はじめまして、愛しています。
(2016年7月期・テレ朝・木曜21時枠)

脚本 - 遊川和彦
監督 - 片山修、日暮謙
音楽 - 平井真美子
主題歌 - 槙原敬之「理由」
ゼネラルプロデューサー - 黒田徹也
プロデューサー - 山田兼司、太田雅晴

http://www.tv-asahi.co.jp/hajimemashite/





第2話 あなたの手は、離さない
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信次の強い勧めで養子を持とうと決めた美奈。今日里親認定が
出る。思えば3ヶ月が経っていた。一ヶ月以上狭いアパートに
監禁されていた喋らない子が何故3度もウチに来たのか。
信次は美奈が弾いていたピアノの音に惹かれたのだと考え、
暗い世界にいた子が少しでも彼女のピアノの音に心が揺れた
ことが嬉しかった。

研修を受け、実際に施設の子と遭う養育実習が行われる。

武蔵児童相談所。
研修が変わったとし書類を提出する。堂本は今ならまだ戻れ
ますよと言われる。信次は乗り気だが奥さんの方は本当に
養子を受け入れる体勢が整っているのか。綺麗な手も子育てに
よってそうもいかなくなること。しかし一度決めたら逃げ出さ
ないと語る。あの子の実の母のことは分かったのかと尋ねるが
まだ分からないという堂本。二人が里親として適格か面接させ
てもらうという。
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いよいよ特別養子縁組の為に走り出した梅田家。
ただその養子に一番ノリノリなのは信次だけで、それ以外は
引きずられている感じ。
しかし興味深いのは子供は美奈のことを求めているような
行動ばかりを見せていること。
これは母親の恋人の男性が虐待を主導していたとか、幼少期は
母親を求めるとか、美奈の視線の奥底の中に、男の子は自分と
同じものを持っていると感じたのか。

またドラマとして興味深いのは、正直梅田家はバラバラな行動
を取り問題を抱えている人物が多くて色々と児童相談所の堂本の
前では体裁はよくないけど、逆に人間らしさというものを漂わせて
いる。ケンカはともかく言い合うことは悪くないし本音でぶつかり
合う姿も悪くは無いと思うんだよね。

信次の誰にでも優しい包容力は素晴らしいけど、いつか爆発して
しまわないか心配だ。
逆に美奈の方が耐える力があるのか。

二人とも不幸な形で片親を亡くしている事情が描かれていて、
生きている親とは上手く関係がいっていない。
人生に欠けている部分というものを子供に求めてしまったりする
のか。

しかしやっぱり解せないのは子供を産めるのに産まずに血のつながり
の無い子を育てようとしているというのは、理解するのが難しいな。
遺伝的な問題で、自分の血のつながりのある子を何処か敬遠して
いるところがあるのかな。


梅田 美奈 …… 尾野真千子 (35歳、ピアニスト、父は指揮者)
梅田 信次 …… 江口洋介 (45歳、富士丸不動産屋に勤務)
梅田 巧 …… 速水もこみち (37歳、信次の弟)
不破 春代 …… 坂井真紀 (40歳、信次の妹)
堂本 真知 …… 余貴美子 (57歳、児童相談所)
追川 真美 …… 藤竜也 (70歳、美奈の父、世界的に有名な指揮者)
男の子 …… 横山歩 (5歳)
梅田志乃 …… 浅茅陽子 (サニーロット南多摩、梅田家の母)
吉井巡査 …… 山崎樹範
不破 太一 …… 夙川アトム (春代の夫)
片島 典子 …… 鈴木麻衣花
不破 明日香 …… 平澤宏々路 (春代の夫)

井上琳水、枝木彩香、向衣琴、大江優成、江崎政博、奥村アキラ
田口寛子、岩田知幸、杉山巧、万谷妃奈、宮川浩明



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