美しき罠〜残花繚乱〜
(2015年1月期・TBS・木曜21時枠)

原作 - 岡部えつ『残花繚乱』
脚本 - 浅野妙子
演出 - 光野道夫、岩田和行
主題歌 - 安田レイ「恋詩」
編成 - 永山由紀子、吉本香苗
プロデューサー - 栗原美和子、後藤庸介





第3話 第三の女・敵は妻だけではなかった!
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圭一とりかは結婚を前提に付き合う事に。
少しずつ互いのことを知れば良いとして共に納得する。
しかし美津子が持っていた装飾品は先日圭一とデートした際に
りかが欲しいとして訴えていたもので、そこにはK to Mと書か
れているのを知る。それを見て私の負けだと感じてこの罠から
は抜け出したいと思っていた。
麻紀は圭一が常連として足繁く通うバーで飲んでいた。
麻紀は圭一の隣のカウンターに座るとタバコを吸おうとして
ライターが付かないことを意図的にアピールする。圭一の気を
引く為だったが、マスターが火を貸してくれたこと。また圭一
の待ち合わせしている男性が来た事で接触は失敗する。

りかはショックを受けて悲しむ中、荘太が彼女の前に現れる。
何か有ったのかとして荘太はりかにすり寄るが、りかは同じ事
の繰り返しになると考えて関係を断る。合鍵を返すと捨てて
くれと荘太に語る。

圭一の職場で志織は圭一宛に小包が届いているという。
りかに贈ったネックレスが返品されてきたのである。
過分なものは受け取れないとしてりかのメッセージが添えられて
いた。

りかは親友の泉にこの一件を相談すると、怖いのはその奥さん
だと語る。りかは私はこの関係から撤退し逃げる事を語る。
しかし仕事までは失いたくないとのことだった。

そんな中りかの職場に圭一がやってくる。
圭一は職場の同僚である前田や佐々木を連れて来てりかの事を
彼女だとして紹介する中、りかの元には弟の良介から電話が
鳴り父が倒れて病院に運ばれたのだという。それを聞いた
圭一はりかの実家が八王子だという事を知り車で乗せていく。
父はちょっと転んだだけだとして既に家に戻っていた。
圭一のことを紹介し、電話を受けたときに一緒に居たので
連れてきてもらったのだと語る。圭一は礼儀正しくりかの母
の仏壇に線香をあげてしばし雑談する。
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りかはこの恋愛ゲームから抜け出すために、柏木と関わりのある
人物との接触を避けようと考えるが、圭一からのアプローチに
対して避けつつも、圭一が美津子に対してプレゼントしたと
思っていた装飾品が実は美津子本人が購入したものだと知ったこと
で、圭一に対する先入観が少しずつ解けていく。自分が考えていた
ものとは違うものが圭一の中に有るのではないかと考えて、
付き合うことを決意していくが・・・

りか自身がようやく不倫という状況から脱しようとしている中、
足を引っ張ろうとしているものと、脱する為の決意の間で揺れ動く
様が描かれている。

なんとなく無用にドラマを引っ張る為にお邪魔キャラが出てきて
いる感じがする。

意外と早い段階で幸せを掴めそうな内容だけど、それでも幸せに
なれないのは、手放したくないものがそれぞれエゴの形として
存在しているからで、その中心には柏木家がいるけど、圭一が
美津子に固執している流れを見ると、イマイチ理解に苦しむところ
も有る。

実家の親の件がドラマでは不確定要素として存在し始めた。
認知症とか鬱症状ではないかと疑われていたけど、平泉成さんは
「○○妻」でも入院中だし、そういう役所を求められるところが
多くなってきたのかな。

壊れている縁側の土台に関して、圭一は気が付いていたけど、
何らかの展開のアクセントとして利用されるのか。

麻紀に誘われて寝てしまうという圭一の行為を見ると、やっぱり
信用出来ないし、ダレとでも寝るような女性に見えたので、
気軽な関係を求めたのだろうか。
麻紀のような女性こそ逆に恐さが有って、一番たちが悪そうな
感じもする。

まだ柏木家の骨肉の争い的流れがないのでなんとも言えないけど、
恋愛だけでなく、ドラマでは荘太と巧巳の関係も密かに地雷を
抱えていることもあるので、それが今後ドラマをどう動かして
いくのか。
平泉成さんだけでなく、丸山智己さんも今期は恵まれない役所
というか、もの凄くゲスな役ばかり演じているね。
悪そうで実は思慮深さを持つ人物を演じるのは演技者としてプラス
になるけど、頭の悪い悪人を演じるのは、なんの演技者としても
プラスにならない感じがする。


西田 りか …… 田中麗奈 (ショウズホールディグス参加のレストラン)
柏木 美津子 …… 若村麻由美 (47歳、ショウズホールディグス社長の娘)
落合 圭一 …… 青柳翔 (33歳、ウェブコンサルティング会社)
桐谷 麻紀 …… 三浦理恵子 (43歳、独身主義のキャリアレディ)
滝本 泉 …… 高橋かおり (36歳、外資"クラウドサックス証券")
柏木 美羽 …… 吉田里琴 (17歳、美津子と荘太の娘)
西田 俊夫 …… 平泉成 (りかの父、電機メーカーの技術職を定年退職)
江崎 龍子 …… 池畑慎之介 (60歳、書道の先生)
柏木 荘太 …… 村上弘明 (54歳、ショウズホールディグス・筆頭常務)

寺内巧巳 …… 丸山智己 (ショウズホールディグス・副社長)
田代江美 …… 三倉佳奈 (エステ)
滝本孝史 …… 六角慎司 (無職の夫)
小山 沙月 …… 田島ゆみか (Allegro)
羽場 …… 今井隆文 (Allegro)
美咲 …… 大沢ひかる (Allegro)
美容クリニックの看護師 …… 坂ちか
吉岡 …… 飯田基祐
神崎 …… 山田明郷

三宅克治
犬飼貴丈、飯田基祐、篠原ゆり子、阿部翔平、内村遥
田島陽子、西村直人



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