警視庁捜査一課9係 10
(2015年4月期・テレ朝・水曜21時枠)

http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari_10/





第6話 完全犯罪理論

監督/長谷川康 脚本/深沢正樹

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サイトを見る北田は妻の写真を見つつ毒物の注文サイトで
注文しようとしていた。
加納は警視総監の神田川宗次朗から呼びだされて道場に向かう。
加納に対して手合わせしないかというが、北辰一刀流の師範
相手に勝負になどならないという。警察剣道大会で二年連続で
優勝しているだろうとするが、20年の前のことだという。
加納に対して元警視総監の北田とは親しいのかと問うと、
当時の刑事部長の北田が君を自由奔放に捜査させる為に今の
チームを作った事を告げ、君は彼のことをどう思っているのか
と問われる。総監を辞めて大学の学長をしているが半年前に
奥さんが死去し、その後学長を辞任していることが気になるの
だという。

加納は帝都法科大学へいく。
一週間前から体調が優れないとして休んでいることを聞かされる。
そんな帰り道、突然ビラが巻かれる。寺内理恵(34歳)は不倫
淫売女と書かれていた。こんなのはデタラメだとして寺田本人が
回収する。そんな中、それを見つめる宮崎教授の姿を見つける。

加納は北田丈晴が釣り堀にいるのを知って現場にいく。
引退が早すぎないかと問うと、突然加納に対してお前は人を殺し
たいと思った事はあるかと問われる。思った事はあるというと、
北田は行動に移したものは人間ではないとし、もう私には関わる
なと告げる。
北田は加納に逢ったがアイツの目を見られなかったとして妻の
写真に語りかける。

3日後。
帝都法科大学の宮崎京介教授が自殺する。「疲れました死にます」
とパソコンに遺書が書かれていた。彼は犯罪心理学の権威。
直樹は現場に青酸性毒物があること。コーヒーが机の上に置かれて
いた跡を発見。コーヒーに混ぜて飲んだであろうことを知るが
肝心のカップが見つからないのだという。服毒自殺に見せかけた
他殺ではないかという。志保は加納が宮崎のことを知っている
ことに疑問に感じていた。
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加納は警視総監の神田川からの圧力で、帝都法科大学の学長に
就任していた北田の様子を見てくるよう言われる。帝都法科大学
は法曹界の人物が多い中、警察側から学長が出たことで、検察
との間でイニチアチブをもてる状態だったのである。
そんな中、この大学の教授・宮崎京介が自分の研究室で青酸性
毒物を飲んで死亡する。コーヒーの中に混入させられて、飲んだ
ことだとされるが・・・

先週のエピソードがよく出来ていただけに、今回のエピソードは
無駄に名優を登場させたばかりで、ネタ的にはかなり奇異に映る
殺人事件だった。

そもそもこの自殺した教授が自分の論説の証明をしたかったみたい
だけど、それを証明して一体何になるのかって感じがする。
人の心をコントロールすること自身に興味を持っていたというので
有ればドラマとしても分かるのだけど・・・
またそんな主張自身は興味深いけど、彼自身が人間の良心とか自制心
を見誤っている部分が有り、それを認めたくないので是が非でも証明
しようとしていたのか?
彼がそうなるに至る原因なのかの掘り下げもまるで行われず、
ただただ他殺案件を自殺だと証明させる為の流れにしかなっておらず、
肝心のストーリーの背景で起きている事情は意味不明な感じだった。

ただ相当この教授が嫌われていたところは確かな様だ。
なんで嫌われる行動をしていたのかと言えば、やはり実験・実証に
有るのだろうけど、それを実施要したところで誰が認めるんだろうか。


加納倫太郎 …… 渡瀬恒彦 (9係・警部)
浅輪直樹 …… 井ノ原快彦 (9係・巡査)
小宮山志保 …… 羽田美智子 (9係・巡査部長)
青柳靖 …… 吹越満 (9係・警部補)
矢沢英明 …… 田口浩正 (9係・巡査部長)
村瀬健吾 …… 津田寛治 (9係・警部補)

早瀬川真澄 …… 原沙知絵 (東京都監察医務院に勤務する監察医)
石川倫子 …… 中越典子 (パティシエ、直樹の彼女)
矢沢早苗 …… 畑野ひろ子 (漫画家・長男福太郎)
垣内妙子 …… 遠藤久美子 (クラブ歌手)

神田川宗次朗 …… 里見浩太朗 (警視総監)
北田丈晴 …… 津川雅彦 (元警視総監、帝都法科大学元学長)
寺内理恵 …… 松下恵 (帝都法科大学、助手)
宮崎京介 …… 塩野谷正幸 (帝都法科大学・犯罪心理学)
宮崎仁美 …… 渡辺梓 (妻、ホスト通い)
小柳憲治 …… 井田國彦 (帝都法科大学・教授)

滝雅人、松井功、津村純子、深澤優、新貝文規



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