○○妻 (2015年1月期・フジ・水曜22時枠) 脚本 - 遊川和彦 演出 - 猪股隆一、日暮謙、鈴木勇馬 主題歌 - 椎名林檎「至上の人生」 チーフプロデューサー - 伊藤響 プロデューサー - 大平太、福井宏、太田雅晴 http://www.ntv.co.jp/tsuma/ 第3話 契約夫婦が選んだ偽りの生活…夫を救った妻に下された非情の宣告！ -------------------------------------------------------- News Life キャスターの愛は事件報道を行う中、最後は正純のコメント が行われる。最近の特集は子供の虐待に関するものだった。 一週間に一人の割合で虐待死が起きている現状が有り、 正純も虐待は家庭内だけの問題ではなく行政が介入すべき ものであり国が一番に考えるべき案件だとして告げる。普通 は子供を守るべき立場の親が子供を傷つけていることで子供 にとっては逃げ道はないのだと主張する。 虐待問題はNews Lifeでも積極的に取り上げてる問題で、 コメントをして番組が終わった後の正純には称賛の声が上がる。 愛は正純の奥さんに一度遭ってみたい事を口にすると、みんな 正純の妻を誉めているという。 しかし肝心の正純は愛から契約妻を固執している原因を聞き、 どうしても納得がいかなかった。 帰宅するとひかりのベッドには母・仁美が寝ていた。 ひかりから場所を変えようと言われ彼女はリビングで寝ている という。食卓には「用が遭ったらいつでも起こして」と書かれて いた。寝ている彼女にキスしようとするがひかりは正純の気配 がすると目覚める。正純は一緒に寝ようと語る。 翌朝仁美はひかりが戻って来た事を喜ぶが正純の機嫌は悪かった 。弁当は要らないとし、今日の帰りは遅くなると語って出て行く。 テレビ局では岸から今日の番組の段取りが説明される中、 正純はボーっとして聞いていた。妻とケンカでもしたのか? と板垣から指摘される。それを否定する。 一方プロデューサーから新たな番組の企画として、おしどり夫婦 のコーナーを作る為に初回は正純の妻を出演させてくれないか と言われる。しかし正純はひかりのことで機嫌が悪かったこと も有って、安易な企画だとして取材してスクープを取る事を 考えるべきだと主張する。分析やデータばかり調べているが、 そういうのに現れないものこそ事件の本質なのだと言われる。 更に「人前に出せる訳がない・・アンナヤツ」と突然憤怒した 為にスタッフは緊張が走るが、正純は言い過ぎたとして謝罪する のだった。 -------------------------------------------------------- ひかりは契約結婚に拘る理由として、愛が消えるのが恐いので 現状のままの関係を維持したいと考えるが、正純としては 正式に籍を入れて、子供を持ち家庭を築きたいと考えていた。 取りあえず契約は結ぶが、その考え方の違いによって正純として は不満が溜まり、更にはひかりがタクシー運転手の流れを通して 正純に契約させる為に画策していた事を知って、不信感を抱く。 正純の中では混乱状態が起きている中で、ニュースでは児童虐待 問題が取り上げられていく。正純は幼少期に父親たちが姉や母親 が父親からの虐待・家庭内暴力を受けて居た為に、それに対する 思いは人一倍だった。 期待している分だけその落胆が大きいのか。 まるで面白味を感じ無いのは何なのだろう。 ドラマでは正純がギャーギャー騒いでいるだけで、それと同じ トーンで仕事モードに入り、虐待に対する怒りや主張があり、終始 東山紀之さんワールドが展開されただけで、舞台じゃないんだから、 もう少しトーンを抑えればいいのにと思う。日頃の鬱積を ニュース番組の主張として語るというのであれば良いのだけど、 日頃から不満がたまっていて終始ギャーギャー騒ぐ。 ひかりにしても正純にしても過去に何かが有ることは明らかだけど 自分が虐待された時と同じことを妻にしようとしていたとか、 ひかりもまた完璧な主婦業をすれば契約だから許されるみたいな 流れが有る中で、どの人物も身勝手なことをしている感じにしか 見えず、一体何がしたいんだということになる。 「お前ら何も分かっていない」 という父親の主張を見れば、何か知らない真相が隠されているの だろうけど、それを知りたいと思わせる前に挫折しそうなシナリオ だった。その分からない理由はお前達が探して理解しろって ことなのか? 正純への対処法は誰よりも知っているとばかりに泥酔した正純に 対する手腕を見せるけれど、トイレで主張した流れと、スタジオ内 で酔って危うい正純にかけた言葉はまるで一緒だったし、イマイチ ドラマの中でのピークのもって行き方を誤っていないかとさえ思う。 虐待に対する主張とかかなり良い感じに見えただけに、幼稚な 人物がキャスターでなければ良いのになと思って見ている。 ニャーニャーいっている姿を見て流石に冷める思いがした。 そろそろこのドラマもクローズしようかな。 「残念な夫」ではなく遊川和彦さんの脚本だったのでこのドラマ を選んだけど、完全に失敗したようだ。 ○○妻 / ひかり …… 柴咲コウ (歳、契約妻に拘る) 久保田 正純 …… 東山紀之 (42歳、News Lifeキャスター) 久保田 作太郎 …… 平泉成 (75歳、酷い父だった?、入院) 久保田 仁美 …… 岩本多代 (77歳、母) 河西 美登利 …… 渡辺真起子 (47歳、長女) 久保田 実結 …… 奥貫薫 (44歳、次女) 河西 大輝 …… 浦上晟周 (13歳、美登利の息子、死に固執) 河西 成美 …… 平澤宏々路 (5歳、美登利の娘) News Life 板垣 雅己 …… 城田優 (32歳、TV局、"TEN") 風谷 愛 …… 蓮佛美沙子 (25歳、News Lifeキャスター) 岸 伸一 …… 中林大樹 (TV局、"TEN") 竹下 橙子 …… Sharo (TV局、"TEN") 三木 武 …… 木戸邑弥 (TV局、"TEN") 井納 千春 …… 黒木瞳 (54歳、ひかりの母、浮気) 鈴木福、落合萌 蛯沢康仁、志賀圭二郎、浅野優貴、神谷大輔、関口アナム 安藤広�ｶ、佐丸徹、西村友美