探偵の探偵
(2015年7月期・フジ・22時枠)

プロデュース - 渡辺恒也、草ヶ谷大輔
演出 - 石井祐介、品田俊介、森脇智延
脚本 - 徳永友一
原作 - 松岡圭祐
音楽 - ニマ・ファクララ
主題歌 - 超特急 feat.マーティ・フリードマン「Beautiful Chaser」





第1話 衝撃の問題作が今夜解禁!復讐に生きる女探偵
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2009年豊橋クリーンセンター内の炉内から焼死体2体が発見
される。その内の1体は紗崎咲良(16歳)の遺体だった。兼ねて
から西尾芯也(33歳)にストーカーされており、ストーカー規制法
や誘拐容疑で手配中だった。姉の玲奈はその遺体は私の妹だ
として現場にやってくる。
豊橋中央警察署で、車両に残されていた遺品から紗崎克典らが
娘の遺品を確認に来る。
車両にはこのファイルが有ったとして心当たりはないかと尋ね
られる。調査資料と書かれており、何処かの探偵が書いたもの
だろうとされていた。警察の見解では恐らくもぐりの探偵業社
が調査依頼を受けて調べたであろうことを玲奈に告げる。

2011年、須磨は探偵業の傍ら、探偵の養成所PIスクールを開設
していた。面接の段階で玲奈に対して人目を引くので探偵には
不向きだとし、例えこの学校を卒業してもスマ・リサーチ社に
就職できる保証もないことを聞かされる。入学理由を問われて、
探偵の全てを知りたい事を語り、探偵になりたい訳では無いと
いう。

平成19年6月より探偵業の業務適正化にカンする法律の施行に
より探偵業法が適用され自由に開業出来なくなったと説明する。
10年前まで浮気調査の依頼がトップだったが今最も多い調査は
所在調査だという須磨。依頼人から調査対象者との関係、
調査目的を聞き出して不適切ならば断ることになっていると
語る。依頼人がストーカーや傷害の加害者であった場合、
結果として犯罪者の荷担になってしまうからだという。

須磨も玲奈に対して学費を返すのでやめるべきだと語る。
君は恐らくこの探偵を捜そうとしているのだろうとして、妹の
事件にもぐりの探偵調査が有ったせいで殺害されたということ
が新聞にも書かれていたことを知る。見つけるのは不可能だと。
しかし彼女は他に居場所はなく、私がやらないと咲良が生きた
意味がないと語る。

2014年、探偵社"スマ・リサーチ社"の対探偵課の玲奈に始めて
の助手・峰森琴葉が入社してくる。
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玲奈は殺された妹・咲良のことをストーカーに情報を渡して
いた探偵を探ろうと考えて探偵業への道へと歩むことに。
"スマ・リサーチ社"の社長・須磨は彼女は探偵に合わないと
していたけど、事情を知り、雇う事になる。彼は探偵を養成する
だけでなく、実際に本格的な探偵業も行っていた。
今までになかった対探偵課という部署を作り、玲奈にそれを当たら
せるのだった。

男女平等が叫ばれて久しい訳だけど、どうしても女性が格闘を
含めた最前線での諜報的活動を一人で行うことへの違和感を如何に
払拭するのかにかかっているドラマのようにも思う。
流石にあれだけボコられて平気では居られそうもないのに、
ケロっとしているところも有るし違和感が有ったな。

このドラマで描かれている探偵業社はもはや探偵業社ではなく、
オレオレ詐欺に見るサギ師とかヤクザと同様のことを行っている
ので、探偵と呼ぶのもはばかれる気がするんだよね。
やっていることも詐欺だし、まともに仕事をしていることは
有るのかって感じ。

琴葉の役割が玲奈が失った妹を思わせて、その逆も然りで
玲奈を姉のように慕う琴葉の姿の中に補完し合う関係が有るに
しても、そういう意図とは逆にちょっぴり場違いなところに引っ張り
出されてくる、初回での琴葉にはヤボったさしか感じ無かった。
今後役割が固定されていくのかも知れないけど、取りあえず彼女が
登場することで現状を解説する役割を担っていくのだろうか。

相手もプロなのでプロ同士の対決というのは面白いと思う。
日曜日のドラマ「デスリート」でのライトとLの対決じゃないけど
やはりその辺の駆け引きを繊細に描いて欲しい。
また常に探偵との対決になるのかどうか。
カオも身分も知られている中で、玲奈は相当不利な立場にいる
ことは明らか。それをフォローするメンバーがあまりに居なさすぎる
ところが気になるんだよね。


紗崎 玲奈 …… 北川景子 (26歳、探偵社"スマ・リサーチ社"・対探偵課)
峰森 琴葉 …… 川口春奈 (22歳、"スマ・リサーチ社"・対探偵課)
窪塚 悠馬 …… 三浦貴大 (31歳、警視庁捜査一課・警部補)
桐嶋 颯太 …… DEAN FUJIOKA (29歳、"スマ・リサーチ社"PIスクール1期生)
土井 修三 …… 伊藤正之 (52歳、"スマ・リサーチ社"・探偵課・課長)
佐伯 祐司 …… 六角慎司 (38歳、"スマ・リサーチ社"・探偵課・IT)
伊根 涼子 …… 高山侑子 (25歳、"スマ・リサーチ社"・探偵課・盗難車・所在調査)
長谷部 憲保 …… 渋谷謙人 (27歳、警視庁捜査一課・薬学部出身)
船瀬 卓 …… 阪田マサノブ (48歳、警視庁捜査一課・主任)
紗崎 咲良 …… 芳根京子 (18歳、玲奈の妹、2009年・高3の時死亡)
坂東 志郎 …… 相島一之 (51歳、警視庁捜査一課・係長)
織田 彩音 …… 中村ゆり (28歳、琴葉の姉、結婚)
藤戸 俊久 …… 佐戸井けん太 ()
阿比留 佳則 …… ユースケ・サンタマリア (42歳、阿比留総合探偵社)
矢吹 洋子 …… 高岡早紀 (43歳、愛知県警の嘱託医)
須磨 康臣 …… 井浦新 (42歳、"スマ・リサーチ社"、社長)
岡尾芯也 …… 岡田義徳 (当時33歳、咲良のストーカー容疑)
紗崎梓 …… 宮田早苗 (母)
紗崎克典 …… 矢島健一 (父)

林原彰夫 …… 石井正則

天田暦、佐伯新、今里良、佐渡稔、おぐらえりこ、玉置玲央
原田文明、古川真司、鎌田将司、飛騨信也、遠藤璃菜
吉澤梨里花、伊勢田隆弘、松木研也、塩原恒夫(アナ)



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