第8話
美しき殺人鬼が脱走…悪夢の扉開く
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ナイフは故郷の長野で出会った人物からもらったもの。 自分らしく殺せばいいと言われたと比奈子は中島に語る。
高校の非常階段でカラスが多数匹殺されていた。しかしそこに 有ったのはカラスの死体だけでなく人間の体の一部も含まれて
いた。
東海林は比奈子に話を聞く。ずっと殺す機会を探していたのだ
ろうこと。単独で動いていたのは殺すつもりだったのだろうと。 東海林のしたことと何が違うのかと問う。妹の為に犯人を単独で
追いかけて殺そうとしていたこと。本気で分からないのかと問う。 殺人犯に対する怒りが根底に有れば許されるのかと。興味本位
で殺人犯を追いかけているお前と一緒にするなとし、そうなる 前に自分で警察を辞めろという。辞めないなら上司に話すまで
だと言われる。 比奈子は翌日登庁が遅れる事を告げ中島の元にいく。
一方東海林を尾行していた加藤と川村。
あっさりと尾行を見破られる。一体何なのかと問う東海林に片岡 主任の指示だという。
比奈子は中島に警察を辞めれば会いに来られなくなるので挨拶に 来た事を語る。辞めてこれからどうするのか。多くの犯人と接して
自分自身のことが分かったという。殺人の一線を越える可能性が あること。ナイフを持ったままでは正しい答えはでないとし、手放す
べきことを告げるが、私らしさなら仕方が無いという比奈子。
東海林は片岡たちから取り調べを受ける。そこには厚田もいた。 殺された情報屋の藤川の携帯の発着信に2度も東海林の電話番号
が有ったこと。お前も藤川殺しに噛んでいるのではないかと。 藤川の死を喜んでいただろうとすると、彼からは挑発されたのだ
という。だからって死んで欲しいとまでは思っていないという。 信用してもらえないなら逮捕すれば良いという。比奈子は厚田
に退職のことを話そうとするが・・・そんな時小菅の東京拘置所 近くの病院で刑務官が殺されたとし、犯人は拘留されていた未決囚
で逃走中だという。刑務官を殺した未決囚とは佐藤都夜のことだろうと。
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