オトナ女子
(2015年10月期・フジ・木曜22時枠)

脚本 - 尾崎将也
演出 - 関野宗紀、田中亮
プロデューサー - 中野利幸
主題歌 - 中島美嘉「花束」
挿入歌 - Crystal Kay「何度でも」

http://www.fujitv.co.jp/otona_joshi/index.html





第2話 恋と人生の大逆転
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亜紀はデビューすることになった年下の伸治と祝杯をあげよう
とするが彼には年下の彼女がいて、自分は母親に苦労させた
ので喜ばせたいとして、亜紀ではなくその年下の彼女を選ぶ事
にしたと言われる。母親からも結婚するならば若い方が良いと
言われたのがきっかけとなった。

沙織と圭子は亜紀が気合いを入れて出勤しているのを見て
メイクの濃さから男性関係を疑う。

亜紀は仕事に打ち込む中、沙織たち部下は先に帰りたいことを
告げると、亜紀は了承する。亜紀を気にかけている年下の
亮介は自分も残って作業することを口にするが、亜紀は彼も
買えるよう告げる。家に帰りたくないことが有ったのかとして
彼は異変に気がついていたが、そんなことはないと否定する。

仕事を終えて交差点を渡る際、亜紀はピールをマンホールで
挟んで転んでしまう。益々傷口に塩を塗られる。

みどりと萠子と三人で女子会。
ようやく食事を取れるようになった亜紀を祝福。伸治の荷物は
すぐに処分して忘れた方が良いことを言われる。
三人とも新しい恋を探そうと盛り上がるが、40歳になってから
のゼロからの恋愛は疲れることを口にする。恋には気力や体力
が必要だと。亜紀は当分恋は良いと告げるが、萠子たちは恋愛
こそ特効薬だと言われる。
友達のありがたさを感じる。

翌日は脚本家の文夫も交えて企画会議だった。
文夫から恋愛アプリ開発に際して、恋愛ドラマのノウハウを
聞かされる。恋愛ものにしてもストーリーを盛り上げるには
枷と呼ばれるハードルを設定する必要があることを聞かされる。
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やりとりはとても面白いし、色々と鋭いことを言い合っている
んだけど、そんなアラフォー世代のあるある的事象を皮肉って
いることが特徴的で面白いハズのドラマなのに、
その特徴的な部分が既視感に包まれているので目新しさがない。
ドラマとしては、皮肉の皮肉という更に先を行っているつもり
なんだろうけど、その皮肉の皮肉自身が、何処かで拾い集めて
きたものの集合体に見えてしまう。

ただこの手のドラマを嫌いに思えないのは肩をこらずに見られ
るところかも。男性関係に恵まれないなんて嘆いている割に
楽しそうにしているし、結局出会いも沢山有って、最後は
落ち着くところで落ち着くんでしょ的臭いしか感じないし、
意外とブログなんかでキャラクターたちの行動に毒を吐きながら
見ているのが楽しいんだろうね。

平山さんの登場の仕方を見るとなんか「ディア・シスター」に
於ける恋愛描写にしか見えないし、江口さんの絡み方なんて
トレンディドラマを制作しているので、先に状況を説明して
男女関係になることを最初から拒否するかのようにして雰囲気
をぶちこわしていく辺りがまたなんともいえない。


中原亜紀 …… 篠原涼子 (40歳、恋愛アプリ開発部署)
高山文夫 …… 江口洋介 (脚本家、10年以上前に恋愛ドラマヒット)
大崎萠子 …… 吉瀬美智子 (フラワーショップオーナー)
坂田みどり …… 鈴木砂羽 (バツイチ、3人の息子、弁当屋パート)
栗田純一 …… 谷原章介 (亜紀の会社の社長)
工藤美和 …… 市川美和子 (亜紀の部下)
立花沙織 …… 平山あや (亜紀の部下)
前川亮介 …… 吉沢亮 (亜紀の部下)
柳田玲子 …… 東加奈子 (亜紀の部下)
川上圭子 …… 藤村聖子 (亜紀の部下)
遠藤玲奈 …… 堀口ひかる (亜紀の部下)
坂田昴 …… 平埜生成 (みどりの息子)
坂田碧 …… 矢部昌暉 (みどりの息子)
坂田陵 …… 浦上晟周 (みどりの息子・三男)
霜田賢三 …… 池田成志 (文夫が通うバー、茶店のオーナー)

山岡伸治 …… 斎藤工 (売れないミュージシャン、裏切り)
池田 …… 平山浩行 (出版社)
沢田 …… 千葉雄大 (陵の担任)

伊藤久美子、沢井美優、永澤洋、藤綾乃、西澤愛菜
西上まなみ、大里莉楠、畑井咲耶、保谷早亜羅、明美里
小梅、戸田登々、青木謙、岡村元太郎、成田マイケル理希



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