ダメな私に恋してください
(2016年1月期・TBS・火曜22時枠)

原作:「ダメな私に恋してください」 中原アヤ
脚本:吉澤智子
演出:河合勇人、福田亮介、月川翔
プロデューサー:阿部謙三、大西孝幸
音楽 - 出羽良彰、羽深由理
主題歌 - aiko「もっと」

http://www.tbs.co.jp/damekoi/





第2話 年下イケメンが急接近!!運命キター
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ミチコが勤めていた会社は倒産になり、貢いでいた男は詐欺師
だったことを知り、ついに借金を背負うが、かつて会社での
天敵の上司・黒沢歩が脱サラして祖母の喫茶店"ひまわり"を
始めるということで、そこで住み込みで働くことになる。
更に街金から借りていた借金を歩が精算してくれて、彼に働いて
返金していく事を語る。
ミチコは肉が好きで歩からは喫茶店の改装・開店の手伝いが
終わったタイミングで焼き肉に連れて行ってもらう中、歩は
珍しく酒で酔っぱらう。歩は調子が悪いとアルコールで眠ること
があるという。ミチコは寝ている歩に声を掛けると、彼は
寝ぼけて"春子"と呟き、そして目の前にいたミチコにキスを
する。
ミチコは「たかがキス、自分は30歳の大人で酔っぱらいに唇を
奪われたくらいで別に減るものでもなく動揺すべきものでは
ない」とする。朝食の際に歩は酔っぱらって醜態をさらした
ことを謝罪。しかし彼は自分がどうやって帰宅したのか覚えて
いなかった。テリーさんがおぶって運んでくれたのだとすると
ミチコは本当に何も覚えていないのかと問う。春子って誰なのか?
と問うと聞き違いだろうとしてファルコンと言ったと誤魔化す歩。
そんなミチコに今日は就職面接ではないかと問うと、何時までも
この店で下僕として働いても良いと言うが・・

面接にいくミチコ。
「長所は?」「就職志望は?」と問われ、春子は無難な答えしか
出来なかった。

一方歩の元には春子からメールが届き、今日はクリスマスローズ
を届けるのは難しいことを聞かされる。

ミチコは帰り道にコンビニに寄ると、そこにはテリーが働いていた。
店長代理にまでなっていた彼。ミチコのことを歩さんは心配して
いたという。面接で落とされ続けると辛いですよねというテリーは
オレもミチコさんと同じような時に歩が二階に住ませてもらい、
飯と住居を与えてくれたのだという。

帰宅したミチコは面接が全然ダメだったことを語ると、あんな履歴書
では無理だという。長所ならば他にあるだろうとして、お前にはドM
なくらいに今生があるという。仕事に受かった際には黒毛和牛を
おごってやると言われると、ミチコは無邪気に喜ぶ。
更にどうせダメならば好きな会社を受ければ良いと言われる。
ミチコは室内にライフニクスの製品ばかりがあることに気がついて
翌日ライフニクスを尋ねる。就職の募集はしていないと加藤から
言われるが、森はミチコが熱意と根性を持っていることを知り、
事務職でよければ働かないかと言われる。
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1話の中でのその片鱗は見えていたけれど、ミチコと歩のやりとり
が昔のトレンディドラマを見て居る様に所々で楽しいやりとりが
見られてクスりと微笑ませてくれるほっこりした内容だった。

ただ深田さんが30歳とはいえおばさん扱いされるには少々説得力
がなく、周りを圧倒した美貌を持っているのに、それを無視して
いるところがちょっと残念なところ。

若い女性行員はまるで働く意欲もなく、上司がしかり飛ばせば簡単
に辞めてしまうとして、上司としても困っている様子だけど、
現在これだけ働きたい人が多い中で、そんな職場があるハズもない。
就職意欲がわかない職場がこの世の中で生き残れるハズもない
訳で、職場での光景を見ていると腹が立つこと請け合いだけど、
その分ミチコのキャラを際立たせるところに繋がっているのかな。

何と言ってもミチコの良さは色んな面に於いてすれていない感じが
するところか。男性が求めるような純潔さみたいなものを持ってい
るし、それでいて決して自分の意見を言わない訳でもなく、酷いこと
を言われても、彼女の受け取り方の問題ではあるのだろうけど、
上手いことストレスにならないように消化しきれている感じ。

デートに対する考え方、キス一つ、プレゼント一つを見ても、どんな
流れにも新鮮に物事を捉えているし、見て居てすがすがしい。

彼女自身の心の声や歩との間で語るやりとりが可愛らしく、

「出来る女柴田の誕生ですよ!」
「春子とファルコン」の使い分け方。
「何だこの野郎!」。
キスはノーカウント「だな」

などの歩とコンビは、ミチコと大地のそれを上回るものとして存在
しているし、それでいて春子と歩の存在もちょっぴり謎めいている
し、歩と長い期間同棲していた晶などの存在もなかなか面白い。

職場で損な役回りをさせられるところなどは、何処かで見たような
作品ではあるけど、少しずつお堅いと思っていたディーン・フジオカ
さんと深田恭子さんのコンビを見守りたくなるような内容だった。


柴田 ミチコ …… 深田恭子 (30歳、喫茶「ひまわり」)
黒沢 歩 …… ディーン・フジオカ (35歳、喫茶「ひまわり」)
最上 大地 …… 三浦翔平 (26歳、ライフニクス・営業)
生嶋 晶 …… 野波麻帆 (35歳、黒沢と同棲7年)
テリー(照井学) …… 鈴木貴之 (黒沢に恩がある)
タマ(玉井剛) …… 石黒英雄 (黒沢に恩がある)
門真 由希 …… 佐野ひなこ (ライフニクス)
ポチ(星武) …… クロちゃん (黒沢に恩がある)
中島 美咲 …… 内藤理沙 (ライフニクス)
森 努 …… 小松和重 (ライフニクス、部長)
藤本 エリカ …… 藤本泉 (ミチコの元同僚、23歳、結婚)
米田 亜希 …… 小林きな子 (ミチコの元同僚、子持ち)
鯉田 和夫 …… 小野武彦 (70歳、喫茶「ひまわり」の常連)
黒沢 春子 …… ミムラ (35歳、花屋)
加藤 …… 山本圭祐 (ライフニクス)

山久保丈二、青山伊津美、斉藤佑介、戸井智恵美



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