はじめまして、愛しています。 (2016年7月期・テレ朝・木曜21時枠) 脚本 - 遊川和彦 監督 - 片山修、日暮謙 音楽 - 平井真美子 主題歌 - 槙原敬之「理由」 ゼネラルプロデューサー - 黒田徹也 プロデューサー - 山田兼司、太田雅晴 http://www.tv-asahi.co.jp/hajimemashite/ 第9話 ２人の母本当の親は、誰？ -------------------------------------------------------- 美奈と信次はハジメの親になることを最後まで諦めないと考え るが、堂本の元に行くと実の親と暮らすべきだという決定が 出た以上、監護者指定を申し立てても勝てる確率はゼロに近い という。何が有っても諦めないと決めたというと奇跡を信じる と語る。堂本は二人を見て吹っ切れた顔をしているようだと 語る。多摩家庭裁判所に申し立てる。 そして二人は全ての人に気持ちを伝えることを決心する。 信次は母の元にいくと、自分も意地になっていたことを告げ 母さんもあの家で一緒に暮らそうと語る。久しぶりに母さん って呼んでもらえたことに涙する母。母に愛していますと語る 信次。 春代たちも病室にやってくると、オメデタだと語る。高齢出産。 巧は家の子と同級生になるなと語る。巧は加穂ちゃんにプロポ ーズしたことを語る。仕事は何をするのかと問うと、ハジメが 帰ってから話すという。資格を取るために頑張っていると加穂 も語る。春代は太一も何か言いなさいと語ると、太一は二人は クマンバチの様だとし、不可能を可能にする象徴だと語る。 美奈も父の元にいくと、まだコンサート中止にするとか言って いるのかと問う。昔これを聞きながら私に何て言ったが覚えて いるかと問う。ブラームスは第2のベートーベンとされたが 暫く交響曲は作れなかったこと。ブラームスがようやく作った 曲だが、最初は彼の苦悩が聞き取れる曲調で、最終楽章では 一変するという。自分の道をいくという宣言だというものだと。 どんなに非難されても自分にしか作れない曲を作るという宣言 だろうとし、それは父さんもそう宣言していたのではないのか と語る。周りの批判は気にせず今の自分にしか出来ない演奏を したらどうかと。私は父さんの音楽が大好きだとし、お父さん を愛していますと語る。すると父は世界で一番言ってもらい人 から言ってもらったとしてこれで怖いものは無くなったと語る。 -------------------------------------------------------- うーん、子供の出生に対して相当な謎が隠されていたなぁ。 母親が育てられない場合でも祖母が育てるという例は 幾らでもあるので、泉がどんなに精神疾患を抱えていたとしても 監護権は移らないだろうと思っていただけに、その辺の養子縁組 の流れがまた梅田家に戻ってくるという可能性はないかに思われた。 二人が諦めない・・奇跡を信じると言っていた時には、正直ストーカー レベルに成り下がって居るぞと思っていただけに、どうにも腑に 落ちない流れを感じていたし、仮に泉が精神的に病を患っているとして、 無理に子供を子供を・・と迫ることが本当に良い事なのかって 感じがしていただけに、意外と上手くまとめた印象は有る。 愛情が崩れるのも容易だけど、一つの愛の形を得る事で、今度は 再生させることも容易ではないとはいえ、可能なものとして描かれ た。 ただ愛していますの輪は見た目良い感じだけど、日本では簡単そうで 難しい障壁があるな。元々愛情を示さないし、他人に無関心だし、 今では親兄弟にも無関心なのが日本だったりするからね。 入水自殺に関しては、美奈の母と泉の流れを繋げたけど、正直要らな かった感じもする。ちょっと一昔前のドラマの演出に感じた。 堂本さんは地獄に堕ちる覚悟だとしていたけど、児童を助けている立場 の人がそんな悪い事している感覚はまるでないな。 しかしこのドラマ、キャストが良かったね。 梅田 美奈 …… 尾野真千子 (35歳、ピアニスト、父は指揮者) 梅田 信次 …… 江口洋介 (45歳、富士丸不動産屋に勤務) 梅田 巧 …… 速水もこみち (37歳、信次の弟) 不破 春代 …… 坂井真紀 (40歳、信次の妹) 堂本 真知 …… 余貴美子 (57歳、児童相談所) 追川 真美 …… 藤竜也 (70歳、美奈の父、世界的に有名な指揮者) 梅田 一(はじめ) …… 横山歩 (5歳) 梅田志乃 …… 浅茅陽子 (サニーロット南多摩、梅田家の母) 不破 太一 …… 夙川アトム (春代の夫) 片島 典子 …… 鈴木麻衣花 (児童相談所) 不破 明日香 …… 平澤宏々路 (春代の夫) 日陰蘭 …… 根本りつ子 (追川のアシスタント) 新井加穂 …… 岡本玲 (介護士、サニーロット南多摩) 黒川月子 …… 富田靖子 (長野黒川病院・経営) 黒川泉 …… 志田未来 (月子の娘・精神科入院、ヒカルの) 永岡佑、菊池裕子、高松克弥