天使と悪魔 -未解決事件匿名交渉課-
(2015年4月期・テレ朝・金曜23時枠)
脚本 - 高橋悠也、香坂隆史、徳永富彦、瀧本智行 演出 -
波多野貴文、植田尚、片山修 音楽 - 林ゆうき 主題歌 - ソナーポケット「Song for you
〜明日へ架ける光〜」 ゼネラルプロデューサー - 内山聖子 プロデューサー - 山田兼司、布施等・木曽貴美子
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第9話
匿名交渉課、最後の事件
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高塔は自分の罪を認めるとして茶島に自供するが、この件は 私が預かるとして神楽坂が奪ってしまう。
2015年、朝田希美(36歳)が階段から落ちて死亡する。 社会部の新聞記者で、突き落とされた可能性が高いというもの。
ヒカリは茶島に電話するが現場にいた彼は電話を無視する。 そんな茶島の姿を宇田川は見ていた。
匿名交渉課は突然の廃止になったが、その件を阿野に聞きに行く ヒカリに対して、このまま刑事を続けたいのであればこの件には
関わらない方が良いと言われる。それは一体どういうことなのか。
茶島はパン屋を経営している高塔の元を尋ねる。
ヒカリも茶島の元にやってくる。匿名課が無くなったことについて 何か知っているのかと問う。高塔は10年前に茶島が東京地検に
いた時に最後に担当した事件だということを聞いたというヒカリ。
当時の被害者、牧慶子(27歳)は検察事務官をしていたが、ストーカー
に悩まされていて、通話記録からすぐに被疑者が見つかったという。
大学で先輩後輩の関係で付き合っていた高塔が、慶子から降られた ことにより殺害したことを認めたが、その後すぐに別の容疑者
が見つかり井手鉄郎という人物が犯罪者とされたというものだった。
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いよいよ最終話ということだけど、これまでの流れとは全然関係 が無かったですね。
神楽坂は結局これまでの司法取引の件では何をしたかったのか。 この辺は法律の改正に合わせて単なる実験的流れとして、彼の
一族だけでなく、政治家からの指令でも有ったということなのだ ろうか?
もみ消しを図った検察の神楽坂が検察としての記章と称して、 社会の秩序を守るという立派な主張をしているのに対して、
結局は自分のエゴの為だけに公権力を動かしているという現実に 勘違いも程ほどにしろって感じだし、なんだか一本の連続ドラマの
流れとしては少々まとまりがなく、脚本家によってバラバラになっ た感じも受ける。
ただ司法取引に対する影響を色んな角度から描いて見たり、 司法取引してでも真実を明らかにすることが良いのか悪いのか
ということを色々と提示したりして、興味深い流れにはなった と思う。
残念なのは周りのキャラクターがあまり役立たず、結局ヒカリと 茶島だけのドラマになってしまった感じなのかな。
途中でコーヒーの味とかワインの味を巡って、偉そうなことを 語る茶島のお茶目さを一面を引き出したりして色んなフェイント
技を使って楽しませる工夫をしていたけど、そういうシュール なところを上手く引き出せるとドラマも楽しくなるんだろうね。
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蒔田 ヒカリ …… 剛力彩芽 (警視庁にある「未解決事件資料室」) 茶島 龍之介 …… 渡部篤郎 (茶島法律事務所所長)
宇田川 賢 …… 長谷川朝晴 (警視庁捜査一課主任) 阿野 忠臣 …… 荒川良々 (東京地方検察庁検事。茶島の元部下)
服部 乃絵美 …… 内藤理沙 (阿野の担当事務官) 恵庭 茜 …… 中村静香 (茶島法律事務所・茶島の秘書) 神楽坂
遼一 …… 宇崎竜童 (最高検察庁の特任検事長)
兒玉宣勝
朝田希美 …… 吉川麻美
(36歳、新京新聞の記者) 牧慶子 …… 棚橋唯 (27歳、検察事務官) 井手照代 …… 太田美恵 (テツロウの妻)
高塔櫂 …… 太賀 (パン屋"MONTE"、10年前にも・・) 朝田敦子 …… 松浦佐知子 (母)
柳英里紗、大谷幸広、粟島瑞丸、棚橋唯、松澤仁晶、荒木誠 佐藤まんごろう、川島雄作、高嶋琴羽
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