ウロボロス〜この愛こそ、正義。 (2015年1月期・TBS・金曜22時枠) 原作 - 神崎裕也『ウロボロス 警察ヲ裁クハ我ニアリ』 脚本 - 古家和尚 演出 - 石井康晴 主題歌 - 嵐「Sakura」 企画 - 那須田淳 プロデューサー - 佐野亜裕美 http://www.tbs.co.jp/OUROBOROS/ 第6話 絶体絶命 -------------------------------------------------------- 20年前に"まほろば"で殺害された結子は、実は公安に所属する 刑事だったこと。そんな結子を殺害した犯人を追う中で、竜哉 はイクオに対して、"お前の心の中で目的意識がブレていないか" どうかを問われ、ドキッとする。 そんな中、犯人を追跡する際に、クラブに逃げ込んだ男から "黒幕はお前達警察だ"と言われたことで、現場にいた捜査官たち を動揺させる。イクオは美月を助ける為に犯人を射殺。 査問会にかけられるが、その際イクオの中で激しい頭痛がして 倒れてしまう。 イクオは夢の中で、金時計の男によって"まほろば"に連れて 来られたときのことを思い返していた。初めて竜哉と出会った 日でも有った。 イクオは目覚めるとベッド脇には美月の姿が有った。 査問会の時に倒れたことを聞かされる。 イクオは立ち上がり病室を出ようとしていた所、都美子がやって 来てイクオの処分は日比野監察官のお陰で処分が見送られた ことを聞く。 その頃警視庁では山城会の会長・山城重禎の息子の山城隼人の 行方を捜していた。所轄は隼人のアパートを張り込みしていた がイクオは交代するとして見張りの警察官を退かせた後、竜哉 と共に室内を調べる。暫く行方不明になっている隼人が何処に 行っているのか。竜哉によると隼人は会長のボンボンで、父親 が居ないと何も出来ない男とされていたのだという。部屋の中 にはアルバムが有り、レインボーランドという遊園地で撮った 親子の写真が入って居ることに気が付く。 一方都美子は美月に対してイクオについて尋ねる。 あの現場で冷静に対処した人物に対して都美子は、所轄の刑事 というには少々落ち着きすぎていると語り、日比野監察官もまた 本庁に出向させたくらいなので特別に思っているであろう人物 だという。美月は詳しくは知らないが相棒としては信頼している 事を告げ、悪人ではないと語る。 -------------------------------------------------------- イクオは発砲した件で査問会に出席する中、その場にいた 日比野や聖が金時計をしていたのを見て、頭痛がして過去の 記憶が蘇る。 美月はイクオに助けられたことを受けて弁当を作ってくるように なり、少しずつ互いの間には絆が結ばれていた。 しかし竜哉はそんな異変を感じて日比野を殺す可能性も有るので 距離を置くべき事を告げる。竜哉は公安と手を組んでいた山城会 の会長から死ぬ直前に息子の隼人を守って欲しいと頼まれ、 その代わりに求めている情報を与えると言われる。 ドラマとしては大盤振る舞いのようにして、20年前の4人組の ことについて判明させた感じ。 今までの役柄上、吉田鋼太郎さんとか滝藤賢一さんは確実に悪人 だと思っていたけど、取りあえず今の状況を見る限りでは それとは反対側の人物であり、問題は大義の為に超法規的措置 で犯罪者を退治している聖たちの実体について知る事になる。 その中でも20年前に殺害した人物たちはゼロと呼ばれる公安の男 たちで、一人はホームレス、一人は会社経営、そして残る二人は 現役の公安として先週から命を狙って牙を向き出した忍足と我那覇 だった。 また戦う直前になってべらべらと実体を話してくれるところは 如何にもドラマだけど、まぁその辺は仕方がないのかな。 最近日本のドラマでもようやく殺陣の技術、格闘シーンに於ける やりとりが近代化された感じ。 これまでの日本の格闘シーンは一体何だったんだ?ってくらい 刷新されたものが有り、今時のドラマならば最低でもこのドラマ で行われているアクションなり駆け引きくらいはして欲しい。 韓国のアクションの殺陣師が担当している様だけど、如何に日本の ドラマが世界標準から取り残されてしまったところが有るんだろう かと感じさせる。それに関連し、日本のドラマでもそろそろ撮影技術 演出技術・シナリオにも一段階アップして欲しいところがある。 イクオにして見ると急に美月との関係も縮まる中での、今の自分 にとっては使命感が何処に有るのかが描かれており、なかなか 興味深い葛藤として描かれている。 まぁ遊園地でのシーンとか何処かで見た事のあるシーンのオンパレ ードだったけど、敵と味方が上手く別れる中で、本当に信用して 良い人物なのか否かの綱引きは収まってきた感じだし、まだ事件の 解決までには時間的スパンがあることを考慮すると、どういう 流れを作って行くのかだね。 龍崎 イクオ …… 生田斗真 (新宿第二警察署) 幼少期：南出凌嘉 段野 竜哉 …… 小栗旬 (我孫子会系松江組) 幼少期：小林喜日 日比野 美月 …… 上野樹里 (新宿第二警察署) 幼少期：石井香帆 蔵 直太郎 …… 森下能幸 (新宿第二警察署) 神取 一馬 …… 馬場徹 (新宿第二警察署) 三島 薫 …… 吉田鋼太郎 (新宿第二警察署) 蝶野 真一 …… 滝藤賢一 (新宿第一警察署) 東海林 太郎 …… 浜田学 (新宿第一警察署) 橘 都美子 …… 吉田羊 (警視庁・一課管理官) 田村 小夏 …… 清野菜名 (警視庁・人事課) 日比野 圀彦 …… 光石研 (警視庁・警務部・首席監察官・金時計) 北川 貴一郎 …… 中村橋之助 (警視庁・警視総監) 鷲尾啓 …… 堀部圭亮 (警視庁一課管理官) 忍足 浩二 …… モロ師岡 (警視庁・公安) 我那覇 守 …… 山口祥行 (警視庁・公安) 聖由起人 …… 野村将希 (警視庁・副総監・金時計) 深町 武 …… ムロツヨシ (我孫子会系松江組) 我孫子 桐乃 …… 武田久美子 (我孫子会系松江組) 真島 了 …… 渋川清彦 (新宿キッチン) 御手洗カオル …… 平田薫 (新宿キッチン) 柏葉 結子 …… 広末涼子 (施設の人) 劉宗鉉 …… 山本學 (医者) 桂田剛夫 …… デビット伊東 (ハイジマコーポレーション社長) 山城重禎 …… 佐々木勝彦 (山城会会長) 山城隼人 …… 中野裕太 奥野瑛太、奥山ばらば 高橋曽良、増田怜雄 篠田涼也、上篠靖弥、長木玲奈、堰沢結衣、大庭愛未、竹内天音 市川陽友 岡本杏理、若杉宏二、宮本大誠、石井香帆、吉田真由子 中野剛、田守岡政人、内川蓮生