義務づける。 そのせいでクレームや訴訟が減るということだが、確かにその 成果は見られるが、逆に患者も確実に減っていることが分かる。 外科医は手術してこそだと考え、卓の部下たちも徐々に卓の していることに疑問を呈していく。 卓の馬鹿さ加減というか、純粋に頭のネジが緩んでいるのか 分からないけど、幼稚なところで動いているところが何とも 言えない。 まるでその関係は、野際さんがかつて佐野史郎さんと共演した 「ずっとあなたが好きだった」みたいな状態になっているけど、 あれよりはまぁ殺伐としていない部分は有るのかな。 佐知が足りない部分というのは、看護師として患者に寄り添う ことで、患者の本当の悩みというものに向き合っていないこと が描かれた。その流れを手術中に分からせるという辺りが 違和感が有るし、彼女はオペ看として入ることはないんですかね。 チーム森山崩壊の為に上手いこと医師としての本分を目覚め させるところに繋げていきそうだし、手術に携わった瀬戸や 千住の手術後の充足感を目にして、他の医師たちに奮起を 促す流れも悪くない。 たまきさん帰国で立て直しを図っていくのだろうか? 瀬戸と亜美の田舎繋がりによる情報の共有というのも面白い役割 だったりするね。 チーム森山の飲み会だけでなく、看護師同士のコミュニケーション も面白いところだった。 堂上総合病院 相良浩介 …… 沢村一樹 (外科医) 森山卓 …… 高嶋政伸 (外科医) 宮部佐知 …… 比嘉愛未 (看護師) 相原亜美 …… 黒川智花 (看護師) 渋谷翔子 …… 滝沢沙織 (製薬会社MR) 高泉賢也 …… 敦士 (外科医・森山派) 佐々井圭 …… 正名僕蔵 (外科医・森山派) 段原保 …… 尾崎右宗 (外科医・森山派) 千住義郎 …… 斉藤陽一郎 (外科医・森山派) 田村戸紀子 …… 宮地雅子 (看護師) 吉川みずき …… 阿南敦子 (看護師) 桃井正一 …… 小野武彦 (事務長) 皆川和枝 …… 伊藤蘭 (内科医) 堂上たまき …… 野際陽子 (院長) 田口寛子、羽村純子 瀬戸晃 …… 浅利陽介 (外科医) 堀口晴子 …… 西田尚美 (患者) 堀口弘和 …… 志村東吾 (夫) 千濱汰一、松浦愛弓、佐藤侑梨