ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 (2016年7月期・フジTV・火曜21時枠) 原作 - 内藤了『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』シリーズ 脚本 - 古家和尚 音楽 - 菅野祐悟 主題歌 - ［Alexandros］「Swan」 プロデューサー - 河西秀幸、萩原崇、石田麻衣 演出 - 白木啓一郎 http://www.ktv.jp/on/index.html 第5話 猟奇自殺事件の謎…裁かれる罪人 -------------------------------------------------------- あめ玉を口に大量に含んだ女性の遺体が発見される。 厚田は5年前と全く同じ事件だと語る。鑑識の三木も当時と寸分 違わない殺し方で、飴は腹部の傷の中にも詰め込まれているとの こと。手と足に釘で畳に打ち付けられていた。倉島は何か犯人 がアピールしていみたいだとし、自分は模倣犯ではないという ことをと。5年前あめ玉の件はマスコミなどにも伏せている情報 だという清水。比奈子は被害者の手首にリストカットの跡が有る ことに気がつく。猟奇自殺なのか。 遺留品の中に凶器はないという。真紀は持ち物の中に学生証が あるとして、被害者の名前は戸川京香だと語る。 事件の知らせを受けた中島は飴の包み紙を見て苦しんでいた。 比奈子は妙子に現場の外で会う。 自分は死神(石上)と言われているが未成年事件は気が滅入ると 語る。比奈子に一度は自分も結婚したが面倒だったという。 捜査本部で、川村は現場近くの監視カメラ映像を調べて被害者 の足取りを調べる。7/12夜10時15分の映像だった。学習塾が9時 に終わり電車で移動していること。現場からは携帯が持ち去ら れていて、江東区の公衆電話から着信が複数回あるという。 加藤は現場に複数の不審人物の目撃証言が出ている事を語る。 片岡班が現場指揮を行うというと、各自全力で捜査をと。 厚田たちは鑑取りでガイシャの関係先を調べようと。これは 決して通り魔的ではないという。比奈子に対してプロファイル の先生に頼んでくれという東海林。彼らが怪しいのは猟奇自殺 の件であり、そしてその中でも怪しいのは早坂の方だという。 今は殺人事件の方が優先だと語る。5年前の事件の第一発見者が 中島であり彼に頼むことになる。 -------------------------------------------------------- 5年前に殺害された事件と同じくして再び当時を再現する猟奇 殺人が発生する。当時の事件の第一発見者が中島だと知り 驚く比奈子。 メンタルクリニックに久保という男性が訪れ、院長に次の指示 を・・と求めた為に早坂は焦って二人になるが、中島は院長の パソコンから5年前の事件が久保による犯行である事を知る。 中島が過去に提出していた論文、そして壬生からの情報から、 早坂に話を聞きに行くと、この事件の他に5人の猟奇自殺の人物 が全てメンタルクリニックとつながりが有ることに説明を求め ていく。 なんか分かったような分からないような事件でしたね。 それが理論的には可能だったとしても現実的なことなのかよく 分からない。とにかく脳の仕組みが解明されていないということを 利用した作者の想像的産物のようなもので近未来的には可能になる かも知れないようなことや、携帯などによる電磁波が脳に及ぼす 影響の是非を巡って未だに結論のでないようなことを話し合っている ウチにはこういうことも出来るのではないかと思わせるところも 有る。 今回は二つの方法によって二つの流れを整理するような流れが 有った。一つは外部から腫瘍を生み出す電磁波の装置によって猟奇 自殺を作っている点。もう一つはそれとは対照的に潜入という名で 内面的に自殺を誘発するような一種の催眠スイッチを作る流れだった。 殺人を証明出来るかどうかという難しい問題に対して、自分の人生を 狂わせた中島と早坂の師弟対決のような形になった。 早坂が久保を抱えていたのは、広報的活動の意味も含まれていたのだ ろうか。 中島は自分も殺人を行っているのに対して、それが悪い事だとは 思っていない。直接手を下していない分だけ人を殺したという意識 も足りないのだろうけど・・。 問題は比奈子のトウガラシの件は、実はマジシャンが行う ミスディレクションと同じで、本来彼女はトウガラシを入れても 美味しいとは思っていないのだろう。ただ色んな意味で彼女の印象を 反らす為に変な女性だと思わせるところに意味があるようで、そう なってしまった彼女は、殺人には興じていないけど、ある種のサイコ パスのような人物なのではないのかな。 今後どんな形でドラマを構成していくのだろうか。 そもそも逮捕した中島の罪を法廷で証明出来るのかどうか。 藤堂比奈子 …… 波瑠 (警視庁・捜査一課・厚田班) 東海林泰久 …… 横山裕 (警視庁・捜査一課・厚田班) 倉島敬一郎 …… 要潤 (警視庁・捜査一課・厚田班) 片岡啓造 …… 高橋努 (警視庁・捜査一課・片岡班) 清水良信 …… 百瀬朔 (警視庁・捜査一課・厚田班) 月岡真紀 …… 佐藤玲 (鑑識) 中島保 …… 林遣都 (ハヤサカメンタルクリニック) 三木健 …… 斉藤慎二 (鑑識) 鈴木仁美 …… 篠田麻里子 (交通課) 藤川 …… 不破万作 (情報屋) 西蓮寺麗華 …… 伊藤麻実子 (萌オさまカフェ) きらり …… 松本穂香 (萌オさまカフェ) 藤堂香織 …… 奥貫薫 (比奈子の母) 早坂雅臣 …… 光石研 (ハヤサカメンタルクリニック) 石上妙子 …… 原田美枝子 (帝都大医学部・監察医) 厚田巌夫 …… 渡部篤郎 (警視庁・捜査一課・厚田班) 川村浩二 …… 松川尚瑠輝 (警視庁・捜査一課・片岡班) 加藤 …… 是近敦之 (警視庁・捜査一課・片岡班) 幼少期の比奈子 …… 藤澤遥 小林翔太 …… 三浦貴大 (25歳、犯人、"大友"、新宿東署留置場にて) 宮原秋雄 …… 清水優 (32歳、強姦犯人、自宅で死亡) 鮫島鉄雄 …… (46歳、犯人、東京拘置所で自殺) 柏木啓治 …… (32歳、犯人、強迫神経症で治療通院) 壬生 …… 利重剛 (東京拘置所・刑務官) 久保一弥 …… 中村大樹 (5年前の事件) 戸川京香 …… (被害者) 岡林涼子 …… (ハヤサカメンタルクリニック・受付) 野中隆光、堀田勝、小松春佳、鈴木隆仁、米田やすみ 山口勝弘、木村なおみ、田鍋梨々花、宇賀神亮介、町田佳代 龍輝