いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう (2016年1月期・フジTV・月曜21時枠) 脚本：坂元裕二 プロデュース：村瀬健 演出：並木道子　石井祐介　��野舞 http://www.fujitv.co.jp/itsu_koi/index.html 第4話 あなたを好きになりました -------------------------------------------------------- 静恵からルス中の庭を頼むと言われる練。 木穂子の入院した病院に行くと退院を祝う。彼女は練から本気で 付き合わないかと言われ、不倫を辞めた際に男に突き落とされ、 怪我していたが、退院後は暫く木穂子は実家に帰ろうとしていた。 暫く会えなくなるし顔を見て起きたかったという練。 あんな長いメールを送られ引いた?この女ウソばかりで怒った? ちょっと重いから別れたいと思った?と問われ、木穂子は無理に 練の手を挙げさせようとするがそれを止めると、 「木穂ちゃんは木穂ちゃんです」と語る。もうあの人には会わ ないとし、くっついて良い?と言われてハグされる。 もうダメかと思ったという木穂子は普通の恋人同士になれるわ よねと語る。 音と玲美は給料日で浮かれていた。 音は何に金を使うのかと問われる。音は現金書留で育ての親の 林田家に金を送る。 帰りがけにたこやきを買う音。 バスで帰宅すると練とは同じバスに居合わせる。 女性が下りる際に音とぶつかりしかも彼女を手にしていたたこ焼 きは蹴飛ばす形でバスの下に落ちてしまう。拾おうとするが 無情にもバスは出発する。 バスを下りる二人。練に対して音はこの間のこと、怒っています よねと語るが練は何も言えずに立ち去る。そして携帯の写真も 消すのだった。 音は仕事に精を出す。朝陽はシフトの入れすぎじゃないかと して音の体調を気にする。 一方仕事をしていた練は引っ越しの作業中に客の時計を盗もう としているのを知り練は止める。 嘉美から社員へ給料を渡されるが、不況だということで金を 引かれていた。 -------------------------------------------------------- 色んな人が練の優しさ・魅力に対して好きになっていく中、 それぞれが心に問題を抱えたものやそんな境遇にある女性たちを 練は放って置くことが出来なかった。 音のことを好きだとするが、今の練には木穂子がいる為に どうしても別れなければならなかった。最後の晩餐とばかり に二人で静恵さんの家に行きタコヤキを食べ、告白だと告白しつつ、 練は故郷の猪苗代湖のことを話すのだった。 このドラマ確実に震災に向かっているハズなのに、安易に現在の日付 を提示するようなことはしないのね。 大抵の安っぽいドラマだと、必要も無いのに事件までXX時間なんて 時間的数字を克明に提示するのに・・。 ただ給料日だとすれば大体の日数は分かるし、色々と細かく見て居ると ドラマの中に数字は刷り込まれている訳で、そういう意味では 2011年3月11日に向けた流れが着実に進行している。 それぞれの女性のことを愛してくれている人が居るのに、みんな 一人の男性を愛する。その一途さもさながら、その辺の恋愛的構図 は他の恋愛ドラマと何ら変わらない。そんな女性を見守る男性たち が振られた後の彼女たちのケアに当たったり、自分のことを選んで もらう為にアピールする姿に心が揺らいでいくのかどうか。 東京は地方にとっては給料もよく夢を追いかけられる場所だと思って いるが、実際には夢は夢だと諦めさせられる場所。 地方から出てきた女性がモデル事務所というだけで、魅力を感じて 付いていってしまうところなど、安易な行動が目立つけれど、それを 見守ってくれる人が居て助けてくれる人までいるのだから幸せな方だ と思う。 練が電車に乗らなくなった理由と同様に今回はバスの中でも同様の事が 起きてしまった。赤ちゃんが泣くのは当たり前のことだろうと発言する のが若者で有ったことが唯一救われる点か。しかし赤ちゃんを夜に 連れて帰らねばならないとする背景にはやはり女性の社会進出と共に 発生している育児の問題なんかも提示されて、少子化の問題は社会整備 云々以前に人の意識が変わらないといけないんだなと思わせる。 晴太という人物は結局何をしているのだろうか? 佐引役の高橋さんとか、ちょっと神経質っぽい表情をしているので こういう腐った役を演じるととても合うね。 朝陽など父親に意見したけれど、問題外だと一蹴された。 成功者はなかなか結果を出していない人の意見など耳を貸さないと いうことなのか。 いずれの人物も親子関係に普通とは違う歪なものが有る為におかしく なっているけれど、それを補うためにも横の繋がりなんかは 上手く立ち回って欲しい気がするが・・・ そういえば八千草さんはインフルエンザにかかってしまったということで、 数日前に舞台降板の話が出ていたけれど、体調は大丈夫なのかな。 それで今回は旅したことになっているのか・・・ 見た目85歳とは思えないけど、年齢を重ねてからのインフルエンザは危険 だよなぁ。 杉原音 …… 有村架純 (シングルの母を失い北海道へ、関西弁) 曽田練 …… 高良健吾 (運送会社"柿谷運送") 日向木穂子 …… 高畑充希 (広告代理店勤務、練の彼女?) 井吹朝陽 …… 西島隆弘 (リハビリ療法士) 市村小夏 …… 森川葵 (練の後輩、デザイナー目指して上京) 中條晴太 …… 坂口健太郎 (練の友達、流浪の旅) 神部正平 …… 浦井健治 (大手介護施設"春寿の杜") 井吹和馬 …… 福士誠治 ("春寿の杜") 加持登 …… 森岡龍 (運送会社"柿谷運送") 船川玲美 …… 永野芽郁 ("春寿の杜"、彼氏がいる) 丸山朋子 …… 桜井ユキ ("春寿の杜"、音の先輩) 源大輔 …… 我善導 ("春寿の杜") 西野美織 …… 林田岬優 ("春寿の杜") 白井篤史 …… 安田顕 (北海道・八羽根町・地元の名士) 林田知恵 …… 大谷直子 (音の養母) 曽田健二 …… 田中泯 (練を育てあげる、祖父、福島) 林田雅彦 …… 柄本明 (音の養父) 佐引穣次 …… 高橋一生 (運送会社"柿谷運送"、金髪) 神谷嘉美 …… 松田美由紀 (運送会社"柿谷運送"社長) 井吹征二郎 …… 小日向文世 (介護事業、富豪) 仙道静恵 …… 八千草薫 (練の良き理解者) 貴子 …… 西山繭子 (龍太郎の母) 岩村健一 …… 小松利昌 (モデルの事務所、ヤクザ系) 赤ちゃん連れの母 …… 佐藤みゆき 大竹浩一、森田ガンツ 水野智則、今村有希、白石タダシ、クラ、大鶴佐助 百瀬朔、坂田鉄平、原子内梨真、庵原匠悟、堀内充治 滝沢めぐみ、増田具佑、鐘ヶ江佳太、菅谷和礼、吉谷絵莉子