HEAT
(2015年7月期・フジ・22時枠)

プロジェクト原作 - 「ファイアマンの遺言」秦建日子
演出 - 小林義則、佐藤源太
脚本 - 丑尾健太郎、大浦光太、坪田文
音楽 - 菅野祐悟
主題歌 - EXILE ATSUSHI + AI「Be Brave」





第1話 初回は2時間SPー街を狙う男が街を守るヒーローへ!史上初の消防ドラマが今夜開幕大火災の中絶体絶命
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東京消防庁はシーフォースクエアで出火したとして非難する
様オフィスビルで働くものたちに誘導する。リーダーの合田
篤志らが現着すると、避難誘導などに手を貸す。
しかしクローバー都市開発の池上タツヤだけは非協力的で
みんなが逃げるのとは逆にオフィスに入って行ってしまう。
橘会長に電話すると例の話を本格的に始めるという。
消防士たちは一人の社員が中に入ってしまった事を語る。
オフィス中に警報装置の音が鳴り響くために、タツヤは消防士
に止めてくれと語り、こっちにも急ぎの仕事があるのだという。
ホントの火事ではないのだろうとし、こんなこと意味が有るのか
という。こんなの時間のムダだとし付き合っているヒマはない
と一蹴する。それを見た合田は白石に対して結果は死者一名だと
語る。合田はタツヤに対して死亡者はあなたのことだという。
本当の火事ならばそうなっていたとすると、更にはあなたのせいで
第2、第3の被害者も出ていた可能性があるという。大事なのは
仕事ではなく命だとすると、万が一を考えるほどヒマではない
というタツヤ。万が一の時でも自分の身は自分で守るという。

そんな中、クローバー都市開発ではヤシログループが進めている
複合商業施設Yプロジェクトの件で、なんとか自分達のプレゼン
を押し通そうとしてそれぞれのチームが切磋琢磨していた。
もうすぐその為の会議だったが、南臨海都市の件で濱田直紀は
日比野社長に提案にいく。
元々はタツヤたちが南臨海都市の件で土地の買収や行政への根回し
に動いていた格好だったが、勝手に濱田がそれを提案書にまとめて
社長に提出してしまったのである。社長も会議は非効率なので
直接提案してくれることに異議はないとする。総工費550億円の
大型プロジェクトだった。
奪われた格好のタツヤは濱田に対して激怒するが、手段は問わず
結果が全てだという。榊は先日濱田に浴びるように酒を飲まされた
ことが有ったのでその時話してしまった可能性があるとして
タツヤに謝罪する。
今からでは他の候補地探しは難しいのではないか。
タツヤは一度は土地取得の問題で困難だとされていた幸多市に
目を付ける。しかしその土地は保守的で地元との接触も難しい
ところだという。タツヤは先ずは町のこと、町人のことを知る
べきだと語る。
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不動産開発業者に勤務するタツヤは、大型複合商業施設建設計画
の候補地選びとして想定していた場所をライバルの濱田に盗まれ
たことを知り新たに一度は土地取得の問題で却下された案件で
ある幸多市を選ぶ。条件としては申し分ないところだが、問題は
保守的な町の為に用地の取得に問題があることだった。
町の人たちのことを知り、なんとかして濱田を見返すべくして
町に取り入っていく。

最初の一時間は相当つまらない内容であり、その時点で脱落しよ
うかと思ったけど、取りあえず最後まで見てみた。
このドラマの根本的に設定があまりに強引なので、今後どのような
シナリオを描いたとして、主人公に格好良いAKIRA節を語らせて説得力
有るセリフを用意しても、土地の売買に関しては別の問題があり、
なんでこんなにとんでもない設定を作ろうとするのかまるで理解
出来ない。

作者・プロデューサーに問いたい。
長年守ってきた土地を犬を助けてくれただけで、その人を信用し
一任しようとするでしょうか?。愛着のある土地をあなたならば
売ろうとしますか?

結局良い人ぶりを町で振りまいて、最終的には裏切りものでした
ってことで一度はケンカ別れするみたいな流れを作るけど、
それまでに築いた交流を通して結局土地の買収も諦めるのだろう
し、なんとなくエンディングを見なくても最終話が見て取れる
ようなものがある。

消防団を通して変な対立点も描いたけれど、細かい役割の必要
性を唱えていく辺りの流れは悪くない。また過去に起きたこと
で信用を失う消防団に元気づけるタツヤの役割と、その彼に対して
フィードバックするかのようにして咲良などの価値感を通して
タツヤの強欲さに一矢を報いる辺りの流れも上手くは出来て
いるのだけど、そうなんども火事ばかり起こすわけにもいかない
し、この先どうやって面白さを演出するんだろうね。

都心部での論理を田舎に持ち込むことは出来ないことと同時に
田舎での論理も現在では不便で融通が利かないことを示して、
上手い事すりあわせていければ良いんだろうけど・・・


池上 タツヤ …… AKIRA (クローバー都市開発)
日比野 仁 …… 稲垣吾郎 (クローバー都市開発、社長)
濱田 直紀 …… 田中圭 (クローバー都市開発、タツヤのライバル)
榊 明弘 …… 井出卓也 (クローバー都市開発、タツヤの部下)

安住 咲良 …… 栗山千明 (よこかわ幼稚園)
石沢 聡 …… 菅原大吉 (靴屋)
神戸 恭子 …… 堀内敬子 (ゴシップ好き主婦)
鳴海 雅彦 …… 正名僕蔵 (サラリーマン)
等々力 秀一 …… 鈴木伸之 (自転車修理工)
松山 航平 …… 吉沢亮 (就職活動中の大学生)

合田 篤志 …… 佐藤隆太 (消防士隊長)
白石 徹 …… 工藤阿須加 (消防士で合田の部下)
結城 エリ …… 菜々緒 (経営コンサルタント)
渡会 いずみ …… 小芝風花 (幼稚園の教諭補助)

相良絹江 …… 銀粉蝶 (犬マリアンヌ)

山田親太朗、高橋秀行、上松大輔、金井成大

大関真、清水伸、植木祥平、金時むすこ、志村美空、岡田謙
佐藤智美、熊倉一美、松浦理仁、大山蓮斗、阿由葉さち紗
内藤咲愛

青木一平、石上卓也、岩田佑介、ふくまつみ、幸将司、南雲佑介
橘家二三蔵、吉田幸矢、森富士夫、高野漁、千代川孝
名倉石喬、堀内充治、五十川三宣、安住啓太郎、門村伊奈子
横山恒平



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