恋仲
(2015年7月期・フジ・月曜21時枠)

脚本:桑村さや香
主題歌:家入レオ「君がくれた夏」
音楽:世武裕子
プロデュース:藤野良太
演出:金井紘、宮木正悟

http://www.fujitv.co.jp/koinaka/index.html





第5話 最後の花火
--------------------------------------------------------
あかりは葵に手紙のことを覚えて居るかと尋ねるがそんなの
知らない事を語る。あかりは翔太の部屋で葵に返したハズの
漫画本とその中に手紙が入って居ることを目にしてしまう。
更に翔太はあかりの父・寛利に50万円を渡して、あかりの前から
居なくなって欲しいとして追い払ったことで、それを知った
あかりは激怒する。
あかりが昨日から帰宅していないということを聞いて、
翔太の元にいくと、翔太は葵に対してあかりとはもう終わった
ことを告げる。おじさんのことが原因じゃないだろうなという
葵。金を渡したんだという翔太は、あんな父親が居たのではあかり
の為にならないと。ずっと傍で見て来たのだろうとして、あかり
を一人にはしないと言っただろうという葵は、お前は最低だと
語り翔太の家を飛び出す。

その頃葵の事務所では八王子の水族館の案件が一度は断られた
がまたプレゼンを求められた事を知る。現在横浜のレストラン
の件を担当しているので無理だとするが、社長の万里子は水族館
の設計をしたい事を告げ、横浜の方を断る。
瑠衣子は葵がボーっとしていることに気が付く。
今度の週末に美術館にいかないかと誘われる葵。コンクールの
参考にも成るのではないかと言われいくことにする。
--------------------------------------------------------

あかりの父親の件では、翔太にはその非がなく寧ろ彼女の為を
思って行動していたことが描かれた。

まだまだ色々と翔太が隠している裏の顔というものが全て剥がさ
れていないので、スタートラインにさえ立っていない状況の中で
恋愛の相手として葵と戦おうとしているところにちょっと違和感
は有る。
ただ全ての顔が発覚してしまうと、ドラマとしては面白味を何処か
に求めて行かねばならないので、ある程度は神秘性を保つ必要は
有る。

翔太は公平と行動を共にして彼の心を掴み、葵はあかりと共に
父親の件を処理したことも有るので、一見すると最早障害もなく
二人見守る事が出来そうなんだけど、当時の気持ちはともかく、
今現在の二人の状況も踏まえて、好き嫌いの感情の振れ方がどう
なっているのかが問題だね。

この二人が一緒になることが幸せなのか。
勿論嘘から始まった偶然の出会いだとしても、それを乗り越えた
ところにある互いの感情がどうなっているのかが知りたいところ。

どの流れもあかりと葵が一緒になれば良いのにと思わせすぎている
ところもあるので実際には逆の流れを発展させようとしている
作者の意図なんかも見え隠れしているんだよな。

何年か越しに約束を果たせなかった花火の件では一応消化出来た
訳だし、また新たなステージへと進んでいきそうだ。
取りあえずあの手紙の件でどういう対応を見せて行くのか。
手紙だけで大事なことを伝えようとするところが間違っていないか
って感じがしていたけど、本人がそれに言及していたね。


三浦葵 …… 福士蒼汰 (建築設計事務所)
芹沢あかり …… 本田翼 (葵の幼なじみ・教師を目指す)
蒼井翔太 …… 野村周平 (転校生、医者)
金沢公平 …… 太賀 (葵の富山時代・高校の友人)
三浦七海 …… 大原櫻子 (葵の妹、就活中)
山城心音 …… 大友花恋 (病気で入院、心筋症)
冴木瑠衣子 …… 市川由衣 (葵の元彼女)
富永美玲 …… 山本美月 (建築設計事務所)
高梨恵里香 …… 馬場園梓 (あかりと同居)
沢田一葉 …… 新川優愛 (医者)
小谷照吉 …… 前野朋哉 (建築設計事務所)
磯原新一 …… 永井大 (建築設計事務所)
丹羽万里子 …… 吉田羊 (建築設計事務所)
芹沢寛利 …… 小林薫 (あかりの父、造船鉄工所・2008年に倒産)
智美 …… 渡辺舞 (大学病院・看護師)

直子 …… 相築あきこ (寛利の妻)
怜奈 …… 新井美羽 (直子の連れ子)



inserted by FC2 system