いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう (2016年1月期・フジTV・月曜21時枠) 脚本：坂元裕二 プロデュース：村瀬健 演出：並木道子　石井祐介　��野舞 http://www.fujitv.co.jp/itsu_koi/index.html 第3話 突然のキス…一番幸せな日 -------------------------------------------------------- 木穂子は服を買いキッチン道具を購入する。 練の元に行くと今日大きなプレゼンが有って私の出した企画が 通った事を語る。木穂ちゃんが作ったCMが流れたりするのかと すると練は凄いと喜ぶ。練の部屋は完全に木穂子色に染まって いた。練は何か作るよと語る。 音と朝陽は園田好子の介護をする。 仕事が終わった後、朝陽は音に本社から派遣されてここで働く ことになったと挨拶する。神戸は朝陽に対して園田のケアは 必要無いとし更新料が滞っているので退去してもらうのだという。 音は帰宅する際に練と木穂が歩いているのを見て挨拶する。 犬の人だとして音を紹介、そして木穂のことを付き合っている 人だと語る。木穂はバス停に居る際に音に対してああいう紹介 をしなくても良かったのに・・と語る。もうそういうのは 辞めようとして、最初は自分たちは上手くいかずに寂しさを 埋めることが有ったが、今はもうオレだけを見てくれないかと して付き合おうと語る。練はマジメだとして気持ちは嬉しいと 語るが返事は避けてタクシーで帰宅する。 静恵は音に対して練の彼女のことを聞く。片思いも50年経てば 宝物になるという静恵だが彼女に付いた優しいウソだった。 小夏と晴太はオープンカフェでお茶していると、小夏は自分は おしゃれ番長だと言われていたのだという。そんな中晴太の 元に三人の女性が声を掛けてくる。もうかるバイトにまた呼んで という彼女たち。今度連絡すると語る。東京には小夏ちゃんレベル は普通にいるでしょと語る。儲かるバイトって何なのかと問うと 小夏ちゃんはダメだという。練くんに怒られると。小夏は髪の毛 やファッションを都会風にするが、値段が高かった。そんな スタイルを手放したくないと語る。 -------------------------------------------------------- 音と練は互いに再会を果たすが、練には彼女が居る事を知り ショックを受ける。 練の優しさに甘えている木穂子は自分を偽り練と接触するも 彼はストレートでぶつかってくるのを目にして、自分も向き 合うために行動を起こしていく。 音と練の二人が結ばれるのが最終形だと思うのだけど、 現在の状況から抜け出せないであろう状況が数多く仕込まれて いて、決して二人が一緒になることが容易ではないということ が描かれている。 音と練が一緒に居るときが一番しっくりと来る関係だし、似たもの 同士で心を通わせることが出来るのに、互いに必要としている のは金であったり、愛情で有ったりとなかなか気難しい要素が シナリオを複雑にさせている。 小夏という人物まで登場させることで、分不相応というか自分に 無理して背伸びした結果、みんなが不幸に陥っているところが あるし、背伸び出来ずに逆に押しつけられている人物もいるという ことで千差万別。 朝陽が急に良い人になったなと思ったし、ようやく井吹家の家庭 の事情も描かれて、彼の苦悩なんかも見え隠れしているけれど、 練が木穂子と音の関係に揺れているのと同様に、音もまた朝陽の 優しさに触れることで、良い受け皿になってしまいそうだけど、 そこには本当の愛情とは違う者があるということに気がついて いくのかどうか。 日向が日陰の存在だったという事実。朝陽もまた名前とは逆の 状況にある事を考えると、名前に込められた意味合いは相当今後 共に大きな者として扱われていきそうだ。 一番の謎は晴太と練の繋がりかな。 音と練のピアノコンサートを外で聞く流れはなかなかよく演出されて いたね。 東京タワーとスカイツリーの話なんかも懐かしいけれど、いやでも 2011年のことに引き戻されるような話の流れが有り、やはり震災が 近づいているようで怖いです。 杉原音 …… 有村架純 (シングルの母を失い北海道へ、関西弁) 曽田練 …… 高良健吾 (運送会社"柿谷運送") 日向木穂子 …… 高畑充希 (広告代理店勤務、練の彼女?) 井吹朝陽 …… 西島隆弘 (チャラ男) 市村小夏 …… 森川葵 (練の後輩、デザイナー目指して上京) 中條晴太 …… 坂口健太郎 (練の友達、流浪の旅) 神部正平 …… 浦井健治 (大手介護施設"春寿の杜") 井吹和馬 …… 福士誠治 ("春寿の杜") 加持登 …… 森岡龍 (運送会社"柿谷運送") 船川玲美 …… 永野芽郁 ("春寿の杜"、彼氏がいる) 丸山朋子 …… 桜井ユキ ("春寿の杜"、音の先輩) 源大輔 …… 我善導 ("春寿の杜") 西野美織 …… 林田岬優 ("春寿の杜") 白井篤史 …… 安田顕 (北海道・八羽根町・地元の名士) 林田知恵 …… 大谷直子 (音の養母) 曽田健二 …… 田中泯 (練を育てあげる、祖父、福島) 林田雅彦 …… 柄本明 (音の養父) 佐引穣次 …… 高橋一生 (運送会社"柿谷運送"、金髪) 神谷嘉美 …… 松田美由紀 (運送会社"柿谷運送"社長) 井吹征二郎 …… 小日向文世 (介護事業、富豪) 仙道静恵 …… 八千草薫 (練の良き理解者) 泉里香、森郁月、向里憂香、小貫加恵、宇賀神亮介、笠木泉 増田具佑、鐘ヶ江佳太、スワベック・コバレフスキ、菅谷和礼 吉谷絵莉子