ゴーストライター
(2015年1月期・フジ・火曜21時枠)

脚本 - 橋部敦子
音楽 - 眞鍋昭大、笹野芽実、得田真裕、末廣健一郎
演出 - 土方政人、 佐藤源太、山内大典
主題歌 - androp(unBORDE / respire)
オープニングテーマ - 三浦大知「Unlock」
音楽プロデュース - 千葉篤史
編成企画 - 増本淳
プロデュース - 小林宙

http://www.fujitv.co.jp/ghostwriter/index.html





第7話 私は消えたい…勝利のシナリオの結末
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最初は私(由樹)がプロットを書いて遠野リサが小説を書いていた。
そう公表した由樹だが出版社側は由樹を名誉毀損で提訴。
神崎の提案で、由樹の人格を否定する戦略に出ようという。
そんな中リサは火事で火に包まれる中、逃げずにその場に留ま
っていた。

--- 1週間前 ---
裁判の件で、由樹の実家や友人、元恋人の尾崎にまでマスコミ
の取材攻勢が続く。
由樹は検索で自分のことがどう言われているのか調べると、
掲示板には実家の住所まで記載されていて、"美人だが虚言癖が
ありそうな人"という烙印が押されようとしていた。
実家の母から電話が鳴ると由樹はただ謝罪するしかなかった。
真奈美の家に居候している由樹
小田は由樹に対して、裁判に勝ってもリサは厳しいだろうこと
を告げ、小説も書けないし、今は引退発表も出来ないだろうと
聞かされる。
リサは神崎に対して、書けないことが言われているが、私には
切り札があると告げる。
そんな中14時からリサの記者会見があるという。
由樹もテレビの前でその会見の中継を見ていた。
リサは世間を騒がせたことを謝罪し、裁判は互いを傷つけるもの
だとして不本意であることを語る。また支えてくれる人に対して
自分が出来ることは作品を世に出すことだが、今やるべきこと
は小説を書くことではないと思っていることを語る。
今は家族との時間を大切にしたいとし、息子や母の介護が有る
と語る。認知症を患う母がいることを公表すると、これからは
執筆よりも家族の時間を優先し、この機会に休養すると語る。

「遠野リサと一生付き合い続ける。称賛され続けるリサを私の
中で消す事は出来ない。」と呟く。
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リサたちは自分たちの権利を守るために、ウソにウソを重ね
由樹の周辺の人生を壊していく。リサとしては守るべきこと
を淡々に守ろうとするが、実際にはリサの元から離れる人たち
が多く、何処まで守れるかどうかは疑問だった。
リサの息子は家を出て行くことを決めるが、旅行先で火災事故
が有り、リサはそこで逃げようとはせず火の中で人生を終えよう
とするが・・・

前半部とは逆に、後半のリサがあっさりと由樹のゴーストライター
の件を認めたことで、展開としては盛り上がりを見せる流れが
有った。

しかし結局名誉毀損の件で、由樹は敗訴したということになるの
かイマイチぐだぐだで状況が分からず、その場合損害賠償はどの
程度になっているのか気になるものが有るのだろうけど、ごく
限られた関係者だけの証言でしか裁判が行われなかった印象も
有るので、なんとなく肩透かしで終わった感も有ったな。

リサにとって大事なものは残された息子のこと。
TBSの「流星ワゴン」じゃないけど、親を反面教師にして子育て
をした結果、結果的に自分も同じような人間になっていると気が付く
ことが多いね。
一番大事にしている息子を祖母に見せると、祖母にとっては娘を
奪った男にしか見えなかったというところなのか。
リサのことは覚えておらず、大樹の中にそんな娘を奪った男として
の面影を見て混乱するという辺りがなんとも言えないね。

もう少し由樹に対する酷い仕打ちが起きても良い感じもするし、
もう少し捻りの利いた展開でも良かった感じはする。
リサにとっては最後の旅行のように感じて居たようで、その辺も
人を信用していない彼女らしいところからくるのか、それとも
神崎の野心からして彼の事を信用出来ない人物と思っているのか。

リサ本人はまるで責任の所在がないかのようにして、テレビ出演
する辺りがまたなんとも言えないところが有るし、神崎にしても
おとがめもなく出世してしまっている現状が有る。

神崎は小田のことを責めるけど、小田の中途半端な正義感を
責めるけど、実際には小田が何かをしなくても由樹の人生は
終わっていたような気がするけどね。


遠野 理紗(リサ) …… 中谷美紀 (30代にして天才小説家)
川原 由樹 …… 水川あさみ (小説家志望)
小田 楓人 …… 三浦翔平 (大手出版社・駿峰社・編集)
塚田 真奈美 …… 菜々緒 (駿峰社・編集)
岡野 慎也 …… 羽場裕一 (編集長)
坪田 智行 …… 水橋研二 (大手出版社・駿峰社・副編集長)
尾崎 浩康 …… 小柳友 (由樹のフィアンセ、横田リース長野営業所社員)
石井 友里子 …… 未来 (由樹と浩康の共通の友人)
遠野 大樹 …… 高杉真宙 (リサの息子)
田浦 美鈴 …… キムラ緑子 (秘書)
遠野 元子 …… 江波杏子 (理紗の母・老人ホーム)
鳥飼 正義 …… 石橋凌 (駿峰社本社・常務)
神崎 雄司 …… 田中哲司 (駿峰社本社・敏腕編集長)

金時むすこ、清水智子、瀬戸将哉、堀口恭平、徳井汰朗
福原直英(アナ)



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