ウロボロス〜この愛こそ、正義。
(2015年1月期・TBS・金曜22時枠)

原作 - 神崎裕也『ウロボロス 警察ヲ裁クハ我ニアリ』
脚本 - 古家和尚
演出 - 石井康晴
主題歌 - 嵐「Sakura」
企画 - 那須田淳
プロデューサー - 佐野亜裕美

http://www.tbs.co.jp/OUROBOROS/





第5話 君は僕が守る
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竜哉はハイジマコーポレーションを調べているウチに関連会社
は全てペーパーカンパニーであり役員は全員警察官僚のOBだと
いうことを知る。イクオは結子が亡くなった日の夜、男性と
言い争っていたことを思い出す。

警察官連続殺人の事件解決後、イクオに対して美月は竜哉との
関係を知りたいと尋ねる。イクオは段野竜哉と言えば今の新宿
の裏社会を仕切っている要注意人物でしょと告げ、知っては
いる事を告げる。しかし美月はイクオが解決したこれまでの
事件を調べると、その裏に竜哉の痕跡が有るという。
それに中嶋を逮捕した病院から竜哉が出てくるのを見たのだと
いう。何か協力しているのかと問われるが、協力していたら
もっと羽振りのいい生活をしているよと語る。

一方竜哉はハイジマコーポレーションの社長・桂田剛夫から
20年前の結子殺害についての情報があることを聞かされ
竜哉は直接逢いに行くが、彼は既に銃によって殺されていた。
そんな彼のデスクにはなんと結子が警察官だったであろう
制服姿の写真を見つける。
そんな中突然、二人組の男性、我那覇守と忍足浩二が入って
くる。竜哉は何者だと問うと、ここは殺人現場だとし、こちら
はお前らのことは良く知っているという。上手いこと隙をついて
不意打ちを食らわし逃げるが、忍足によって脚を撃たれて
逃げることが出来なくなる。しかし我那覇に対して銃を向ける
て威嚇発砲することで再び竜哉は優位に立つ。知っている情報
を話せと要求するが、銃声を聞いた蝶野真一は現場へと駆け寄る
と再び形成は警察側になる。二人は蝶野に対して竜哉の件は
秘密だとし、この会社で人が死んでいることを語る。
俺たちは公安であり、サクラ、チヨダと言えば分かるだろうと
して竜哉を連行していくが、蝶野はそんな彼らに銃口を向ける。
竜哉はずっと個人的に追ってきたのだとし、元々警察と公安は
犬猿の仲だろうと語る。コイツはオレの獲物だと語る。
そんな隙をついて竜哉はなんとか逃げ通すのだった。

竜哉は闇治療院でイクオと逢うと公安が関係している事を告げる。
桂田社長が20年前の事件を知っていたこと。また結子先生が
実は警察官だったとして写真を見せる。これはただの殺人事件
ではなかったのだとし、だから警察は事件をもみ消したのだと
いう。そして今でも20年前の事件を探そうとしている人物のこと
を網を張っているのだという。公安が関係しているのであれば
恐らく広域指定暴力団・山城会の会長・山城重禎が関係してい
るだろう事を告げる。
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イクオと竜哉の関係が美月によってバレてしまいそうになる
中で、彼らのことを監視して殺そうとしている公安の存在がある
事を知る。しかし竜哉のことを個人的に監視していた蝶野として
は公安に全てを持って行かれることを嫌う。
結子の過去の一部が発覚し刑事だったであろうこと。
しかも公安の一人だったのではないかとの疑いが出てくる。
そんな中、警視庁では警視総監の北川貴一郎が狙撃され、組織
として全力で犯人を追うと約束する。

イクオが復讐の為にこのまま突き進むのか。
それとも美月との関係を通して、復讐ではなく警視庁の組織改革
の流れの方向に触れていくのか気になるものが有るね。

少しずつイクオと竜哉の関係が明らかにされていく辺りは面白い
のだけど、刑事とヤクザという二つの別の境遇から思惑の違い
として少しずつ意識が変わっていくところは面白い。

ただ警察組織の改革と称して、身内同士が潰しが潰し合い
またしても改革の為に後押しする為に事件を起こしているみたいな
流れが有るという辺り、ワンパターン過ぎてイマイチ面白味も感じ無い。

ただこのドラマの良いところは様々な思惑が交錯しているので
組織と言えども蝶野が公安に楯突いたところとか、三島辺りが
本店のしていることに茶々を入れて、情報のソースは何処だと
疑い頭を使って、色々と疑いの目を持って動いている辺りは
面白いところ。みんな優秀な捜査官なのだから、イクオのような人物
が多数いても良いハズなんだよね。

公安がしていることは、イクオと竜哉の関係にも似ているところがある
のではないかと思わせる辺りも上手いところ。

ただ組織改革と20年前の事件に何か関係が有るのかな。
公安と警官の温度差というのは当然あることだと思うけど、
人は監視のないところだと、身勝手な動きをするものなのかな。


龍崎 イクオ …… 生田斗真 (新宿第二警察署)
幼少期:南出凌嘉
段野 竜哉 …… 小栗旬 (我孫子会系松江組)
幼少期:小林喜日
日比野 美月 …… 上野樹里 (新宿第二警察署)
幼少期:石井香帆

蔵 直太郎 …… 森下能幸 (新宿第二警察署)
神取 一馬 …… 馬場徹 (新宿第二警察署)
三島 薫 …… 吉田鋼太郎 (新宿第二警察署)
蝶野 真一 …… 滝藤賢一 (新宿第一警察署)
東海林 太郎 …… 浜田学 (新宿第一警察署)

橘 都美子 …… 吉田羊 (警視庁・一課管理官)
田村 小夏 …… 清野菜名 (警視庁・人事課)
日比野 圀彦 …… 光石研 (警視庁・警備部部長、・金時計)
北川 貴一郎 …… 中村橋之助 (警視庁・警視総監)
鷲尾啓 …… 堀部圭亮 (警視庁一課管理官)
忍足 浩二 …… モロ師岡 (警視庁・公安)
我那覇 守 …… 山口祥行 (警視庁・公安)
聖由起人 …… 野村将希 (警視庁・副総監・金時計)

深町 武 …… ムロツヨシ (我孫子会系松江組)
我孫子 桐乃 …… 武田久美子 (我孫子会系松江組)
真島 了 …… 渋川清彦 (新宿キッチン)
御手洗カオル …… 平田薫 (新宿キッチン)
柏葉 結子 …… 広末涼子 (施設の人)
劉宗鉉 …… 山本學 (医者)
桂田剛夫 …… デビット伊東 (ハイジマコーポレーション社長)

相澤光代 …… 高橋惠子 (元あさがお学園)

奥野瑛太、奥山ばらば
高橋曽良、増田怜雄
篠田涼也、上篠靖弥、長木玲奈、堰沢結衣、大庭愛未、竹内天音
市川陽友

工藤俊作、佐々木勝彦、若杉宏二、宮本大誠、畑俊樹、小山紘徳
保科光志、三洲悠暉、岡けんじ、原圭介、出水麻衣(アナ)



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