○○妻 (2015年1月期・フジ・水曜22時枠) 脚本 - 遊川和彦 演出 - 猪股隆一、日暮謙、鈴木勇馬 主題歌 - 椎名林檎「至上の人生」 チーフプロデューサー - 伊藤響 プロデューサー - 大平太、福井宏、太田雅晴 http://www.ntv.co.jp/tsuma/ 第9話 もう何もいらない。おまえさえいてくれれば！遅すぎた夫の決断… -------------------------------------------------------- ひかりは看護師として働く。 ひかりの働きぶりは評判がよく、山田もキヨも絶賛する。 また看護師の一人・宇田希衣からはひかりに対して夜勤を交代 して欲しいと語られる。断る事を知らないひかりに仕事を押し つける看護師達。師長はちゃんと寝ているのかとしてひかり のことを心配。何かを忘れようとして向きになって働いている みたいだと言われる。 千春は消灯時間を過ぎてもテレビを見ていた。 千春はひかりに対して、ひかりが対応している患者からの評判 が良いと語る。それにしても正純は何をしているのかと問うと ずっと病気療養中でニュースライフにも出演していなかった。 変わりのキャスターである宮沢拓巳が、愛と共にニュース ライフを進行していた。ひかりは私には関係がないとし、 遠くから応援するだけだという。この前泣いたらスッキリした 事を語る。ひかりは携帯からも正純の番号を消してしまう。 板垣は宮沢が視聴者受けしていることに対して、ベタ褒めして いると、そこに正純がやってくる。板垣は交代するという結論 を出したのではないのかと問うと、正純はもう一度ニュースライフ をやりたい事を語る。ニュースライフはオレと板垣で血の滲む ような思いで命がけで作ってきたものだという。しかし板垣 は限界である事を語る。ネット住民を卑怯者呼ばわりしたこと で局は激しく脅しを受けたのだという。しかし正純は伝えたい ことを伝えるのは報道のプロだろうと語る。しかし板垣には 大義名分だとしてそれを一蹴する。大変なことは分かるが、 当たり障りのない番組を作れば時代に屈したことになるとし、 権力と不正と戦うことを辞めることになるのだという。 これ以上休むのは耐えられない事を告げ、復帰出来るのであれば 幾らでも頭を下げるとし、土下座するのだった。愛もまた板垣 に対して正純を復帰させて欲しいと頼む。 宮沢は元々臨時ということだったので、正純が戻れば現場レポート に戻るという。板垣は戻るには一つ条件があるとし、これからは 用意した原稿を読んでくれと語る。しかしそれをやることはオレ らしいことなのか?と問うと、一日だけ考えさせて欲しいと語る。 -------------------------------------------------------- ひかりと別れた正純は、どんなことをしてでもニュースライフの キャスターを通して、人々に正純の声を伝えるということを 彼女と約束していた。現在病欠扱いになっている正純は、板垣に 頼んで一日でも早い復帰を要請する。これまで二人三脚でこの 番組を作ってきた板垣に謝罪するが、板垣の反応は鈍く、もしも 復帰するのであれば、番組が用意した原稿を読んで欲しいと言われ る。 前回のエピソードに比べるとかなりよくなった印象も有る。 今回がラストにしても良かったのではないかと思うけど、 まだ幾つかやり残したことはありそうなので、その辺の後処理を していくということなのだろうか。 ただ難を言えば、今回のエピソードは誰もが想像出来る形の 内容なので、脚本家としても視聴者の予想を裏切っていくような 形の流れというのを模索できないのだろうかという感じがする。 これは全ての日本のドラマに言えることなんだけどね。 人は一度の罪を犯すと、やり直せないものなのか。 肩書きとか過去に拘り過ぎるところが有る人たち。 今まで信頼していたものの中に、その傷をあること目にした際に、 人々の素直なリアクションが見て取れたけれど、それでも努力して いる人に対して、過去だけでなく今の業績や努力も加味して評価 してあげて欲しいと思う展開だった。 母親もようやく母性に目覚めたということで、大人になるのが 遅すぎたけど、例え遅くてもやり直せないものはないというものは 感じるところだし、どのエピソードを見ても親子関係の問題が 存在しているところは、それだけ難しいものなんだと思う。 母親からの教えもまた色々と役に立った。 森の熊さんの輪唱。 ひかりが倒れたのは、前回死をギャグ化した母のネタを踏襲した のかとも思えるけど、愛との絡みで語っていたように、彼女が 頑張れたことの理由の一つが達成されたことで、力が尽きてしまった のかなと思う所もある。いずれにしても相当無理して働いていた ことは確かなので、ひかりには休んで欲しい感じはするね。 大輝がひかりに対して語りかけるシーンも良かったし、 問題はテレビ局周りの人物・エピソードの流れだけかな。 井納ひかり …… 柴咲コウ (歳、契約妻に拘る) 久保田 正純 …… 東山紀之 (42歳、News Lifeキャスター) 久保田 作太郎 …… 平泉成 (75歳、酷い父だった?、入院) 久保田 仁美 …… 岩本多代 (77歳、母) 河西 美登利 …… 渡辺真起子 (47歳、長女) 久保田 実結 …… 奥貫薫 (44歳、次女) 河西 大輝 …… 浦上晟周 (13歳、美登利の息子、死に固執) 河西 成美 …… 平澤宏々路 (5歳、美登利の娘) News Life 板垣 雅己 …… 城田優 (32歳、TV局、"TEN") 風谷 愛 …… 蓮佛美沙子 (25歳、News Lifeキャスター) 岸 伸一 …… 中林大樹 (TV局、"TEN") 竹下 橙子 …… Sharo (TV局、"TEN") 三木 武 …… 木戸邑弥 (TV局、"TEN") 井納 千春 …… 黒木瞳 (54歳、ひかりの母、浮気) 宮沢拓巳 …… 要潤 (代理のキャスター) 鈴木福、落合萌 山田 …… 中村靖日 (患者・ブログ) 宇田希衣 …… 滝裕可里 (看護師) 師長 …… 春風ひとみ キヨ …… 市川千恵子 (患者) ナナの母 …… 福田ゆみ (患者) ヘアメイク …… 朝比奈加奈 ナナ …… 西澤愛菜 吉本真二、佐丸徹