ドクターX 〜外科医・大門未知子〜4 (2016年10月期・テレ朝・木曜21時枠) 脚本:中園ミホ 企画協力:古賀誠一 ゼネラルプロデューサー:内山聖子 プロデューサー:大江達樹、都築歩、霜田一寿、池田禎子、大垣一穂 演出:田村直己 http://www.tv-asahi.co.jp/doctor-x/ 第11話 さらば大門未知子!!さらば友よ…聖夜のオペも失敗しないので ------------------------------------------------------- 博美が病気で倒れた。どうしてこうなるまで言わなかったの かとして大門は語る。MRIを撮ると入院することに。 特別室しか明いていないとして豪華な個室に入院することに なる博美。私に切らせてという大門だが、博美は大門さん でもこのオペは無理だという。切除不能局所進行膵癌ステー ジ4a。膵頭部から錐体部にまたがり総肝動脈や腹腔動脈にも 浸潤しているのだという。もう覚悟が出来ているとし遅かれ 早かれみんなが死ぬのだという。ガンならば残された時が分 かるので舞には王グループから契約金をふんだくって金を 残すのだという。上海の病院に本当に行くのか?舞のために 出来ることはコレしかないのだという。 王夫人の治療をしたことで一気に東帝大学病院には口コミで 外国のVIPが来院して来る中、王グループは上海に病院を 作る為にこの病院からも医者をヘッドハンティングしていた。 北野は真っ先に引き抜かれたことを語る。久保はこのままでは 良い医者の全てが引き抜かれるわよとして蛭間を責める。 大門は看護師の赤羽葵にここに居た患者は何処に行ったのか と尋ねると退院したという。 博美はその頃、王の病院と契約する為に面接をしていた。 そんな中次期大統領候補でホテル王のドニルド・スコップと 妻のダイアナもVIP患者としてやってくる。スコップは健康上 の問題が明るみになると今後の政治活動に差し支える為に 当病院での極秘オペを希望していた。北野が対応して欲しいと。 妻は産婦人科で最先端の麻酔による完全無痛分娩を望んでいる という。 御前カンファレンス。ドナルド・スコップは局所進行膵癌の ステージ4a。執刀は北野。第一助手は大門だと指名するが 気が乗らないとして断る。しかし北野は術式にはIREナイフを 使用するとしニューヨークでは電極針6本を使い高圧電流で がん細胞を死滅させたという。ソレを聞いた大門はやっぱり 助手をやるという。君は第三助手だと言われるが、大門は それでもやると語る。システム何千万円もするIREナイフ の導入も王のお陰だった。 与野華子は機械出しを行い、栗橋陽一は博美にバイタルは正常 なのかとして尋ねるが、大門のフォローも有ってスコップの 手術は成功に終わる。その後大門はIREナイフを盗んでいく。 そのことを加地と原医師に見つけられて・・ ------------------------------------------------------- 取りあえず無難にこのシーズンの物語をクローズさせた感じ。 大門もついに失敗するのか。この辺は「医龍」の主人公と 同じものがあるけど一定の緊迫感を与え、更には盟友である 博美の退出を演出するのかどうか。 そしてドラマでは、東帝大学病院が内科と外科での争いに 巻き込まれている間に、医師たちはより自分の価値を認めて くれるところへと流れていくということで、最終的にはまるで 病院が買収されたかのような状況に陥ってしまった。 ただあくまでこのドラマは東帝大学病院が中心だろうので、 今後シーズンが継続されれば、どう立て直していくのかという ことが問題になるな。 不評だった久保東子も上海に行ってくれたし、あくまでこの シーズンだけだったのかなと。ただまぁ原医師とか先日の 遠藤憲一演じる医師の海老名敬がスポット参戦したような 使い方をしていくのかも知れない。 今回は患者のスコップを使って博美のシミュレーションの様な 形になり、それにヒントを得て博美の手術にも適用させていく もの。勿論そう同じ流れは演出されずに、一度は大門でも 人知の及ばないところで起きている病気もあることを分からせ つつも、新兵器を使ったことでの再手術の可能性に触れて 上手いこと解決を見せた。ただこういっては何だけど、普通は ガンは内科的治療で患部を小さくしてから手術を行うというの が常なので、一連の流れに内科を関与させないところがちょっ と違和感も有る。 このドラマの良さはどんな窮地で有っても大門が語る 「大丈夫、私は失敗しないので」という言葉が患者に対して 多くの勇気を与えているところ。その分医師にかかる 金銭的感覚も変で、大門の引き抜きに3億円。 そんなに高い買い物でもない。晶がこれまで手術費に請求した 額を考えれば一体何億円稼いでいるんだよってことで・・ 加地や原の見せ場も有ったし、何よりも今まで全く存在感の 無かった北野に見せ場を作った格好だった。勿論その中には 大門への引き立て役も忘れずに・・ってところも有ったけどね。 ピコ太郎ネタを二度も使うのは流石にちょっとセンスがない けど古坂大魔王を出したのは笑えた。 東帝大学病院 大門 未知子 …… 米倉涼子 (キューバ・クバナカン医科大、外科医) 神原 晶 …… 岸部一徳 (神原名医紹介所) 城之内 博美 …… 内田有紀 (麻酔科医、シングルマザー) 蛭間 重勝 …… 西田敏行 (院長) 久保 茂 …… 竜雷太 (元院長) 黄川田 高之 …… 生瀬勝久 (総合内科部長) 赤井 富夫 …… 長谷川朝晴 (総合内科部長) 加地 秀樹 …… 勝村政信 (総合外科 准教授) 北野 亨 …… 滝藤賢一 (総合外科医、NYから。東帝大学医学部出身) 西園寺 猛司 …… 吉田鋼太郎 (総合外科部長) 萬田 康介 …… 瀧川英次 (総合外科部長) 南 幾子 …… 草刈民代 (広報部長) 久保 東子 …… 泉ピン子 (副院長) 白水 里果 …… 田中道子 (病院長・蛭間重勝の秘書) 原守 …… 鈴木浩介 (金沢から戻る) 雀野義人 …… 西沢仁太 (麻雀仲間) 寺井文孝、湯浅景介、松岡慎也、沢井正棋、秋元貴秀、比佐一平 佐藤美希、南りほ、筒井萌子、浅田光、ふるかわいずみ 森田ガンツ、中澤功、村上ユキヒコ、泉大和、仁山貴恵 中野憲芳、杉山裕石、中嶋秀人、福田博之、野々山郁也、鈴木勝 五十嵐昇、高八賢、楠ノブヒト、川根武紘、塩屋准、好野雅彦 青山知弘、木村正和、佐々木ちあき、大藤由佳、西条海紀 藤田葵、葉月みかん、鈴木宏那 中野大喜 …… (北野の助手) 与野華子 …… ふるかわいずみ (オペ看) 戸田結衣 …… 浅田光 (オペ看) 上野裕 …… 湯浅景介 (外科医) 十条さくら …… 佐藤美希 (看護師) 赤羽葵 …… 南りほ (看護師) 板橋ほのか …… 筒井萌子 (看護師) 栗橋陽一 …… 秋元貴秀 (外科医局員) 王超 …… 矢野浩二 (中国の成金金持ち) 後藤 …… 工藤俊作 (王のボディガード兼通訳) 城之内舞 …… 藤井杏奈 (ロンドンのバレエスクールへ) ドナルド・スコップ …… チャールズ・グラバー () ドナルド・ダイアナ …… ジェニー・スキッドモア (妻、妊婦) 古坂大魔王、板垣雄亮、小林音子