相棒15 (2016年10月期・TV朝日・水曜21時枠) プロデューサー:伊東仁、西平敦郎、土田真道 音楽:池頼広 http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/ 第6話 嘘吐き 脚本／森下直 監督／橋本一 ------------------------------------------------------- アパート"村井ハイツ小平"。 マンガを描く女性三ツ門夏音は隣人の男女が言い争う声を聞 いて五月蠅いと壁を叩く。しかしあまりに激しい争う音に心配 する。11月2日(水)のこと。 彼女はマンガを描いて11月5日まで缶詰だった。アパートの外 に足音が聞こえてくると夏音は隣の住民が気になりドアから 覗いて無事を確かめようとする。しかしそこに居たのは隣の 女性ではなかったとし、普段は「地味で痩せていて背の高い 人」だったという。 アパートの大家の村井健三に相談すると、隣のカップルの女性 の名前は瀬戸はるかで、今まで同棲している猪口勇人の相手 とは違うと語る。しかもその日の夜には隣から大音量の音楽が 流れて隣とは関係ない中年の男女が出入りしていたとし、毎晩 来ては早朝に帰って行くという。 三ツ門夏音は絶対に隣の男性・猪口は前に隣人だった女性とは 別人と居るとし、そんな話を特命係の右京と冠城に語る。 それが本当ならば殺人と死体損壊の進行中なのかも知れないと。 特命係の二人を連れて大家の村井に話を聞きに行く。 村井は生活音のクレームなら仲介の不動産屋か私に話せば良い ことだと非難する。猪口と瀬戸は2年前からアパートに入居 したとし、猪口は見た目はあんなだが、家賃は払っているし 先ほどはるかさんを見たという。入居当時からはるかさんは 「派手目で小柄な女性」だという。嘘なんて言いませんよと。 右京は築40年だとし、生活音で苛ついて話をデッチ挙げて 僕らを巻き込み隣に嫌がらせをしている可能性があるという と、ボクを巻き込んだのは君です!(キッパリ)と冠城に語る。 隣人の猪口の元に話を聞きに行く。 近くで窃盗事件が有ったので少し話を聞きたいとして玄関に 入って話を聞く。玄関から室内を観察する右京と冠城。 夏音さん側の壁に服が掛けてあったとして何か急いで隠したい ものが有ったのではないかという冠城。右京はその中のワン ピースが気になったとして、彼女とは趣味とは違い地味で 派手な彼女のセンスとは思えないとし、背丈も合わないという。 ワンピースは本物で、夏音は本当のことを言っているという。 大家はどうなのか・・右京は今日のところは帰ろうという。 夜な夜な現れる中年の男女の件も何故現れているのか。 ダレが真実を言い、ダレが偽証しているのか・・。 ------------------------------------------------------- 錦織vsマリーのテニスの試合が有って、この日はNHKの 「クイーン・メアリー」の放送も有って・・・ということで、 限られた時間を過ごしたので正直感想がまだ出来上がらず。 急いで書いているのだけど、それ以前にテニスとドラマをながら 見して居た手前あんまり集中して見られなかった。 「XX活」「XX友」って近代よく使われる言葉だよね。 友達と言えば一緒に居て安らげるハズだし、同じ趣味・目的を共有 していて仲が良いハズだけど、金が絡んでくるとまた人は変わって しまう。しかも死んだ後に一緒になるという墓友を捜すというのも 異常な感じ。 中国では結婚せずに亡くなった子供を不憫に感じる親が 異性の遺体と一緒に埋めて死後に結婚させるという冥婚とか陰婚 なんて習慣が有り、遺体ビジネスなんてものが有って遺体が 盗まれたり裏市場で売られたりしている世の中なので何でもあり 何でしょうか。先日の海外ドラマの中でも、この事が取り上げら れていたな。 嘘、妄言、詐欺などネガティブな言葉なんかが並べられて 如何にもきな臭さというものが有るけれど、都会はそういうもの だという認識が昔は有ったが、今では寧ろ孤独さを埋める為に 何が出来るかを考える人が多いようだ。 題材としては悪くなかった。 都会のアパートの中で隣人が何をしているのかって案外謎だった りするし、何年も過ごしているのに隣人のことを見た事がない なんてことが有る。普段は気にしないけど、隣の人ってどんな人 なのかなんて考え始めると、気になるものだろうし、それがまた隣から 聞こえる音とか行動によって頭の中で膨らんでしまい、元々妄言癖が あるとされる女性を苦しめることになるけれど、正気を保ちつつ上手く 真実を見つける事が出来るのか。 地方から東京に単身で出て来た人はそもそも孤独な人も多いけど、 孤独な人が集まる中で、このドラマに於ける墓友たちはもっと別の形 で交流を続けることが出来たハズだ。 生きて居る時から死ぬ時のことを考える人も最近の傾向なのかなと 思う所があり、仲間の中で一番最初に死ぬとなると、その後のみんな が本当に約束を履行するかは分からないし、どういう形になるのかも 不透明だ。「私が一番最初に亡くなりますから・・」なんて言って いた男が、死後の世界まで金は持っていけないとして裏切ってしまう ところは何とも言えないけれど、死後の世界で友達になって一緒になって も意味がないということに気がついて欲しかったところなんだろう。 横領の流れとかNPO法人の流れに関してはイマイチピンと来なかった。 詐欺被害を訴えていた河合夫妻って結局カモフラージュだったの? それと当時の件で被害を訴えていた泣き寝入りの老人も一人いたけれど この人はこの仲間には入れなかったのだろうか? 横領した女性がガン?で入院していたけど、夏音は友人になって欲しい としてほのぼのしていたけど、この人は6千万を横領している犯人です から!! マンガの件も正直ドラマに絡み合っていたのかな。 別にマンガでなくても良かった気がする。 杉下右京 …… 水谷豊 (警視庁・特命係) 冠城亘 …… 反町隆史 (4代目相棒、総務部広報課->特命係) 月本幸子 …… 鈴木杏樹 (2代目"花の里") 伊丹憲一 …… 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員) 芹沢慶二 …… 山中崇史 (捜査一課。伊丹の後輩) 角田六郎 …… 山西惇 (組織犯罪対策五課) 大木長十郎 …… 志水正義 (組織犯罪対策部) 小松真琴 …… 久保田龍吉 (組織犯罪対策部) 内村完爾 …… 片桐竜次 (警視長・刑事部長) 中園照生 …… 小野了 (警視正・参事官) 甲斐峯秋 …… 石坂浩二 (警察庁次長->官房長付。警視監) 日下部彌彦 …… 榎木孝明 (法務省事務次官) 青木年男 …… 浅利陽介 (サイバーセキュリティー対策本部特別捜査官) 三ツ門夏音 …… 柳生みゆ (売れない女流漫画家、岡山倉敷市出身) 村井健三 …… 諏訪太朗 ("村井ハイツ小平"の大家) 猪口勇人 ……小林峻 (瀬戸はるかと同棲、左官見習い、福井出身) 瀬戸はるか …… 土居志央梨 (聖羽機械工業・経理部社員) 三ツ門りお …… 前野恵 (夏音の母、ウソ付きの夏音を見放す) 岸谷レイナ …… 菊地美香 (スナックのホステス、成りすまし) 長谷川房子 …… 藤澤オリエ (聖羽機械工業・人事部社員) 河合節夫 …… 鎌滝秋浩 (50歳、夫、八王子市虹川) 河合妙子 …… 瀬尾智美 (49歳、妻) 笹本悦治 …… 菅野久夫 (ヴェルベーヌ「さざなみの丘」詐欺事件の被害者) 守塚荘二郎 …… (38歳、聖羽機械工業・経理部、2年前詐欺)