カインとアベル
(2016年10月期・フジTV・月曜21時枠)

脚本 - 阿相クミコ
脚本協力 - 金沢達也
主題歌 - Hey! Say! JUMP「Give Me Love」(ジェイ・ストーム)
プロデュース - 羽鳥健一、池田拓也、西坂瑞城
演出 - 武内英樹、葉山浩樹、谷村政樹

http://www.fujitv.co.jp/CainandAbel/





第1話 僕とアニキの2つの三角関係
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高田総合地所の創立50周年記念式典に懇親にしている橋本衆議院
議員も祝賀のスピーチをしにやってくる。総合デペロッパーとして
日本を代表する企業になったこと。仙台の宗一郎、そして現社長
の貴行氏の手腕によるところだろうと。そんな中貴行は長男で
副社長の隆一に対して弟の優はどうしたのかと問う。隆一は
探してくるとして、彼の同僚で友達でもある三沢や安藤に声を
かけて優を探してもらう。こんな大事な日に一体何をして
いるのか。
矢作梓の隣で優はちょっと離れた場所でこの式典を見守って
いた。会場からくすねてきたシャンパンをあけると中から
炭酸が勢いよく飛びだし梓の服にかかってしまう。吹いてあげ
る優だが・・二人ともこういう堅苦しい場が苦手だと語る。
スピーチが終わる中、橋本は隆一に何歳になったのかと尋ね
そろそろ身を固めた方が良いのではないかとして娘の綾乃を
紹介する。

貴行は優に対して何処に行っていたのかと語る。お前だって高田
の人間だとして私や隆一の足を引っ張るなと言われる。
優は落ち込む中、隆一はオレだってパーティーは苦手だとし、あまり
気にするなと声を掛けてくれる。昔から兄は優にとても優しかった。

翌朝、高田総合地所では社運をかけたバンコクの件で父と隆一
は語る。そんな中お手伝いの柏田は食卓に来た優に対して
食事を尋ねるとコーヒーだけでいいと語る。
隆一は運転手付きの車で・・優は自転車でそれぞれ会社に向かう。
優は兄に気がついて欲しくて自転車を飛ばすが、気がついて
もらえなかった。

営業5課に行くとひかり、三沢、安藤らから重役出勤かとからか
われる。上司で課長の佐々木から用賀の土地取得の件はどうな
ったのかと言われ優は急いで松野家にいく。夫は土地を売ること
に了承したが私は認めていないという妻。
許可を得られなかったとして帰社すると、先ほど副社長が口添
えし取得出来たとの報告を受ける。

そんな中、大型アウトレットモールが白川湖に建設予定で、
コンペがある為に高田総合地所も参加することになる。そこで
特別プロジェクトチームが編成され部署を越えての選抜チーム
が作られる。優も選ばれると、そこには先日シャンパンを
かけてしまった梓の姿も有った。
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決して悪くは無いけど、韓国ドラマの「カインとアベル」が
面白かっただけに同じタイトルのドラマを見るとどうしても
比較してしまうな。

結局のところ、互いに自分にないところを求めては相手に嫉妬
していき、プライドとか自尊心、そしてこれまで積み上げてきた
努力や犠牲などを通して、信頼し有っている兄弟の中でも
譲れないものとして一つの席を巡って泥仕合のようなことを
行っていく物語なのだろう。

色んな所で衝突の種は散見される。

兄は自分の自由を犠牲にして父の信頼を得てきた男。
弟は自由に振る舞いつつも親からの愛情を希薄に感じで何処か
物足りなさを感じる。

性格の違いとして現れているのは、何と言ってもアドバイス通り
に行わずセオリーを無視した弟の才能が今の時代、この会社での
今のポストにとって機転の効く物として徐々に頭角を現して
いくのだろう。
そしてただ一つ譲れないものとして女性の存在が有り、
「私はまだ誰のものでもありません」ということで確約したものは
無いのだろうけど、兄は梓に思いを寄せているし、ひかりは優に
思いを寄せている。そんな一方通行の思いの中、梓と優が惹かれ
会うことで、隆一としては優しい兄の顔を失い、父親の言う通り
にしてきた人生への不満を全て弟にぶつけていくということは
想像に難くない。
まぁそういうドラマの中でいかに面白いエピソードを盛り込める
のかだね。

現在海外ドラマでも時代劇ものが多く地上波、BS波で放送されて
いるけど大抵王子と愛するものの存在をテーマにしたものが多く
愛するものと結婚するのではなく、国同士の政略結婚としての
ドラマとして成立していくものばかりなので、違和感はないかな。

それにしても山崎紘菜さんが可愛いですね。
この髪型が良いな。女性芸能人はすぐに髪型を変えてしまうので
イメージが変わると途端に興味を失うことが多いんだよな。
その点、PerfumeとかAKB48なんかはイメージをそのまんまにした
格好で、上手くファン層の長期的獲得に成功している気がする。


高田 優 …… 山田涼介 (24歳、次男、営業5課)
高田 隆一 …… 桐谷健太 (32歳、長男、高田総合地所の副社長)
矢作 梓 …… 倉科カナ (28歳、横浜支店から本社へ、隆一の恋人)
高田 貴行 …… 高嶋政伸 (55歳、父、高田総合地所の社長)
団 衛 …… 木下ほうか (50歳、営業部部長)
佐々木 肇 …… 日野陽仁 (50歳、営業5課・課長)
柴田 ひかり …… 山崎紘菜 (24歳、営業5課、優に思いを寄せる)
安藤 充 …… 西村元貴 (26歳、営業5課)
三沢 陽太 …… 戸塚純貴 (25歳、営業5課)
広瀬 早希 …… 大塚寧々 (46歳、小料理"HOROSE")
高田 桃子 …… 南果歩 (56歳、宗一郎の娘、貴行の姉、4度目の結婚)
高田 宗一郎 …… 平幹二朗 (82歳、会長)
幼少期の隆一 …… 高山稜来 ()
幼少期の優 …… 岩田琉聖 ()

橋本綾乃 …… 宮地真緒 (議員の娘、隆一の相手に勧められる)
ソバ職人 …… 品川徹 (松本にあるソバ屋"九拾九坊")
後藤 …… 今井朋彦 (イタリアン"マッシモ")
橋本 …… 村井國夫 (衆議院議員)

久ヶ沢徹、外川貴博、森澤早苗、夏川加奈子、河原雅幸、若尾義昭
上田靖三、青山めぐ、堤匡孝、菊池敏弘、横塚真之介
石塚聡、大嶋航平、尾形駿一、竜二、長田拓郎、金光真輝
神後修治、川並淳一、末次弘季、西本宙樹、服部宏明
壱の家金の介



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