花咲舞が黙ってない
(2015年7月期・日テレ・22時枠)

原作 - 池井戸潤
脚本 - 松田裕子、梅田みか、横田理恵
演出 - 南雲聖一、佐久間紀佳、鈴木勇馬
主題歌 - 福山雅治「I am a HERO」





第4話 銀行内でストーカー事件発生!!隠された真実
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舞は社内報の女性行員の特集の為に取材を受けて居た。
モットーは清潔感だと告げ、体よく答えている舞を見て相馬は
呆れる。相馬はたかが社内報だろうとするが、東京第一銀行の
全支店に配られるものだとして舞は張り切っていた。
ロビーでの写真撮影も行う中ポージングをしていると真藤が
やってくる。最近活躍しているようだねとし、女性の活躍する
会社こそ将来性が見込めるとして舞は共感する。
そんな中芝崎の元に電話が鳴り、臨店班に急いで町田支店に
行くよう告げる。女子行員に対するストーカー被害だという。
しかし何故警察に通報しないのかと問うと、犯人がウチの行員
の可能性があるのだという。そんな人間が同僚にいるなんて
許せないとし、会社としても臭い物に蓋をするというのかとして
憤る。男性社会で働く女性のストレスをどのように考えているの
かとして舞は激怒する。
町田支店長は春日直道、融資課長は小宮山巧。
被害者に合っているとされているのは女性唯一の融資課勤務の
前原美樹だという。入行10年、大手町、自由が丘、川崎支店
などを回って町田支店に来た人物だった。色々とストーカー事件
や職場環境などを効いていくことにする。
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町田支店で男性行員が女性行員をストーカーしているという
噂がある為に、調査する為に臨店班が乗り出す。
聞き取り調査をした結果では特に問題はなかったが、被害者の
前原美樹によると、家にまで入り込んできたことがあるという
ことで、一歩間違えば刑事事件になるものだった。
強引に侵入した訳では無く、その日は夜中の帰宅になったのだが
鍵を無くして近くに住む姉にスペアキーを借りに行ったことが
分かる。しかし今の所何の証拠もないことから、上司からは
酷い事を言われ、前原も落ち込んでいた。話を聞くとストーカー
被害以外にも、彼女が担当していた融資先の青山建業が倒産した
こと銀行は貸し倒れで2億円の損失を出していることが分かる。

なかなか単純ながら面白い組み合わせで分かり安いエピソード
構成として描いたものだった。
ストーカー被害をミスリードとして取り込み、実際にはもっと大き
なことがこの支店で起きているということを描いたもの。

ただこういう流れも本店ならば口座情報を調べるだけで分からない
ものなのかって感じがする。どの流れも結局銀行なので金の流れ
を調べる作りになっていて、その整合性を図るという一連のパターン
が有る。

今回は珍しく、××派の支店長という肩書きがなかったのが
意外だったけど、真藤のリアクションと児玉の関係はいつ見ても
楽しいし、幸三の店で何気ない会話の中から展開を進展させて
いくところなどもパターンだけで面白く出来ている。

最近の日本のドラマはパターン過ぎてつまらないのと、パターンなの
に面白いという二つに一つの流れがあるけど、その違いがなんなのか
だよね。

杏さんのリアクション劇場も楽しいものが有って、色んな表情を
魅せて欲しい。


花咲舞 …… 杏 (東京第一銀行本部・支店統括部臨店班)
相馬健 …… 上川隆也 (舞の上司)
芝崎太一 …… 塚地武雅 (支店統括部・次長)
辛島伸二朗 …… 榎木孝明 (支店統括部・部長)
真藤毅 …… 生瀬勝久 (本部長から常務取締役へ)
児玉直樹 …… 甲本雅裕 (経営企画部次長から秘書室次長へ)
花咲幸三 …… 大杉漣 (舞の父・花咲店主)
堂島 正吾 …… 石橋凌 (専務取締役、N.Y帰り、真藤のライバル)
松木 啓介 …… 成宮寛貴 (五反田支店・融資課員)

前原美樹 …… 中越典子 (融資課)
春日直道 …… 山田純大 (町田支店長)
小宮山巧 …… 渡辺いっけい (融資課長)

長田成哉、角田晃広、木原勝利
溝呂木賢、植村恵、馬渕有咲、浅石莉奈
田村夏奈子



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