ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 (2016年7月期・フジTV・火曜21時枠) 原作 - 内藤了『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』シリーズ 脚本 - 古家和尚 音楽 - 菅野祐悟 主題歌 - ［Alexandros］「Swan」 プロデューサー - 河西秀幸、萩原崇、石田麻衣 演出 - 白木啓一郎 http://www.ktv.jp/on/index.html 第4話 ＭＥＭＯＲＹ -------------------------------------------------------- 廃墟の4人の遺体。遙香は雨合羽の幽霊が屋敷にいたと語る。 中島は分析した結果、犯人は女性だと報告。それを受け取る 前に比奈子は佐和と共に佐藤都夜に捕まってしまう。彼女は 人肌や人体パーツを切り取っていた。比奈子の肌も採ろうか としてハサミを近づけるが、彼女はまるで怯えた様子もなく 取れるならどうぞと語る。人を観察する目がムカツクという 都夜だが、勢いでやると後が面倒になるとして自制する。 澄香のようにかと問うと、彼女はウチの店の常連客でキレイだ ったが、性格は最悪で三流モデルのクセに見下す態度をして いたという。最初は殺して幽霊屋敷に捨てるだけのつもりだっ たが、遺体にドレスを着せたら気が変わったという。 綺麗な腕を遺体と一緒に腐らせること。永山は元々澄香のスト ーカーだったが、視線を佐和に向けたという。私も彼女に 負けない程にキレイだったが、人間関係の縺れで仕事を辞めた というのはウソで理由はこれだという。ストーカーに硫酸を かけられたのだという。 東海林は比奈子が居ないことに気がついていた。 厚田は遙香の身体から睡眠薬が検出されたことを聞く。 片岡は犯人が分かったと語る。 比奈子は都夜に対してあなたは醜いと語る。他人の肌の皮を 剥いでなんとかなると思っている考えのことだとし、完全な 自由になんてなれる訳がないと。 比奈子はその狂気のスイッチが入ったきっかけはいつなのかと 問う。生まれ付きなのか、初めて人を殺した時なのか、夢を絶た れた時なのか・・と。そんな中都夜は佐和は襲いはじめて比奈子 にも刃を向ける。比奈子は会話している間にロープを外して隠し 持っていたナイフで刺し殺すべきかと悩んでいたところ、東海林 たちが助けに入ってくるのだった。 -------------------------------------------------------- 毎度、藤川に金を払って情報を聞く捜査を違法捜査だと 語っているけど、何が違法なのかまるで分からない。刑事が 協力金として情報提供者に経費として支払うことは現実にある 訳だし、東海林が特別悪いことをしている印象がまるでないのに 何故かダークな刑事という印象を植え付け過ぎている。 確かにスタンドプレイさは有るのかも知れないけど・・ 殺人を犯した犯罪者への被害者遺族の感情がテーマにもなって おり、正当に裁かれることのない犯罪者の事情とか、被害者の 心情をまるで理解しようとしない犯罪者に対して制裁を加えたい 遺族の心情を代弁するかのようにして、裁く為の方法論を提示 している。 更に広義に捉えていくと、そんな犯罪者が安易な犯罪に走らない ような抑止力としての効力に期待しての実験的行動が背景にある のではないかとして、腫瘍を意図的に発生させることが出来る人物 探しというのが最終的には描かれて行くのかな。 今回は特異な感情を持つものたちの過去が描かれ、その中でも とりわけ東海林の事情が描かれ、今後東海林の妹が殺されることに なった元の事件の犯罪者にクローズアップされていきそうで、 最終的には上述する殺人には死を・・という報復論的なことが メインとなりそうだ。 それが出来ることの条件は犯罪者と接点を持つ者と犯罪者の情報 に精通している人物なので自然と対象は絞れていきそうだ。 今期のドラマはどれもつまらないので、このドラマがまだ面白い 方だと言わざるを得ないところが有るけど、なんか先の展開も ある程度予測出来るし、脳とか感情の問題を取り上げるには少々 物足りないかな。 これなら「無痛〜診える眼〜」の方が面白かった。 藤堂比奈子 …… 波瑠 (警視庁・捜査一課・厚田班) 東海林泰久 …… 横山裕 (警視庁・捜査一課・厚田班) 倉島敬一郎 …… 要潤 (警視庁・捜査一課・厚田班) 片岡啓造 …… 高橋努 (警視庁・捜査一課・片岡班) 清水良信 …… 百瀬朔 (警視庁・捜査一課・厚田班) 月岡真紀 …… 佐藤玲 (鑑識) 中島保 …… 林遣都 (ハヤサカメンタルクリニック) 三木健 …… 斉藤慎二 (鑑識) 鈴木仁美 …… 篠田麻里子 (交通課) 藤川 …… 不破万作 (情報屋) 西蓮寺麗華 …… 伊藤麻実子 (萌オさまカフェ) きらり …… 松本穂香 (萌オさまカフェ) 藤堂香織 …… 奥貫薫 (比奈子の母) 早坂雅臣 …… 光石研 (ハヤサカメンタルクリニック) 石上妙子 …… 原田美枝子 (帝都大医学部・監察医) 厚田巌夫 …… 渡部篤郎 (警視庁・捜査一課・厚田班) 川村浩二 …… 松川尚瑠輝 (警視庁・捜査一課・片岡班) 加藤 …… 是近敦之 (警視庁・捜査一課・片岡班) 幼少期の比奈子 …… 藤澤遥 小林翔太 …… 三浦貴大 (25歳、犯人、"大友"、新宿東署留置場にて) 宮原秋雄 …… 清水優 (32歳、犯人) 鮫島鉄雄 …… (46歳、犯人) 柏木啓治 …… (32歳、犯人) 壬生 …… 利重剛 (東京拘置所・刑務官) 佐藤都夜 …… 佐々木希 (クリーニング店) 吉田遙香 …… 住田萌乃 (7歳、娘) 吉田佐和 …… 中島亜梨沙 (31歳、バレエ教室、ホステス) 二階堂澄香 …… 小島 みなみ (被害者) 永山宗一郎 …… �｢・ジョンミョン (ストーカー) 深町涼乃 …… 藤波優紀 (被害者) 小松春佳、野中隆光、須間一也、中脇樹人、石原善暢 澤純子、西島巧輔、藤村直樹、岡安譲、杉本なつみ 中島健太郎、佐藤伸之、堀田祥子、渡辺コウジ、逢沢一夏、町田佳代