DOCTORS 最強の名医 3 (2015年1月期・テレ朝・木曜21時枠) 脚本：福田靖 演出：本橋圭太 プロデューサー：神馬由季、松野千鶴子 ゼネラルプロデューサー：黒田徹也、三輪祐見子 主題歌： http://www.tv-asahi.co.jp/doctors/ 第8話 最後の大逆転!!心停止!?50万分の１の病 -------------------------------------------------------- ベイチェット病の患者・淵森拓郎(30歳)は10歳半ばから腹痛、 下痢、血便などの症状が起きて痛み止めで内科的治療を繰り 返して来ていたが、とにかく我が儘な患者で、まるで卓そっくり。 看護師の間では、森山ソックリのプチ森だというアダナが 付いていた。卓はそんな事情を知るが、卓は患者が感謝して いることを知り、彼のことが気に入ったという。しかし肝心の 拓郎は佐知のことが担当になることを望んでいた。 そして今回再び拓郎を酷い痛みを訴え始め、卓としては積極的 治療をすべきではないかと提言。腸壁に穴が開いているので 痛みが有るが、取りあえず薬で治まる。それを受けて母と兄が やってくるが、兄は役員会議を抜けだしてきたという。父親で ある社長は忙しいので来ないとのこと。しかも兄は大したこと ではないと聞いて面倒をかけるなと心ない言葉をかけていく。 卓もまた佐知に対して何か有れば呼んでくれとして出て行って しまう。 拓郎は相良に対してずっと入院していても良いかと尋ねるが、 君の担当医は森山先生だとして彼に聞いてくれという。 佐知は相良にしては素っ気ない態度に見えるが、相良は佐知に 対してあの患者のことは全ての森山先生に任せるよう告げる。 一方森山は相変わらず院長からの宿題が難しくて藻掻いていた。 「良いドクターになる」ということは一体どういうドクター なのか。 -------------------------------------------------------- 卓は担当する患者や医者から腕がいいとして褒められる中、 その患者・淵森拓郎は家族からぞんざいな扱いを受けていること が分かる。卓は拓郎への対応に苦慮する中、更に院長から は「良い医者になれ」と言われて、良い医者とは何なのかに ついて悩む。 満潤会の流れがアクセントとはいえちょっと安っぽいのが 残念な流れだった。わざと価値を下げて売ろうとするなんて 先ず考えられないし、それに賛同するということもまるで 考えられない。それが例え相良に対抗する手段で有ったり、 相容れない関係で有ったとしても・・・だ。 患者の家族の問題を通して、自分の姿勢を正していく辺りの 段取りは悪くないし、互いに影響を与える辺りも上手く出来て いると思う。そこから患者の為に動くようになるという方法論 も多少イレギュラー化しているけど、このドラマらしいところ。 相良が妨害するようにして、この病院の価値を上げれば、 売る事は無くなるだろうと考え、卓に対しても自分を必要と している人がいれば売ろうとは思わなくなるだろうと考えて いるのかな。 患者の苦しみが自分以上のものであること。 確かに我が儘だけど、最初から我が儘だったのではないであろう ことも見え隠れしているし、頑張ろうとしてもそれが病気によって 出来ない辛さというものを卓は理解していく。 佐知は相良から言われた通りに行動を起こす中、看護師仲間からは 惚れた弱みだとして、操られていることを冷やかされていた。 当初はそんな佐知が、相良から「良い看護師になる為には・・」 というテーマが有ったけど、「良い医者になる」という卓の テーマへとスライドしていき、残すところは卓の心一つだと 思うんだけどね。 手術の執刀シーンに関しては、どうせ失敗しないので面白味も そんなに感じ無いかな。「医龍」にしても「ドクターX」にしても その辺の緊張感が皆無なところが有るので、もう少しこの辺の ワンパターン性を排除した医療ドラマが見たいね。 テーマがそこにないのは分かるけど、その辺は現実離れして 漫画っぽい感覚しかない。 堂上総合病院 相良浩介 …… 沢村一樹 (外科医) 森山卓 …… 高嶋政伸 (外科医) 宮部佐知 …… 比嘉愛未 (看護師) 相原亜美 …… 黒川智花 (看護師) 渋谷翔子 …… 滝沢沙織 (製薬会社MR) 高泉賢也 …… 敦士 (外科医・森山派) 佐々井圭 …… 正名僕蔵 (外科医・森山派) 段原保 …… 尾崎右宗 (外科医・森山派) 千住義郎 …… 斉藤陽一郎 (外科医・森山派) 田村戸紀子 …… 宮地雅子 (看護師) 吉川みずき …… 阿南敦子 (看護師) 桃井正一 …… 小野武彦 (事務長) 皆川和枝 …… 伊藤蘭 (内科医) 堂上たまき …… 野際陽子 (院長) 田口寛子、羽村純子 瀬戸晃 …… 浅利陽介 (外科医) ナナ …… 伊藤久美子 (森山の話を聞くキャバクラ嬢) 満堂 潤三郎 …… 大和田伸也 (満潤会グループ会長) 二宮 敬次郎 …… 堀部圭亮 (満堂の秘書) 浦 啓一郎 …… 木村靖司 (東京よつば銀行融資課行員) 淵森拓郎 …… 金井勇太 (次男) 久保浩子 …… 阿知波悟美 (バッド・キアリ症候群の女性) 青柳順平 …… 升毅 (北海道快栄病院の医師) 久保 功 …… 伊藤正之 (浩子の夫) 久保 凛子 …… 鉢嶺杏奈 (浩子の娘) 神宮寺 忠彦 …… 山本亨 (東京医療大学病院心臓血管外科教授) 淵森秀一郎 …… 高杉瑞穂 (長男) 淵森尊之 …… 団時朗 (父) 淵森波子 …… 岡まゆみ (母) 横尾三郎、下村彰宏、稲健二、足立龍弥