花咲舞が黙ってない
(2015年7月期・日テレ・22時枠)

原作 - 池井戸潤
脚本 - 松田裕子、梅田みか、横田理恵
演出 - 南雲聖一、佐久間紀佳、鈴木勇馬
主題歌 - 福山雅治「I am a HERO」





第2話 恋の予感!!融資回収の裏に隠された支店長の悪事
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舞は夏休みを控えて一人旅の旅行を考えていた。父はそんな舞
のことに心配スル。フラれたのではなく別れたのだとするが
妄想ではないのかとさえ言われ、誰か良い人を見つけてやらない
といけないと父としての使命感に燃える。

臨店班。
相馬は一人旅のパンフを見る舞のことに白い目で見ていた。
その哀れむ視線は何かと問うと、一人の良さを説く舞だが、
そういうのは二人になったことがあるものだけが分かる特権
だと言われる。バチイチは失敗の証しだとして互いににらみ合い
が続く。
そんな中芝崎次長から五反田支店に行って欲しいと語る。
誤払いに出納印の件で事務のミスが続いているので話を聞いて
来て欲しいというものだった。あくまでパワー7分目で・・と
舞に釘を刺す。今回の中北支店長も真藤派閥だという。最近真藤
には頭取争いに於いてライバルが現れたのでピリピリしている
ことを聞かされる。社内報を手渡され堂島専務がニューヨークから
やってきた子とょ語る。

五反田支店にいくとテラーの病欠が繁忙期に重なった為に人手不足
から来る事務ミスだということを聞き取り調査で耳にする。
支店長の中北は珍しく真藤派閥にしては笑顔溢れる良い人そうに
見えた。忙しい時には一時的に事務応援を寄越すことも出来ると
説明して帰社しようとする。
すると帰りに支店の融資課で働く松木啓介に声を掛けられる相馬。
かつて丸の内支店の時に相馬の部下だった人物だった。
相馬はどうかしたのかと声をかけると融資の件で相談に乗って
欲しいと言われる。
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今回は五反田支店に臨店の仕事に行く事になる。
そこでは簡単な事務処理のミスかと思われる案件だったが、
その支店にはかつての相馬の部下である松木啓介が働いていた。
松木から融資の件で相談があるとして、話を聞かされる。
担当している融資先のあずみ屋ストアは健全な経営をしているが
突然支店長命令で貸し付け金の1億円の回収を行うと言われた
のだという。まるで銀行の都合で貸しては返却を求めるという
行動を見ると貸しはがしの案件だという事を知る。

ドラマとしては面白いのだけど、基本的に誰が悪いのかとか、
どういうロジックで犯行を行っているのかということがある程度
想像出来る部分が有り、基本的には本部が閲覧できる口座情報から
みる金の流れとか、経歴を調べて、その繋がりを探すという作業が
続いている感じかな。

勿論上述したように面白いし、時折語られるバンカーとしての
信念とも言える「銀行が扱うのは金だが接するの人だ」とする志
とか、そういうところを見ると、少しバリエーションを変えられな
いかなという感じもする。

ただ今回はバンカーだけでテラーなどが一切でなかったということ
で少人数だけでドラマが回して構成した割りには良く出来ていたと
思うし、舞の恋愛話と食べ物に対する欲の問題を絡めた流れも
面白く機能している。

面白くするために上層部の流れとか絡ませると逆につまらなくなる
パターンも有るので、真藤とか堂島辺りはこの程度の登場が一番
良い感じでは有るんだけどね。

銀行はこんなことをしているのに、社員は警察に突き出されたりは
しないのだろうか?
内々で処分されてしまう為にこういう事件は後を絶たないのか。


花咲舞 …… 杏 (東京第一銀行本部・支店統括部臨店班)
相馬健 …… 上川隆也 (舞の上司)
芝崎太一 …… 塚地武雅 (支店統括部・次長)
辛島伸二朗 …… 榎木孝明 (支店統括部・部長)
真藤毅 …… 生瀬勝久 (本部長から常務取締役へ)
児玉直樹 …… 甲本雅裕 (経営企画部次長から秘書室次長へ)
花咲幸三 …… 大杉漣 (舞の父・花咲店主)
堂島 正吾 …… 石橋凌 (専務取締役、N.Y帰り、真藤のライバル)
松木 啓介 …… 成宮寛貴 (五反田支店・融資課員)

安積尚人 …… おかやまはじめ (あずみ屋ストア)
神谷宏昌 …… 冨家規政 (カミングマート)
中北友康 …… 金田明夫 (五反田支店・タグチエリコ)



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