コウノドリ (2015年10月期・TBS・金曜22時枠) 原作 - 鈴ノ木ユウ『コウノドリ』 脚本 - 山本むつみ 企画 - 那須田淳、鈴木早苗 ピアノテーマ・監修 - 清塚信也 プロデューサー - 峠田浩 演出 - 土井裕泰、金子文紀 他 主題歌 - miwa「あなたがここにいて抱きしめることができるなら」 http://www.tbs.co.jp/kounodori/ 第7話 母との約束…理想の出産って何？ -------------------------------------------------------- サクラはピアノを弾きながら先日病院にやってきた永井の言葉 を思い出していた。「父親か・・」と。滝からはいつものBABY とは違うとし、これまで優しく包み込む感じだったが、逞しい 感じになっているという。早く最後まで完成された曲が聴きたい と言われる。 小松の元に里中助産院の里中裕子から手紙が届く。 同期の留美ちゃんに助産院に来て欲しいとするものだった。 森亜沙子(26歳)は定期検診のために産婦人科へとやってくる。 体型・栄養のコントロールが出来ていることに感心をするサク ラ。妊娠36週目なのでこのままならば問題なく産むことが出来る とのこと。亜沙子は病院ではなく助産院で産みたいと考えている 人物で、帝王切開や陣痛促進剤などもってのほかだと語る。 あくまで自然分娩に拘る人物だった。 助産院で産む人も産むまでには3回の検診に来なければならなか った。妊婦の中でも自分が産むのではなく産ませてもらうと いう意識を持つ人が多いのが現状だという。 そんな中小松は今夜は新月なので出産が多くなることを語る。 妊婦の順子や山田郁美などが運ばれてくる。痛みが我慢できな い郁美は何とかしてくれと医師に訴えるが、お産には終わりが あるからとしてなだめる。 -------------------------------------------------------- それぞれの役割、それぞれが思い描くお産の形を通して、 医師だけがクローズアップされがちな流れを否定し、助産師 の存在感というものを抽出したエピソードだった。 この辺の流れは医療ドラマに於ける看護師と医師の関係にも 似ているけど、モニタ越しに見る医者と患者と実際に接する ことによる助産師の違いというものの違いを描く。 ただこのドラマでは一方が悪いという描き方は絶対にせずに、 共存共栄だとばかりに、助産師の利点と欠点を描いた後には 必ず医師の利点と欠点も主張している。 今回出てきた三者三様の妊婦。 特にメインだったのは亜沙子だけど、この人が何故そんなにも 医者や病院を嫌っているのかその理由付けがかなり弱かった ようにも思う。 寧ろ小松の流れを通して見る助産師を否定されることの意味の 流れの中に同様のものが含まれていたので、妊婦の存在感が 失われた。 情報過多の時代で、医者のいうことを鵜呑みにしたくないのも 分かるし完璧さを求める妊婦の存在も分かるけど、完璧だと 言えるのは、母胎と赤ちゃんが無事であるということで、 帝王出産も自然分娩にも変わりはないことの主張は納得できる ところだったかな。 産後鬱の問題はちょっと今回のエピソードでは蛇足的で消化 仕切れなかった気がする。 2年前に自分も姪っ子が出来たのだけど、その姪っ子がまた 最初はなついてくれなくて、鬱だと思ったけど、コツを覚える と子供ってホントによく懐いてくれるものだよね。 鴻鳥サクラ …… 綾野剛 (産婦人科医) 下屋加江 …… 松岡茉優 (新米産婦人科医) 小松留美子 …… 吉田羊 (助産師) 白川領 …… 坂口健太郎 (新米新生児科医) 加瀬宏 …… 平山祐介 (救命救急医) 角田真弓 …… 清野菜名 (助産師) 船越拓也 …… 豊本明長 (麻酔科医) 大澤政信 …… 浅野和之 (ペルソナ総合医療センター・院長) 向井祥子 …… 江口のりこ (メディカルソーシャルワーカー) 新井恵美 …… 山口紗弥加 (新生児科医) 四宮春樹 …… 星野源 (産婦人科医) 今橋貴之 …… 大森南朋 (新生児科部長兼周産期センター長) 平井沙織 …… 白石糸 (看護師) 真田知香 …… 小林きな子 (看護師) 少年のサクラ …… 高村佳偉人 (ひまわり養育園) 小野田景子 …… 綾戸智恵 (ひまわり養育園) 滝賢太郎役 …… 清塚信也 (ライブハウスマネージャー) 山本みのり …… 梶原みなみ (助産師) 槌田幸 …… 國武綾 (助産師) 佐久間百合子 …… 重城希美 (助産師) 林瑞希 …… 藤原希 (看護師) …… 菊池真琴 (助産師) 佐々木つぼみ …… 廣田優実 真鍋千里 …… 田辺愛美 (看護師) 大塚ゆき …… 櫻井はな (新生児科の看護師) 永谷真知子 …… 永井ちひろ (看護師) 森岡奈緒美 …… 福吉真璃奈 (看護師) 内田麻衣 …… 横内亜弓 (新生児科の看護師) 白井香歩 …… 亀井理那 (看護師) 北村絢椛、瑠衣夏、羽村純子 森亜沙子 …… 南沢奈央 (26歳、36週目、助産院で産みたい) 野々村秀子 …… 冨士眞奈美 (ののむら助産院・院長) 山田郁美 …… 足立梨花 (産後うつっぽいヒストリックな子) 大森太助 …… 角田晃広 (真弓の彼、ロックミュージシャン) 小松の母 …… 久世星佳 () 小松留美子 …… 恒松祐里 () 森隆 …… 野村修一 (亜沙子の夫) 川村実咲 …… 中村ゆり (37週目の妊婦) 富山えり子、植木夏十、流コウキ、新木祐子、水木ゆうな 猫田直、細川洋平、宮崎緑、渋谷そら、岡本逢央、岩井楓華 佐藤羽琉、秋山蓮、神澤弓史、藤森政登、耀香莉奈