コウノドリ
(2015年10月期・TBS・金曜22時枠)

原作 - 鈴ノ木ユウ『コウノドリ』
脚本 - 山本むつみ
企画 - 那須田淳、鈴木早苗
ピアノテーマ・監修 - 清塚信也
プロデューサー - 峠田浩
演出 - 土井裕泰、金子文紀 他
主題歌 - miwa「あなたがここにいて抱きしめることができるなら」

http://www.tbs.co.jp/kounodori/





第1話 ぼくたちは毎日、奇跡のそばにいる
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BABYと呼ばれる白髪の男性がライブハウスでピアノを弾くのに
観客たちは魅了される。動画投稿サイトでも人気のピアニスト
だが正体は不明。毎回彼のさじ加減で演奏は途中で終わってし
まうことも有る。今日は最後まで弾いてくれるのか。

ネットカフェに滞在していた妊婦の矢野夏希は突然倒れて救急
車で運ばれる。

その頃ペルソナ総合医療センターでは、小早川家の頼子が出産
する時を待っていた。夫の俊也も必死になってフォロー。
助産師の角田真弓、新米産婦人科医で研修後期の下屋加江など
が出産のタイミングを見計らっていたが、まだ暫くは出産は
なさそうだった。それでも妊婦は陣痛に苦しむ。
真弓は敏也に対して妊婦が楽になる方法としてテニスボール
をお尻の辺りで押してあげると楽になることを教えてそれを
行わせる。

そんな中沙織は下屋に対して救急だと語る。
対応に出ると既に妊婦・矢野夏希は破水していた。母子手帳や
掛かり付け医はないのかと救命士に尋ねると、通院歴のない
未受診妊婦故に受け入れる病院がないという。

小松留美子は客としてBABYこと、鴻鳥サクラの演奏を聞いてい
たが、妊婦が救急搬送されたと聞くと、演奏を辞めてすぐに
病院に戻る。滝に対して今夜は終わりだと告げ、オンコール
だと語る。

病院に戻るサクラは現状を聞く。未受診妊婦であること。
またオペ室は四宮春樹が入っていること。未受診妊婦には、
感染症リスクが有り、更にオペが必要な可能性も有り、現状
スペースが無かったが、サクラは四宮がもうすぐ手術が終わる
だろうことを推察して受け入れることに。四宮はソーシャル
ワーカーの向井に連絡、新生児科部長兼周産期センター長の
今橋貴之にも未受診妊婦を受け入れるのでその準備を頼むと
いう。今橋の下に付いていた新人の白川領は、保管器の空きが
ないし、リスクが高いとして受け入れるのは無理だとするが・・
下手に妊婦が感染症を持っていたらバイオテロのようになる
と告げる。
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医療ドラマの中でも産婦人科に限定した感じのドラマ。
主人公の名前が如何にも・・な感じだし、既に人間の不条理な
人生って出産したその日から始まっているんだよなと改め
て感じさせる内容だった。

医療系ドラマなので外れはないと思うし、産婦人科だけに
留まらず周産期センターに対して今後実生活で求められる問題点
というものを示唆していきそうだけど、少子化の現在だし
規模を広げるというのも本当に現実にそぐう内容なのか
よく分からない。どの医療ドラマでも問題になるのは病院
経営の問題だけど、産婦人科は基本的に訴訟さえ起きなければ
黒字であるようだ。

色々と出産しても住民登録をしない人の問題点を指摘する
ものも有れば、このドラマのように定期検診が受けられないと
する事情を持つ親・家庭の事情が存在すること。
不条理な世の中を恨むのはともかく、その非を子供にぶつける
のは間違いだとばかりに、なんとか子供を産ませることで
母性を引き出していたけど、それでもやはり現実社会に於いて
親自身の生活設計の問題もあって、容易にはいかないところ
が有りそうだ。

「貧しいのは金がないだけではなく教育や情報、家族や仲間
との縁に恵まれない」。その結果がこういう事態が発生する
ということで、社会そのものにも問題があることが語られる。

出産に対するハウツーものとしても描かれていて、普通の人
が知らなくても問題はなさそうだけど、逆子みたいな感じで
出てきてしまうケースもあれば、骨盤に肩がひっかかり
そのままでは生むことが出来ないとしたり、一度生まれかかった
赤ちゃんを押し戻せとばかりに手を突っ込んでいる光景など、
言葉だけでもエグイけど、実際に男性があの場に居たら
卒倒しそうなシーンの連発っぽいな。


鴻鳥サクラ …… 綾野剛 (産婦人科医)
下屋加江 …… 松岡茉優 (新米産婦人科医)
小松留美子 …… 吉田羊 (助産師)
白川領 …… 坂口健太郎 (新米新生児科医)
加瀬宏 …… 平山祐介 (救命救急医)
角田真弓 …… 清野菜名 (助産師)
船越拓也 …… 豊本明長 (麻酔科医)
大澤政信 …… 浅野和之 (ペルソナ総合医療センター・院長)
向井祥子 …… 江口のりこ (メディカルソーシャルワーカー)
新井恵美 …… 山口紗弥加 (新生児科医)
四宮春樹 …… 星野源 (産婦人科医)
今橋貴之 …… 大森南朋 (新生児科部長兼周産期センター長)
平井沙織 …… 白石糸
真田知香 …… 小林きな子
少年のサクラ …… 高村佳偉人

梶原みなみ、國武綾、重城希美、藤原希、菊池真琴
北村絢椛、亀井理那、横内亜弓、福吉真璃奈、瑠衣夏
永井ちひろ、櫻井はな、田辺愛美、羽村純子、廣田優実

小野田景子 …… 綾戸智恵

永井浩之 …… 小栗旬
永井晴美 …… 川村ゆきえ

小早川俊也 …… 要潤
小早川頼子 …… 臼田あさ美
矢野夏希 …… 清水富美加

大島蓉子、西慶子、梅舟惟永、小林竜樹、矢崎由紗、大塚ヒロタ
齋藤由貴、簑輪裕太、平竜、高見綾、生田輝、佐藤瑠生亮
保田盛凱清、岩田龍門

小宮百恵、杉遼河、中村陽、鶴田想乃、榎田幹太、川名彩千夏
沖田賢哉、木村裕一朗、高野雅人、松成大珂<
鈴木里莉、松崎有夢、友重碧心、成海立樹、長田幸子



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