IQ246 〜華麗なる事件簿〜 (2016年10月期・TBS・日曜21時枠) 脚本：泉澤陽子、栗本志津香、原涼子 プロデュース：植田博樹 演出：木村ひさし、坪井敏雄、韓哲 http://www.tbs.co.jp/IQ246/ 第1話 天才貴族が汚れたクリエイターの完全犯罪を突き崩す -------------------------------------------------------- 北鎌倉に住む法門寺。そこに奏子が尋ねる。 使用人の淀はどちらさまなのかと問う。 3日前。上司は奏子に対して異動が出たとし、捜査一課だと言わ れる。 2日前。豊臣は奏子に対して君が新しい護衛係だとし勤務地は 北鎌倉だという。 前任者・愛川美里の部屋に通される奏子。そこに賢正がやって くると奏子は彼を護衛するのかと思ったが、彼は執事だという。 そんな中寧々は大変だとして、部屋がもぬけの殻だと語る。 駐車場で女性が殺される事件は発生する。 種子は被害者はホステスで行きつけのホストともめ事で殺された のではないかと山田に語る。ホストクラブの名刺も入っていた。 しかしそこに法門寺がやってくると、被害者は美容形成外科医 で独身、揉めて殺されたように偽装されているだけだという。 爪の付け根のネイルチップからも分かるとし、血の皺を見る限り は30代後半だろうと。肌の張りから見て定期的にヒアルロン酸 を注入していること。犯人は整形に失敗した被害者なのか。 被害者は鎖骨下動脈から心臓に至るまでアイスピック状のもので 貫いていると指摘する。犯人は外科医だろうとし防御創がない こと。そして犯人は女性であり表面上は仲が良かったであろう ことを指摘する。山田は一別しただけであれだけ分かるのは変 だとすると、法門寺は山田のことを指摘する。ハーバードを出た だけで頭が良いと勘違いしていて相棒をバカだと思っていること。 ダンス経験が有る。30歳過ぎてカレッジグッズを使っているのが そのせいでプライドが高く周囲を見下しているという。今市の こともプロファイルすると男性コンプレックスが有り、子供の頃 貧乏で金持ちに対する嫌悪感を持ち、広島主神でカープファン。 好きな映画は「仁義なき戦い」だという。 -------------------------------------------------------- 洞察力の鋭さとか知識力の豊富さなど、今時の海外ドラマ系捜査官 もののドラマ。ベースはやはりイギリスでヒットした シャーロックホームズをイメージしてのことで、金が有って 血統が優れていて・・って感じのネタ。 シャーロックホームズは数多くつくられど、アメリカ版のホームズ 「エレメンタリー」っぽいかな。 ただ織田裕二さん演じる法門寺は、キャラクターを作っているので 何処か「古畑任三郎」っぽい。それに「相棒」の右京さんっぽいところ をミックスした感じで、最初から決めていました!(c)ねるとん紅鯨団 って感じで捜査の着眼点が本人の中では容疑者像を絞っての行動を 行っているところなどは如何にもそれらしい。 90年代のドラマ好きには何と言っても、織田裕二&石黒賢の対決って ことで「振り返れば奴がいる」だ。 以上のことを考えると脚本家は相当三谷幸喜さんファンではなかろう かと(笑) 二つの事件を面白く組み合わせた格好で、アリバイのトリックが有っ たり、また花屋でしか協力し得ないものの証拠として特殊な花粉 などが組み合わさったりして面白く見ることが出来た。 ロッカーの指紋など完璧な犯罪現場の再現というのは難しいことを 感じさせるし、誰かが犯罪者として手引きをしなければこんなことに はならなかったのではないかというスイッチみたいなものも感じ させる。 これだけ天才なら裏で手を引いている人物もすぐに分かりそうだ。 問題は警察官としてのプライドから彼を排除する動きがありそうな ところか。 この辺は「相棒」の特命係右京さん的ところかも知れないね。 気になるのは土屋太鳳さん、全く目立ってません(笑) 居ても無意味という害がなさ過ぎる存在感薄いキャラクターだな。 法門寺沙羅駆 …… 織田裕二 (「学究派」の法門寺家IQ246) 和藤奏子 …… 土屋太鳳 (警視庁捜査一課の新人刑事。護衛役) 89代目賢正 …… ディーン・フジオカ (法門寺家に仕える執事の89代目) 森本朋美 …… 中谷美紀 (法医学専門医・監察医) 警視庁 山田次郎 …… 宮尾俊太郎 (警視庁捜査一課の刑事) 今市種子 …… 真飛聖 (警視庁捜査一課の刑事。山田とコンビ) 棚田文六 …… 篠井英介 (警視総監。88代目) 88代目賢丈 …… 寺島進 (法門寺家88代目執事) 法門寺瞳 …… 新川優愛 (沙羅駆の異母妹) 足利尊氏 …… 矢野聖人 (森本朋美のアシスタント) 豊臣英吉 …… 佐伯新 (課長) 淀 …… 寧々 …… 佐藤弓子、信江勇 早乙女 伸 …… 石黒賢 (CMクリエイティブディレクター) 桜庭 彬子 …… 伊藤かずえ (社長夫人) 桜庭社長 …… 佐戸井けん太 (サクラバウェア社長) 草野 キクエ …… 加藤貴子 (花屋) 鈴木 なつ実 …… 広澤草 (伸の部下、愛人) 佐藤秀子 宮島暢比呂 大山千恵子 星田英利、渡辺舞、みかん、小山マチコ ピーチキスけん、柴田次郎、服部紗弥、メイ・イズモト、土田嘉男 加村真美、タカノハシ・アキラ、川合千里、加藤裕、安竜うらら 河嶋はるか、池田祥一、香月美慧、幸、小林まきこ、金山穂乃花 木村文香、のっぴ