ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 原作 - 内藤了『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』シリーズ 脚本 - 古家和尚 音楽 - 菅野祐悟 主題歌 - ［Alexandros］「Swan」 プロデューサー - 河西秀幸、萩原崇、石田麻衣 演出 - 白木啓一郎 http://www.ktv.jp/on/index.html 第1話 衝撃猟奇犯罪ミステリーが２時間ＳＰで今夜開幕新人刑事が殺人者へ の探究心で難事件を暴く型破り捜査班＆最高に危ないヒロイン誕生 -------------------------------------------------------- 女性は殺人の現場にいく。少女が殺されていて、女性はナイフ を手にしていた。藤堂比奈子は血を舐めようとする・・七味を かけて。 H23年8月江東区団地内アパートで少女の遺体が発見される。 口内にはあめ玉38個が詰められ手足は床に釘で打ち付けられて 固定されていた。鋭利な刃物で生きたまま胸部から下腹部まで 切り裂かれているという。 比奈子は出庁する。スイッチをオンと呟く。 川村、加藤、そして片山は東海林泰久に対して停まれと語る。 上手く逃げるがついに追いつめられる。片岡に腹を殴られる 東海林。みんな捜査一課の刑事だったが東海林だけは班が違って いた。勝手に他の班の捜査に首を突っ込むなという警告だった。 強盗殺人・郷田雄三容疑者の足取りが掴めていなかった。 事件発生から3日目。 厚田班の厚田巌夫、倉島敬一郎、清水良信、藤堂比奈子。 清水は俺たちも応援した方が良いのではないかというが、ウチは 待機班だとして厚田は止める。 比奈子は休憩していると交通課で同期の鈴木仁美がやってくる。 またココアを飲んでいるのかとし、更に比奈子はその中に 八幡屋磯五郎と書かれた七味を入れていた。私の出身まの長野 の味だという。仁美は比奈子に今度の金曜日に合コンに来ない かと誘う。月に3回はやらないと・・という仁美。比奈子はあまり 知らない人にばかり遭えばストーカー被害に遭うわよと忠告 するが、私はいつも最初から警察官だと話すので問題がないと いう。比奈子は合コンとか苦手だと語り、それに現在未解決事件 を抱えている事を告げる。 一方片岡班たちが東海林を連れて来ると、いい加減にするよう 告げる。待機班がしゃしゃり出るなというが、なかなか捜査が 進展出来ないので手伝っていたという。東海林はマリアってクラブ をマークした方が良いとし、その店のナオミというホステスと 容疑者の郷田は仲が良いのだという。彼は非合法の情報屋を 使っているということが知られていた。 そんな中、ピューマ急便の男が遺体を発見する。 八王子の自宅で見つかった宮原秋雄という男性。するとその名前を 聞くと比奈子はS59年6月あきる野市生まれ、ストーカーと強制わいせつ 容疑で三度の検挙歴が有りH23年の6月、H22年の5月、h24年の 事件だという。私は過去10年分の都内の未解決事件と性犯罪事件 のリストを全部頭に入れているという。通報者はピューマ急便ですか? と問うとよく分かったなと厚田。彼女も一緒に来いと告げ、面白い 特技だなと語る。 -------------------------------------------------------- 殺人事件が発生する中、警視庁の捜査一課の比奈子は記憶力 の良さから過去10年の未解決事件のことが頭に入っていた。 そんな中次々と事件が発生する。強制わいせつ容疑を三度かけられ たことのある宮原秋雄、更にその宮原によって強姦未遂に有った 宇田川早苗の自殺。そして柏木啓治の自殺・・。 そんな中、比奈子の同僚の仁美が新宿の重森公園近くで撲殺され て発見される。同様の事件として6年前に墨田区で起きた川西知子 の事件が浮かび上がる。 幼児期の虐待問題が今回は事件の引き金になっていたけど、 基本的にドラマとして「脳」とか「脳神経」というものに着眼点 を置いたドラマとして描かれている。 人を殺せば当然嫌悪感、不快感が発生するハズなのに、快楽を 示す物質が出てくる人たちがいること。犯人の男性が虐待されて いたので分かるにしても、比奈子が笑ってしまう理由の中には、 単なる「興味深い」事件ということが影響しているのかな。 基本的に警察官になるには性格・精神検査みたいなテストを受けて いるのだろうけど、なんだかみんな捜査官には過去に事件を経験 していたり、身内の死によって人生を狂わされて何処か感情表現が おかしい人で溢れている感じかな。 記憶力など捜査官の中にちょっとしたスキルがあるとドラマは面白く なる傾向にあるけど、比奈子は記憶力が優れている。 日本の捜査がもう少し電子化されていて、アメリカのドラマのように コンピュータでピピピっと出てくる様だとこういうスキルを持つ人 の立場も無くなりそうだけど、そういうリアルタイムで日本の捜査官 がコンピュータ捜査とコラボして対応に当たるケースってないからね。 幾つかの特異ケースが扱われた。 現実的な事件としては仁美が早くも血祭りに上げられてしまった格好 で、もう少し麻里子様の活躍する姿を見たかった。どうも篠田麻里子 さんにまつわる芸能界の扱いの悪さが目立つし、報道も悪意に満ちた ものが多いのだけど、何なんでしょうか(笑) 正直比奈子さんのちょっとした気晴らしの雑談の中で会話する相手 としては仁美はもってこいのキャラクターだった。正直それ以外の 人で魅力的女子が居ないんだよな。 メンタルクリニックが洗脳していて怪しそうだし、かつて 「無痛〜診える眼〜」の無痛治療を考えていた医師と同じくして、 このメンタルクリニックでは犯罪者に自殺するようなことを誘導する 流れが有ったりするのかな。 過去の事件との結びつけ方だったり、流れの作り方は特に違和感も 無かったので、シナリオ自体も楽しめそうだ。 藤堂比奈子 …… 波瑠 (警視庁・捜査一課・厚田班) 東海林泰久 …… 横山裕 (警視庁・捜査一課・厚田班) 倉島敬一郎 …… 要潤 (警視庁・捜査一課・厚田班) 片岡啓造 …… 高橋努 (警視庁・捜査一課・片岡班) 清水良信 …… 百瀬朔 (警視庁・捜査一課・厚田班) 月岡真紀 …… 佐藤玲 (鑑識) 中島保 …… 林遣都 (ハヤサカメンタルクリニック) 三木健 …… 斉藤慎二 (鑑識) 鈴木仁美 …… 篠田麻里子 (交通課) 藤川 …… 不破万作 (情報屋) 西蓮寺麗華 …… 伊藤麻実子 (萌オさまカフェ) きらり …… 松本穂香 (萌オさまカフェ) 藤堂香織 …… 奥貫薫 (比奈子の母) 早坂雅臣 …… 光石研 (ハヤサカメンタルクリニック) 石上妙子 …… 原田美枝子 (帝都大医学部・監察医) 厚田巌夫 …… 渡部篤郎 (警視庁・捜査一課・厚田班) 川村浩二 …… 松川尚瑠輝 (警視庁・捜査一課・片岡班) 加藤 …… 是近敦之 (警視庁・捜査一課・片岡班) 斉藤文隆 …… 山中崇 (宇田川早苗の元婚約者、アプリ開発) 宮原秋雄 …… 清水優 (被害者) 小林翔太 …… 三浦貴大 (犯人、"大友") 朝倉伸二、永井若葉、藤澤遥、松永麻里、平子悟、真鍋杏奈、上地慶 新富重夫、柏原優美、真山朔、権藤昌弘、相馬眞太、稲垣希 深田宇祐、田鍋梨々鼻、古澤実