ヒガンバナ 〜警視庁捜査七課〜 (2016年1月期・日TV・水曜22時枠) 脚本 - 徳永富彦、池上純哉、松本美弥子、荒井修子 チーフプロデューサー - 伊藤響 プロデューサー - 鈴間広枝、尾上貴洋、湯浅典子 演出 - 大谷太郎ほか http://www.ntv.co.jp/higanbana/ 第4話 犯人の愛…女性科学者が謎の爆死！悲劇の真相は -------------------------------------------------------- 平成28年1月28日、深夜の公園で柴田曜子は人工プールに入り 爆発によって吹き飛ばされて亡くなる。 朝、峰岸は本を読みながらケーキを食べていた。 凛は幾ら暇だからといっても峰岸は熟読しすぎじゃないかと語 ると幸子は何か恋をしたみたいだと語る。渚は痴漢続発との 連絡を受けて図書館に行ったら、長谷川瑞紀の書籍を巡り 三岡春樹という男性と知り合ったのだという。峰岸も三岡も この作者の「完全捜査官の未解決事件簿」を初めて目にしたの は高校時代だということで気が有ったというのである。最初に 峰岸が借りることになり、次に彼が借りると言っていたのだと いう。薫子は峰岸は分かりやすいとして映画みたいな出会いだ と語る。 そんな中七課に、水川公園の人工池で変死体が発見されたとの 連絡が入る。 被害者は柴田曜子(41歳)、先端科学研究所勤務の女性研究員だと いう。菊池も現場に来ていた。一体何処から情報を得たのかと 問うと渚レーダーが反応したという。ストーカー野郎として渚は 一蹴する。 目撃者の道野辺は深夜2時過ぎにバイト帰りにここを通ること。 結構な大きな爆発音がしたという。人影を見たがクロっぽい上着 を着ていたことくらいしか分からないとのこと。 北条は破損した携帯のデータの復旧を科捜研に頼めと告げる。 黒田は火薬や発火装置の類は近くになかった事を語る。水中 に何か固定されているものがあり変形の具合からこの中に有る 何かが爆発したのではないかという。東野はこれが落ちていた として珍しい形のライターが有ったという。 そんな中渚は遺体の有った現場の傍にいくと、「このお金で幸せに なれる・・もっとお金を」と言って倒れてしまう。 -------------------------------------------------------- 荒井修子さんが脚本の担当だった。 前回面白いなと思ったけれど、今回はまた元通りにつまらない ドラマとなってしまった。 峰岸雪乃が幸せになることを匂わす流れを見ると、成就しないこと にこのキャラクターの良さが含まれているのだし、いじり甲斐のある 年増役を担っていることもあるので彼女が幸せになる度に、ドラマの 中では反比例するようにしてその男性に対する疑惑の目が向けられて しまうところもある。 そもそもこの二人、偶然としては出来すぎな出会い方だ。 「冬のソナタ」のヨン様の声優をしていた萩原聖人が犯罪の主人公 となったためなのか。なんだか何処かで純愛と裏切りという安っぽい 味付けを求めた印象もあるし、色んな所で潜在的なミスリードを誘う 人物を多く登場させることで、ドラマとしてはとりとめない状況で 視聴者自身がしぼり込む材料が減って、少々とりとめが無くなった。 前回使われたように携帯の写真が詐欺師逮捕に繋がる流れを導き出す ところは悪くは無いけど、メインの流れとしては弱いモノが有るし、 この野心を持つ研究員の殺された女はまるで研究者らしくない 単なるドラマを引っかき回す役割ばかり担わされた感じで相当 浮いていた。 信用出来なかった二人の関係も正直よく分からないところがあり あの展開を見れば、三岡が嫉妬するのも分かる気がする。 殺され方からしてまさにマンガチック。 そして渚が示す言葉の流れも相変わらずまるで視聴者の想像を 擽るような言葉ではなく、遠いところでヒントを与えて、その能力 の使い方が1%も面白くない。ヤギ汁飲んで回復とか、正直本当に 面白いと思ってシナリオを書いているのが疑問過ぎる。 能力の使い方を根本的に変えて欲しい。 この人、生きて居る人の心も読めるし、なんだかよく分からないです。 来宮渚 …… 堀北真希 (捜査第七課、巡査部長) 峰岸雪乃 …… 檀れい (捜査一課の刑事、左遷巡査部長) 長見薫子 …… 知英 (東京監察医務院監察医) 伊東凛 …… 高梨臨 (元鑑識課所属、巡査) 柳幸子 …… YOU (プロファイラー、警部補) 瀬川すみれ …… 大地真央 (捜査七課・課長、警視) 神藤勇蔵 …… 佐野史郎 (刑事部部長・警視長) 東野和也 …… 市川知宏 (捜査第一課・警部、係長) 黒田吾朗 …… 木本武宏 (捜査第一課・) 北条光佑 …… 平山浩行 (捜査一課・課長、警視正) 河井百合子 …… 高橋惠子 (霞ヶ関警視庁病院・心療内科) 菊池謙人 …… DAIGO (フリージャーナリスト) 幼少期の渚 …… 阪口雫 () 矢野 …… 佐野元哉 (捜査官・逆探知・IT) 斉藤洋文 …… 武藤賢人 (捜査官) 竹本 …… 松本勝 (捜査官・IT、防犯カメラチェック) 谷 …… 大谷幸広 (捜査官) 平田 …… 杉浦文紀、平�髏l 藏内秀樹、邱太郎、八代みなせ 三岡春樹 …… 萩原聖人 (先端科学研究所) 柴田曜子 …… 月船さらら (先端科学研究所) 相馬良美 …… 西山繭子 (先端科学研究所) 堂ヶ島児次郎 …… 中原丈雄 (先端科学研究所) 成川和人/金沢卓郎 …… 渋江譲二 (32歳、詐欺師) 森沢由美子 …… 阿南敦子 (先端科学研究所、退社) 峰岸静子 …… 岩本多代 (母)