○○妻 (2015年1月期・フジ・水曜22時枠) 脚本 - 遊川和彦 演出 - 猪股隆一、日暮謙、鈴木勇馬 主題歌 - 椎名林檎「至上の人生」 チーフプロデューサー - 伊藤響 プロデューサー - 大平太、福井宏、太田雅晴 http://www.ntv.co.jp/tsuma/ 第5話 決死の告白！こんな女でもいいなら結婚してください！ -------------------------------------------------------- ひかりは作太郎の病室にいくと彼に対して、私は昔人を殺した 犯罪者だと語る。 正純は愛のマンションに行くと今晩泊めて欲しいと語る。 私はあなたを大好きになったという愛だが、私は結婚を前提と した付き合いしかしないと決めたのだという。かつて不倫して いたが、あんな苦しい思いをするのは嫌だという。奥さんとの ことを別れられますか?と正純に問う。奥さんの正純への愛は もの凄いものがあるという愛。私は正純のことが好きなので いつまでも待つ覚悟は出来ているという。 作太郎はひかりに対して、オレのように愛を諦めると辛いとし オレみたいになっても良いのかと問う。すると作太郎はオレが お前達がずっと一緒に居られるように祈ってやるという。 ひかりは作太郎に本当の気持ちを伝えなければダメだと語る。 しかしそんな作太郎は突然鼓動が止まってしまう。ナースコール をかけて心肺蘇生を試みるひかり。 正純は街で飲んだくれていた。 ひかりからの電話には出なかったが、美登利からも電話が有った のでただごとではないと感じて電話に出る。 病院へと向かう。 病院にみんなが集まっていた。心臓が弱まっているので次に父 の容体が悪化した時には命が助からないとのことだった。 ひかりがいてくれて助かったとするが、冷静に考えて何故 こんな時間にひかりが病室にいたのかを疑っていた。 ひかりに対してみんなは一体何を考えているのかと問う。 仁美はひかりに対して、私はどうすれば良いのかとして、この ままだと気が変になりそうだとして、一体父さんから何を聞いて いるのは話して欲しいと頼む。しかし言わないと約束したと してひかりは話そうとはしなかった。なんでそんなに頑固なの かとして、そろそろみんなも我慢の限界だと語る。正純は ひかりに対して所詮は他人で契約妻なんだろうとし、もうオレは 昔のひかりについて詮索するのは辞めたという。しかし今を 楽しむとしてオレが誰と付き合おうと構わないのだよなと語る。 -------------------------------------------------------- 作太郎はひかりとしか話をせず、二人は互いに心に抱えている 問題を話合う関係となっていた。互いに墓まで持っていくという 約束を交わしたハズだったが、作太郎の命は風前の灯火で、 次の発作が有れば危険だという。今話をしなければ心情を語る ことが出来ず、誤解されたままの状態でいることになるとして 話すべきことを語る中、ひかりは作太郎にではなく、仁美に対して 全てのことを話して欲しいと語り出す。 一体何が起きたのか。 二つの重たい家庭の事情が存在していた感じ。 ただ作太郎にすると何故妻に愛されていないと思ったのか。 そして仁美も何故作太郎を愛さなかったのか。 この辺の意図や意味がわからない。 無理矢理好きだ嫌いだということを除いて、結婚することで 幸せがあるとする幻想を抱いていた時代の人だということなのか。 仁美の中に別の男性が心の中にいるとかいうとまた展開としては 違ってくるのだろうけどね。 正純がひかりに対して父の死後語る中で、ひかりには一つだけ欠けて いるものがあるとして「笑顔」だとしていた。 作太郎の中にも仁美の中にその笑顔が見られなかったのだろうか。 幾ら完璧に主婦としての形を取っていたとしても、やはり日本人の 結婚に対する価値感を見ると、結婚の届け・契りがないとなかなか 心のバランスが取れないことがある感じ。契約書も一種の契りなの だけど、そこには愛のない紙である。 人が人を信用するのが如何に難しいことなのか。 そんな状況の中で、その人を構成する過去の不都合な部分だけを 見ないようにして結ばれるということは、正純だけでなく ひかりがひかりでいるためにも難しいことなんだろうね。 しかしひかりの殺人の意味がわかってドラマとしてはすっきりした し、今回は濃厚な内容だった。 結局二人は結ばれるのだろうけど、疲れたので今日はゆっくり休んで 明日話合おうというけど、こんな話を聞いて眠れるのかな(笑) ひかりの父の件と母の件もひかりの告白の流れを後押しした。 父親はとても寛大な人なのに、なんでひかりの子の件では助けて あげられなかったのだろうか。 駆け落ち同然の家出だとしていたけど、子供に罪はないと思うんだ けどね。 ○○妻 / ひかり …… 柴咲コウ (歳、契約妻に拘る) 久保田 正純 …… 東山紀之 (42歳、News Lifeキャスター) 久保田 作太郎 …… 平泉成 (75歳、酷い父だった?、入院) 久保田 仁美 …… 岩本多代 (77歳、母) 河西 美登利 …… 渡辺真起子 (47歳、長女) 久保田 実結 …… 奥貫薫 (44歳、次女) 河西 大輝 …… 浦上晟周 (13歳、美登利の息子、死に固執) 河西 成美 …… 平澤宏々路 (5歳、美登利の娘) News Life 板垣 雅己 …… 城田優 (32歳、TV局、"TEN") 風谷 愛 …… 蓮佛美沙子 (25歳、News Lifeキャスター) 岸 伸一 …… 中林大樹 (TV局、"TEN") 竹下 橙子 …… Sharo (TV局、"TEN") 三木 武 …… 木戸邑弥 (TV局、"TEN") 井納 千春 …… 黒木瞳 (54歳、ひかりの母、浮気) 鈴木福、落合萌 杉浦亜衣、樽見麻緒、橋本宗篤、後藤ちひろ、安藤広野 吉本真二、浅野優貴、佐丸徹