IQ246 〜華麗なる事件簿〜
(2016年10月期・TBS・日曜21時枠)

脚本:泉澤陽子、栗本志津香、原涼子
プロデュース:植田博樹
演出:木村ひさし、坪井敏雄、韓哲

http://www.tbs.co.jp/IQ246/





第6話 才能買う画家が描く殺しの絵
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画商に自分の絵画を売り込みに行く売れない画家の笠原壮一。
しかしまるで売れず、ギャラリーに置くためのスペースにも金
が必要だと言われ屈辱的なことを言われる。

奏子は法門寺の元に行くと何を読んでいるのか尋ねる。
アンジェリーナ・ジョリーの次回作だとして、投資家から投資
に値するものかどうかの鑑定を頼まれているという。
奏子はその現実にショック。
瞳はカード占いに凝って居た。その瞳はもうすぐ現れますという
発言を突然行う。奏子は自分に恋人が・・というが、兄さまに
だという。法門寺はそんなカード占いなど、数字は簡単に操れる
ものだとして突然奏子の前でトリックを見せる。
奏子のことはお見通しだとばかりに、君の読む本はせいぜい
スポーツ新聞程度だろうと。しかし奏子はスポーツ誌は世の中の
興味とリンクしているのだと語る。
法門寺は軽く目を通すと、その中に殺す価値のない遺体の記事が
掲載されていることに気がつく。被害者は鈴木守。事件発生から
3週間が経過していて、現場の橋の下の封鎖も解除されていた。
死因は撲殺。近くに有ったブロックは破片に血痕が残っていて
それが凶器と断定されていた。指紋はなく死亡推定時刻は当日
の20時から22時だとされる。警察は通り魔として捜査しているという。
室内を調べると、部屋には総額300万円以上するフィギュアが
飾られていた。被害者が働いていた弁当工場の年収に近い額だ
という。
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マリアTの正体がいよいよ明らかになる・・って感じだけど、
ドラマみて居た人ならほぼ8割近くは馬鹿っぽい発言している
朋美が怪しいと思っていたことだろうけど、ここで朋美がマリ
アTだと問題が有るので、裏の裏をついて単純に助けに来たで
良いんじゃないのかと。

兄弟の葛藤。
金を巡る争い、そして妻を巡る争い。
月9の「カインとアベル」で平幹次朗さんが出演していただけに
このシナリオが妙に偶然とはいえ怖いところが有る。

このドラマ、やはりシャーロックホームズ系のドラマ中でも
海外ドラマ「エレメンタリー」に出てくるホームズに類似して
いる主人公像だけど、鋭い視線だと思いつつも、海外ドラマで
更に鋭い視線で分析・理詰めしていく内容が多いので、どうにも
最後は告白させないと結局証明出来ないみたいな流れは少々
お粗末さも含んでいる。

携帯電話でのアリバイトリックとか兄が持っていた宝くじが
そもそも人を殺して奪ったものとか、似たもの兄弟で怖い家系だ。

携帯で笑い携帯に無く。
絵は認められたけど結局最も欲しいものは何だったのか。
殺人犯となったことで絵は更に評価されていきそうで怖い。

TBSはこの手の小ネタで攻めるドラマというのが多いな。


法門寺沙羅駆 …… 織田裕二 (「学究派」の法門寺家IQ246)
和藤奏子 …… 土屋太鳳 (警視庁捜査一課の新人刑事。護衛役)
89代目賢正 …… ディーン・フジオカ (法門寺家に仕える執事の89代目)
森本朋美 …… 中谷美紀 (法医学専門医・監察医)

警視庁
山田次郎 …… 宮尾俊太郎 (警視庁捜査一課の刑事)
今市種子 …… 真飛聖 (警視庁捜査一課の刑事。山田とコンビ)
棚田文六 …… 篠井英介 (警視総監。88代目)
88代目賢丈 …… 寺島進 (法門寺家88代目執事)
法門寺瞳 …… 新川優愛 (沙羅駆の異母妹)
足利尊氏 …… 矢野聖人 (森本朋美のアシスタント)
豊臣英吉 …… 佐伯新 (課長)
淀 …… 佐藤弓子 (法門寺家のお手伝い)
寧々 …… 信江勇 (法門寺家のお手伝い)

笠原壮一 …… 平岳大 (長男、画家)
鈴木守 …… 今野浩喜 (宝くじが当たる、コレクター)
笠原亮次 …… 和田聰宏 (次男、証券会社、借金)
笠原葵 …… MEGUMI (亮次の妻、離婚調停中)

入月謙一、三好博道、西沢仁太、夏川加奈子、長嶋弘和、清水一彰
神田朝香



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