銭の戦争 (2015年1月期・フジ・火曜22時枠) 原作 - パク・イングォン『銭の戦争』 脚本 - 後藤法子 音楽 - 菅野祐悟 主題歌 - SMAP「華麗なる逆襲」 演出 - 三宅喜重、白木啓一郎、鈴木浩介 チーフプロデューサー - 笠置高弘 プロデューサー - 三宅喜重、河西秀幸 ナレーション - 松元真一郎(ナレ) http://www.ktv.jp/zeni/index.html 第3話 金貸し業始動…大金稼げ！成り上がれ！ -------------------------------------------------------- 富生は家族を崩壊させた金貸し業に自らも働くことになる。 俺の人生は金で買い戻す!という。 赤松金融で働くことになった富生は早速最初の仕事だとして 取り立ての仕事を任される。なんと借金の取り立ては500万円 を貸している富生の恩師の紺野洋で月の利息分である83333円 の回収と成る。 桜田と共に紺野家にいく。 夜9時までは訪問しても良い事になっているという。ウチは 正規の金融業者とのこと。 富生は桜井に対して自分一人でやらせてほしい事を頼む。 富生は洋の家にいくと、返済を求める。自分は赤松金融の 白石だとして紹介する。洋は金融業に勤めた事を知ると、 他にはなかったのかと問う。今8万円は手元にないとすると 富生は家に押し入り、ここの部屋に有る小説を売ろうと語る。 未央は勝手な振る舞いに激怒するが、洋は自分の意思で金を 借りてサインした事を認める。古本屋を呼び出し査定してもらう と7万円になり、富生は自分の荷物を預かってもらっている 手前2万円は出す事を告げる。来月は延滞しないようにと 言われる。未央は恩師相手によくもこんな酷い仕打ちが出来た わねと告げると、仕事ですからと冷たい返事をする富生。 事務所に戻ると金を借りに来ている黄川恵子という女性がいた。 母親と二人で花屋を営んでいたが母親が病気で入院していた。 赤松は既に100万円貸している事を告げ、年収の1/3以上貸す ことは法律でうるさいことになるのだと語る。ウチにもリスク を生じることになるとしつつ、どうしても母親の為に店は 守りたいということで、もう100万円を融資することになる。 しかし手渡したのは70万円だった。富生は尋ねると、30万円 はコンサルタント料だという。富生は真っ黒なことをしていない かとし、警察に行かれたら終わりだとするが、赤松は警察には 行かないような人に金を貸している事を語る。運と才覚が有れば 返せるかもしれないこと。法律を守る真っ当な金融業者よりも ウチのような業者が必要だということも有るのだと語る。 -------------------------------------------------------- 富生は金によって奪われた人生を金で買い戻すと考え、 金融業に飛び込む。赤松金融を紹介され入社することになるが 最初に訪れたのはなんと恩師の紺野教師の金の取り立てだった。 富生は仕事だと割り切り金を搾取していくが、その裏で富生は 洋に対してある情報を流していることが分かる。 富生が数字に強いということを利用して一見すると不利な状況に 対して一定の打開点を通して爽快感を持たす辺りは悪くないけど、 寧ろ手ぬるいところでガス抜きしている感じにしか見えない。 韓国ドラマに比べて、"恨"の状況とか"固執"という状況が、逆に 見えづらくなっている感じ。 そもそも富生という人物は何処までも金の為に非情なところで 動けるのかという限界に挑戦して欲しいところで、何故こんな ところで人情を出してしまうのだろうかと。 ボロボロになり金であらゆるものを取り戻した時、初めて見える光景 の中に、人生は金では満たされないし、失ったものが取り戻せない ということを見せて欲しいところ。 彼が未央に対して自分の境遇を語ってしまうところなど、なんだか 無用なお喋りな感じがして、やや情報を提示しすぎていてキャラクター 像に対する味付けとしては少々呆気なさを感じる。 ただドラマはそれなりに面白く、もっと数字を利用した流れを 通して富生の能力を発揮して欲しい。 原作の韓国ドラマの作品を見ていないので何とも言えないけど、 韓国ドラマであるならば、こんな手ぬるい状況で人助けをする だろうかという感じがするし、富生という人物が何を考えている のか分からないことを象徴するようにして非情なところで動いて いく気がする。 しかし未央の件はあっさり処理しましたね。 男性が未央と結婚する理由がアホ過ぎて泣けるけど、結婚した後 浮気を理由に金もらって別れたら良いんじゃないだろうか。 「銭の戦争」というくらいだから、それくらいしても良いのでは ないかって感じ。 白石富生 …… 草�g剛 (36歳、フレディパートナーズ証券) 紺野未央 …… 大島優子 (26歳、洋の娘、派遣) 青池梢 …… 木村文乃 (27歳、青池ファイナンス、早和子の孫) 桜田慎一 …… 高田翔 (24歳、赤松金融) 円アカネ …… 新川優愛 (22歳、赤松金融) 白石孝夫 …… 志賀廣太郎 (66歳、父、ホワイト化学社長) 白石三保子 …… 木野花 (60歳、母、ホワイト化学) 白石光太郎 …… 玉森裕太 (26歳、次男、大学院生) 紅谷裕蔵 …… 津川雅彦 (77歳) 青池早和子 …… ジュディ・オング (68歳、青池ファイナンス会長) 紺野洋 …… 大杉漣 (58歳、高校教師) 赤松大介 …… 渡部篤郎 (45歳、赤松金融) 目黒桃子 …… 朝倉えりか (派遣、未央の同僚) 植草守 …… 丸山智己 (フレンチレストラン) 伴杏里、中島亜梨沙、竹井洋介、横谷豪紀、笠原紳司 宮川浩明、範田紗々、小沢芽瑠、小倉百代、宇谷美紗央 鈴木里彩、緒沢あかり、小泉みゆき、船越理恵、滝川ココ 南方知恵、久堀瞳、原奈津実、JUNKO、シンバルド・クリスティアン