ウロボロス〜この愛こそ、正義。
(2015年1月期・TBS・金曜22時枠)

原作 - 神崎裕也『ウロボロス 警察ヲ裁クハ我ニアリ』
脚本 - 古家和尚
演出 - 石井康晴
主題歌 - 嵐「Sakura」
企画 - 那須田淳
プロデューサー - 佐野亜裕美

http://www.tbs.co.jp/OUROBOROS/





第2話 オムライスの秘密
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20年前児童養護施設"まほろば"で結子先生何者かによって
銃撃を受けて殺される。現場から4人の男が逃げるのをイクオは
見ていた。そして金時計をした男。しかしそれ以上のことは
思い出せなかった。警察は捜査に来るも無かったことにされた
為、その日から生きる目的が決まるイクオと竜哉。

テレビでは未解決事件として3年前の歌舞伎町のキャバ嬢
殺害事件で当時店に勤務していた佐竹未紀(20歳)がホストの
菅井直樹(当時27歳)によって殺害される。現在でも逃走中だった。

深町から竜哉に対して総会がある事を聞かされる。
竜哉はその日オムレツを食べていた。今週はホメるキャラだと
する彼はなんでも言葉通り誉める。
そんな中竜哉の元には記者の御子柴から20年前の情報を掴んだ
として12時に会いに来るよう言われる。

一方3年前のキャバ嬢殺人について情報提供者が現れる。
ヤミ金で借金させた挙げ句不要だとされると焼き殺された事件
だった。まさに外道と言うに相応しい犯人だった。

内偵調査の為に情報の有ったキャバクラ"マーメイト"に一課・2課
の刑事達が赴く。蝶野は美月やイクオたちを誘って起きつつ
先に帰るという。支払いの家かで文句を言うと蝶野はイクオに
警察のバッジを見せて領収書をもらえば経費で落とせるという
がそれは無理だとして断る。蝶野は意図的にイクオの裏の顔を
試そうとしていたが、裏の顔は見られなかった。
イクオの席には新人だというキャバ嬢の葵が座る。イクオも
キャバクラには来た事がなかったために新人の葵とは気が有って
いた。美月は周りに乗せられ酒を沢山の飲む中で酔いつぶれる。
葵はイクオに対してメアドを教えてくれとして互いに交換する。
支払いの際にイクオはバッジを見せようとするが、結局自腹で
払うことになる。店長の神谷は「魚心あれば水心」だとして
警察からの金は要らないというが・・
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イクオと竜哉は20年前の養母のような施設の先生を殺害した
犯人について調べていく。政財界・警察組織でも相当頭の
切れる人物・役職の人物で最高学府の中でも優秀な人物に送ら
れる金時計を持つ人物が事件に関与している事を知る。
記者の男性に調べさせていた竜哉だったが、記者の男が殺害され
残されていたのは中国人の医師の名前だった。
一方イクオたちは3年前に起きたキャバ嬢惨殺事件についての
捜査を行う。タレコミの有ったキャバクラを内偵と称して調べる
中、イクオは新宿第一の警察官によってその行動を監視されて
いるのだった。

どの人物も意外と抜けているキャラが居ないというか、抜け目の
無い人たちが多いので、色んな意味で緊迫感に溢れているドラマ
だと思う。勿論敵の正体が見えない事と、巨大な組織を相手に
しているのではないかとする不安感も存在しているので、そういう
心理的圧迫感も有るのだろう。

今回のエピソードではイクオらと同様に過去に両親を殺害され、
一度は両親の復讐を誓っていたけど、2年が経過して借金を返済
すると同時に新たな人生・新たな幸せの形があるという思いから
その復讐心から解かれて前に進もうとする人物を登場させた。
この人物がイクオの心に訴えかけるものは相当大きなものが有り
そうだった。

何よりも過去、結子先生からは、「両親が居なくとも人の道だけは
踏み外してはいけない」ということを教わっており、そんな主張
を相棒として行動を共にしている美月からも耳にするという辺りが
イクオの中の価値感を揺るがすものとして存在している。

言葉が犯行の証拠を伝達するようにして、「魚心ありば水心」と
言った言葉をたらい回しにして容疑者に目星をつけていくところ。
それがなくても、イクオの嗅覚の鋭さから十分に犯人にたどり着く
ことは出来たのだろうけどね。

当時、二人共犯人自体は見ているようで、その記憶が都合良く
思い出せない格好として存在している。2発の銃弾が聞こえたと
いうことから、助けようとして発砲した人物がいるのかと思う
けど、そもそも何故先生は襲われたのか。
2発目の銃弾は竜哉なのではないかと思わせるものも有り、
今時のヤクザは「インテリジェンス」ではなく「バイオレンス」と
語る中にその変の猟奇さも見て取れる。
取りあえずその当時の銃弾を見つけて弾道検査でもしたいところ
だね。

正直サプタイトルとなったオムライスに関しては、やや消化不良かも。


龍崎 イクオ …… 生田斗真 (新宿第二警察署)
幼少期:南出凌嘉
段野 竜哉 …… 小栗旬 (我孫子会系松江組)
幼少期:小林喜日
日比野 美月 …… 上野樹里 (新宿第二警察署)

蔵 直太郎 …… 森下能幸 (新宿第二警察署)
神取 一馬 …… 馬場徹 (新宿第二警察署)
三島 薫 …… 吉田鋼太郎 (新宿第二警察署)
蝶野 真一 …… 滝藤賢一 (新宿第一警察署)
東海林 太郎 …… 浜田学 (新宿第一警察署)

橘 都美子 …… 吉田羊 (警視庁・一課管理官)
田村 小夏 …… 清野菜名 (警視庁・人事課)
日比野 圀彦 …… 光石研 (警視庁・警備部部長、元県警)
北川 貴一郎 …… 中村橋之助 (警視庁)
鷲尾啓 …… 堀部圭亮 (警視庁一課管理官)

深町 武 …… ムロツヨシ (我孫子会系松江組)
我孫子 桐乃 …… 武田久美子 (我孫子会系松江組)
真島 了 …… 渋川清彦 (新宿キッチン)
カオル …… 平田薫 (新宿キッチン)
柏葉 結子 …… 広末涼子 (施設の人)
ジーザス御子柴 …… 田中要次 (ジャーナリスト)


中塚葵 …… 岡本玲 (キャバ嬢、両親を殺された)
神谷松也 …… 尾上直樹 (キャバクラ"マーメイド"店長)
劉宗鉉 …… 山本學 (医者)

奥野瑛太、奥山ばらば、高橋曽良、増田怜雄
篠田涼也、上篠靖弥、長木玲奈、堰沢結衣、大庭愛未、竹内天音
市川陽友

湯沢勉、中島愛里、藤嵜亜莉沙、菊川史織、吉田幸矢
大高雄一郎、中村僚志、恵俊彰、八代英輝、江藤愛(アナ)



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