ヒガンバナ 〜警視庁捜査七課〜 (2016年1月期・日TV・水曜22時枠) 脚本 - 徳永富彦、池上純哉、松本美弥子、荒井修子 チーフプロデューサー - 伊藤響 プロデューサー - 鈴間広枝、尾上貴洋、湯浅典子 演出 - 大谷太郎ほか http://www.ntv.co.jp/higanbana/ 第8話 女の敵に立ち向かえ！凶悪犯殺害に隠された真実 -------------------------------------------------------- 3年前、凛は制服警官時代、巡回中に2人の暴漢に襲われていた。 凛は仕事を終えると合コンに行くという。 峰岸はまた婚活かとし幸子は懲りないねと語る。凛のバッグには 一課のパシリ"東野"のお守りがついていた。ネットで調べたら 凄い御利益があるそうだという。そんな凛に電話が鳴ると血相を 変えて出て行く。 殺人事件が発生する。 薫子によると被害者は郷田篤則(33歳)、メーカーに勤める会社員。 休日にはサッカークラブのコーチをしていて、管理人が遺体を 発見したとき室内の鍵は開いていたという。物色の形跡はあるが サイフや通帳の類は残されていて、携帯とパソコンが盗まれて いるとのこと。死亡推定時刻は硬直と直腸内温度から見て午後 7時から11時だという。その時間だと女性と遭っていたのでは ないかと。現場には凛のお守りが落ちているのを東野は目にして しまう。 翌日凛が同じ服で来た為に七課のみんなに突っ込まれる。 そんな中凛に聞きたい事があるとして一課が彼女を連れて行って しまう。現場に凛のお守りが落ちていたのだと。 一課の捜査官は凛に対して現場に行ったことはあるのかと取り調べ する。現職の警察官が殺人を行っていたら国民の批難は必死だと 神藤は語る。すみれは凛が人を殺めるハズはないというが・・ 渚と峰岸は現場の部屋に行く。 峰岸は現場に飾られていた写真の裏からSDカードがあるのを 見つける。渚はヘッドフォンを外すと現場の声を受け入れよう とする。「オレが悪かった・・」 七課ではSDカードの内容を調べるが、セキュリティがかかっていて 容易に開けなかった。こんな時に凛が居れば・・・と。 そんな中すみれが七課にやってくると、殺された郷田は三年前 に起きた婦女暴行未遂事件の犯人であり指紋が一致したという。 そしてその被害者が凛である事を語る。 -------------------------------------------------------- 主人公・渚の過去を解き明かした後のエピソード。 前回のエピソードは本来最後に持ってくるべきネタじゃないのか って感じもするし、それ以上に興味のあるネタが作れるのか というのがこのドラマとしての課題か。 しかし今回は七課に必要なものとか、その存在意義を示すような 流れをもってエピソードを描いた感じ。 日本のドラマは主人公のトラウマとか過去の事件を解き 明かしてしまうことで終わってしまうことが多いけど、人生は 回り続けている訳だし、警察の仕事だってこれで終わりではない。 世界観を活かすためにはこういう構成もありなのかなと思う。 ただ相変わらず能力の使われ方は面白くない。 渚は生きて居る人の心も読めるみたいだし、能力の棲み分けが出来 ていない感じもする。 残した言葉の意味が心に響くものでもなく、二度同じ言葉を毎度 繰り返すだけ。 凛が何故東野のアプローチを拒んでいたのかとか、凛の性格性が 軽いと思っていた発言の裏にあったこころの闇を上手く照らし出して 救う流れへと繋がったのかな。 堀部圭亮さんの悪役率も高いけど、今回はちょっと犯人像として は無理が有った気がする。世間的には良い人とか著名人が犯人 だったということでインパクトを残そうとしたのかも知れないけど。 来宮渚 …… 堀北真希 (捜査第七課、巡査部長) 峰岸雪乃 …… 檀れい (捜査一課の刑事、左遷巡査部長) 長見薫子 …… 知英 (東京監察医務院監察医) 伊東凛 …… 高梨臨 (元鑑識課所属、巡査) 柳幸子 …… YOU (プロファイラー、警部補) 瀬川すみれ …… 大地真央 (捜査七課・課長、警視) 神藤勇蔵 …… 佐野史郎 (刑事部部長・警視長) 東野和也 …… 市川知宏 (捜査第一課・警部、係長) 黒田吾朗 …… 木本武宏 (捜査第一課・) 北条光佑 …… 平山浩行 (捜査一課・課長、警視正) 河井百合子 …… 高橋惠子 (霞ヶ関警視庁病院・心療内科) 菊池謙人 …… DAIGO (フリージャーナリスト) 幼少期の渚 …… 阪口雫 (20年前) 幼少期の菊池 …… 小林喜日 (20年前) 矢野 …… 佐野元哉 (捜査官・逆探知・IT) 斉藤洋文 …… 武藤賢人 (捜査官) 竹本 …… 松本勝 (捜査官・IT、防犯カメラチェック) 谷 …… 大谷幸広 (捜査官) 平田 …… 平�髏l 来宮悟 …… 杉浦文紀 (渚の父・警察官) 池内秀雄 …… 堀部圭亮 (バイオリニスト) 郷田篤則 …… 淵上泰史 (33歳、会社員、婦女暴行魔) 岸谷安奈 …… 小篠恵奈 (暴行被害者の一人) 服部 …… ラサール石井 (医者) 栗田康人 …… 伊藤正之 (被害者の父) 池内美咲 …… 樋口柚子 (フルート奏者) 林原 …… 植木祥平 (立原和美の婚約者) 池内恵美 …… 響野夏子 (美咲の母) 栗田さゆり …… 手塚真生 (被害者、CA) 藤井恒久(アナ)