流星ワゴン
(2015年1月期・TBS・日曜21時枠)

原作 - 重松清『流星ワゴン』
脚本 - 八津弘幸
音楽 - 千住明
演出 - 福澤克雄、棚澤孝義、田中健太
主題歌 - サザンオールスターズ「イヤな事だらけの世の中で」
脚本協力 - 松田沙也
プロデューサー - 伊與田英徳、川嶋龍太郎





第9話 最終回前!〜妻の本音。君を愛してる!!
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一雄は例外だが大切な場所にもう一カ所行って欲しいと頼む。
それを聞いた橋本は一雄がこの旅が終わる頃には一雄が亡くなる
ことを語る。ワゴンに乗ったあの晩の気温は一度でしかなく
酩酊した状態でベンチに座り、生きる気力が無かったのだと
いう。
一雄は生死よりも大事なものが有るとし、死ぬ前に最後の別れ
をしたいと語る。橋本はあなたが強く願えば・・と語る。

一雄がトリップした先は去年の2月2日、広樹の本命中学受験
の前日だった。この日プレゼントした美代子への時計は結局
一度もしてくれなかったという。一雄は時計を美代子にプレゼント
すると、香取神宮に一緒に行って良いか?と美代子に問う。

その頃広樹は翼達から執拗なメールで落ちろとするものを受けて
いた。
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一雄は最後に泣きの一回と称して、自分が願う場所へとトリップ
する。そこは広樹の本命の試験の前日の時だった。
美代子と一緒に合格祈願の為香取神社に行く中で、一雄は美代子
にも広樹にも本音でぶつかっていく。

何度ぶつかっても現実は変わらないとする流れをもってしていた
けど、まさに似たようなことを何度も繰り返してしまっている様な
印象も有る。日本のドラマの様に一度、ビシっと気の聞いた文言
で相手を説得したことで人生が変わるというのであれば、これ程
楽なことはないけど、基本的には人生はそう簡単に変わるものでも
ない。ただ変わろうとする自分の意思が有れば変われるとは思う。
何かを起こそうとした時が人は変わった時だと言われるけれど、
まさにそんなことを体現しているようなドラマなのかも。

ただやはり同じことを繰り返している印象しかない。

都合良くワゴンルールをねじ曲げられた時点で人生は変わったん
じゃないだろうかという思いも有るし、結局脚本家のさじ加減
って感じに見える。

あまり詳しくチェックしている訳では無いのでどういう時系列を
辿ったのかもよく分からない。
この旅はどんどん過去に遡っていたのか?
あんまり物語が前後すると意味もない気がするしね。

途中で忠雄さんを置いていってしまうのか?と思ったけど、
ちゃっかり同じ時代に付いてきているし、そして時間旅行をして
いる中でも現実の時間は動いていて、忠さんは亡くなっていると
いう。

よく分からない事情があるにせよ、忠雄が一雄との関係の修復を
したかったのであれば、これまでの展開の中で十分その目的を
果たしているようには思うけどね。


永田 一雄 …… 西島秀俊 (電子機器メーカーリストラ)
(幼少期:佐藤詩音)
永田 忠雄 …… 香川照之 (丸忠総業/丸忠コーポレーション)
永田 美代子 …… 井川遥 (一雄の妻、ヤクザと浮気??)
永田 智子 …… 市川実和子 (一雄の妹。地元・鞆の浦)
(幼少期:梅垣日向子)
永田 伸之 …… 高橋洋 (智子の夫・丸忠コーポレーションの専務)
千賀 和哉 …… 入江甚儀 (電子機器メーカー左遷)
永田 広樹 …… 横山幸汰 (中学受験に失敗)
永田 澄江 …… 倍賞美津子 (一雄の母、忠雄の妻)
(若年期:渡辺真起子)
橋本 義明 …… 吉岡秀隆 (30年前、運転手)
橋本 健太 …… 高木星来 (30年前、義明の息子)

富島はるか、柚木渚、川島雄作



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