掟上今日子の備忘録
(2015年10月期・フジ・水曜22時枠)

原作 - 西尾維新「忘却探偵シリーズ」『掟上今日子の備忘録』『掟
上今日子の推薦文』『掟上今日子の挑戦状』
脚本 - 野木亜紀子
音楽 - 笹野芽実、末廣健一郎
演出 - 佐藤東弥、茂山佳則、小室直子
主題歌 - 西野カナ「No.1」
オープニングテーマ - Goodbye holiday「溢れるもの」
チーフプロデューサー - 松岡至
プロデューサー - 松本京子、森雅弘





第4話 忘却探偵vs天才37人命がけの名推理…気絶させて推理を奪え !
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今日子は厄介の態度がおかしくないかと問う。以前逢った時に
何か有りましたかという今日子。厄介は彼女からは恋愛はしな
いとして厄介のアプローチに対してきっぱりと断りを入れたの
である。今日は何が有っても忘れるので気にしないでください
と語る。
依頼はアトリエ荘、全14階建てのマンションでオーナーで額縁
職人の和久井和久が建設し、そこには芸術家たちに家賃・生活費
を全て提供して住まわせているのだという。
和久井は額縁を作る才能のある人で、ここに住む芸術家も才能
があるという。全部で37人が生活していた。才能を磨くため
には絵に打ち込める環境が必要だという。
和久井と会うと私は最後の仕事・集大成に入るとし、依頼は警備
の仕事だという。絵の制作と平行して額縁を作る間にこの工房
を守って欲しいという。24時間2人体制ですれば間に合うだろう
と。しかし今日子は私が依頼を受けるのは1日で終わる仕事だけ
だとし、それにしては何故警備を依頼するのかと問う。美術関係
者に引退を引き留められているのだと語る。

今日子は帰りがけ依頼人は嘘をつくものだと語る。
絵に合わせた一点ものを作っているのに盗んでも意味がない
と語る。一体何から守り、何を守れというのか。
仕事は材料が届いたらするということで、厄介だけは何故か
アートの格好をさせられていた。

再度今日子たちはマンションを尋ねる。入り口にはネコがいた。
しかし呼び鈴を鳴らしても電話をしても和久井から連絡が無く
マンションに入れなかった。陸君に電話して見るという厄介。
しかしそこでも電話に出ず入ることは出来なかった。
芸術家の為だけに生きろという和久井。人生には選択肢が
有った方が良いのかもと語る。
そんな中今日子は緊急だとして、敷地内に強引に入っていく。
工房は地下にあるということ。事件が起こりそうな条件が全て
揃っているとし、一人の画家が選ばれるのであれば、選ばれない
人は恨みを抱くハズ。
和久井が何らかの危険を感じているのかもと。
そんな中工房に行くと和久井が刺されて倒れていた。すぐに救急
を呼ぶ中捜査は開始される。
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今日子と厄介は、先日美術館での謎を解いた関係で額縁師の
和久井から警備の依頼を受ける。和久井は職人として最後の
仕事・集大成に入るとして、その為に工房を守って欲しいという
ものだった。しかし今日子としては依頼の条件として一日で
解決するものだとして断ろうとするが・・・

今日子に依頼が来るというのも変な話で、厄介が働いていた
警備会社に警備を依頼すれば良かったのではないかという気が
する。そもそもこの額縁が完成するまで一体今日子は何度
記憶がリセットされるのかと小一時間。
それでもいきなり尋ねた初日に事件が発生したことで、ドラマ
としては成立した。

住民37人全員に対してキャンパスを配ったのではなく、35人に
対して配ったことで、配られなかった2名は相当屈辱だろうこと
が伺えるだろうし、失望するところだろうけど、何故配られる
ことがなかったのか。

多くの中の一人になることを快く思わない人も居れば、そんな
教えを守っていた師匠がそれを否定するような行動を取っている
ことに憤り感じたものの仕業だということで、動機としても
分かるようなところが有ったけど、それが誤解だとする流れを
見る中で、結局力量には意味がないとするのであれば、全員を
参加させるべきだったのではないのかな。

多くの中から違和感を見つける中で、黒色しか好まない少年の
中に色の付いた絵の具や絵が有ったこと。また犯人の部屋に有る
紙が単なる広告紙ではなく、少年とのやりとりで交わされた手紙
だった。

厄介と今日子の関係も興味深いし、記憶はリセットされている
というが、彼女のことだから何処かにメモしているとか、
実は記憶は残っているということを示す流れなんかもそのウチ
有ったりしないのだろうか。

しかしキャンパスの大きさから割り出して色々と解明していく流れ
は相当うさんくさすぎてまるで説得力はなかったなぁ。


掟上今日子 …… 新垣結衣 (置手紙探偵事務所・一日で記憶が飛ぶ)
隠舘厄介 …… 岡田将生 (皆原製作所・契約)
也川塗 …… 有岡大貴 (探偵)
幕間まくる …… 内田理央 (探偵)
絆井法郎 …… 及川光博 (サンドグラス・マスター)

和久井和久 …… 山田明郷 (額縁師)
ハク井陸 …… 高木星来 (アトリエ荘の少年)
小柴風太 …… 角田晃広 (アトリエ荘の少年)
加賀笙子 …… 入山法子 (アトリエ荘の少年)
本竹崇 …… 越本枝一 (アトリエ荘の少年)



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